瀬戸内自転車旅10-向島,岩子島-
2020/10/20
おはようございます。
朝ごはん。
朝からしっかり。穂満旅館、本当にいいな。しまなみの途中の宿はここに決まりって感じ。
さて、出発。
まぁ向島に戻るんですが。
午前中は向島から橋が出ている岩子島へ。
誰もいない厳島神社…。
波の音だけが響く空間、ほんとすき。永遠に波の音と雨上がりの地面の匂いを感じていたい。
途中「メール洋菓子店」に寄り道。
無花果ロール、うまっ!
見た目は地味なお菓子ですが、甘さが控えめで絶品ではないですか。10個食えるぞこれ。サイクリング中のおやつにおすすめ。
これは手土産に喜ばれるやつ~。
さて、昨日お約束したので戻ってきましたよ。「ピッチャーフォークファームズ」
こちらがこの農園を8年前の24歳の時に購入し、経営している若きやり手のトーマスさん。
日本の土地のコンパクトさに惹かれて、20代前半で日本に渡航。英語の先生をそのときから今までずっと続けています。
都市からも近く海の見えるこの土地が気に入り、農園を始めたそうです。すごすぎる。20そこそこで海外に移住する決意、わしにはなかった。いや、今もないぞ…。
こんな場所はなかなかないと言っていました。確かにいい場所です。
農園内を案内してもらいました。
トーマスさんの農園も自然農耕を基本としていますが、草マルチはあまり使っていないそう。
ごちゃっとしてしてしまい歩道がわかりにくくなってしまうのが嫌だそうで、道が分かりやすい様に工夫がされています。
西野さんの農園と比べると整然としています。どちらがいいではなく、好きなやり方でやればいいのが農業。いつかやる自分の畑がどんなものになるのか楽しみかも。
動物も多い。とても豊かだ。
井戸水だけでは足りないときのための雨水のタンク。夏はかなり活躍するみたい。
お昼ごはんを頂きました。
美味しい。
トーマスさんは英語の先生、野菜の販売、農業の公演等をやりながら、ドクター課程で勉強もしているそうです。
農業1本ではしんどいので、色んなことをやって何本も生活の柱を持たないといけないと。
そうですよね。みんなそうやって生きているのです。わかるけど、難しいよね。う~、人生、難しい。
やる気があれば大丈夫とも言ってくれました。最初が一番大事だよと。
今後の旅で自分の理想を具体的に固めて、計画的にスタートしたいです。
食後はお手伝い。
こちらは自然農耕ではなく、きちんと畝を作った販売野菜用の土地。
2年目の土地だそうです。日本は四季がはっきりしているので、やり易いと言っていました。
本日はケールの種を撒きます。
ピッチャーフォークで土を起こし
ならしてから種を撒きます。
水をあげて、ネットをかけます。
これで1時間くらい。
これでも結構疲れました。
農業経験を積んでいかないといけない。今回の旅は課題が沢山みつかりますね…。
なんかもう旅よりも学習の方が多い気がします。
トーマスさんは今週大きな講演を控えている様で大忙し。大変なときにわざわざありがとうございました。
この後は休憩に「ノームズ」へ。
丁度ソイネパンさんが出張販売に来ていたので夕飯用に購入。
ノームズさんの前には「施設図書館 さんさん舎」があります。
学校、職場、家以外の居場所として提供されている無料の地域図書館で、誰でも無料で使うことができます。
こういう場所があると本当に救われると思います。大人も子どもも。逃げ場所って必要。誰でもどうぞっていってもらえるのは本当に嬉しい。
…なんか漫画のセレクションにこだわりを感じます。オタクがいるだろ、絶対。ラインナップが良すぎるぞ。ここに3日くらいいたいんですけど。
あーん。漫画に後ろ髪を引かれながらもキャンプ場へ。結局また岩子島に戻ってきてしまいました。行ったり来たり…。
「オートキャンプ 浜辺の家」
1500円。たけぇよぉ…1000円以外にしてくれぇ…。
でも管理人のおっちゃんは優しいです。まぁいいか…。
テントを張ったら夕日を見に。
地元のおじいちゃんと一緒に。
11月から向島と尾道の間のフェリーで料金回収のお仕事を始めるそうです。また会えるかもしれません。
雑談しながら夕日を眺める。昼と夜の間のこの雰囲気もいいよね。ゆっくりと月の輪郭が輝き出した頃にお開きです。
本日の薪。キャンプ場、わりとフリー薪がある。
さーて久しぶりのキャンプだ!最近はわいわい過ごしてばかりだったので静な夜が恋しかったのだ!
サティ珈琲のドリップとソイネパンのパン、それから焚き火!
うーん。これでよいんですよこれで…っ!
対人ポイントがマイナスになっていた事に気がつきました。そんなに交流するタイプではないんですよ、本来の性格は。
やはり定期的にひとりにならねば…。具体的には ひとり:わいわい=2:1 位が理想なのですが…。最近は頑張りすぎたんだ…。
あー。本当に落ち着く。波の音、細い月、ラジオ、焚き火、珈琲、ひとりの夜。全てが良い…。
薪が綺麗に灰になったらおやすみ時です。
ではまた明日。
おやすみなさい~。
旅の費用にさせていただきます!