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佐久島日帰り旅行

2020/9/14

愛知県の佐久島に日帰りでいってきました。今回は母と二人です。

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港は一色港。フェリーで40分、高速艇なら20分ほど。片道830円です。

母の車で港まで行くため、折角なので自転車を輪行していきました。

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佐久島は20年ほど前からアートで島起こしを始めました。従って、売り出し方はアートが最も前面。キャッチフレーズは「祭りとアートに出会う島」。

これがマップ。

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分かり易く西側と東側にわかれています。港も西港と東港があります。

メジャーどころとしては、コナンの映画にも出ているらしいこんなとか(『おひるねハウス』)

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それと対になっているこんなとか(『イーストハウス』)

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こんな(『カモメの駐車場』女木島にもあるやつです。)

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があります。

あとは森の中に

こんなのや(『北のリボン』)

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こんな(『空の水-山』/青木野枝)あれ、これなんか近しいのを最近見たぞ。

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そうそう、豊島の『空の粒子』。佐久島のはこれの小型版みたいな感じ。作者も勿論同じです。

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こんな感じで、20作品以上が展示されています。

これら『アート・ピクニック』の他にも、お遍路さん88ヶ所の写しとして作られた霊場を巡る『弘法巡り』

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潮風からの保護のために船底に使用するコールタールを塗った『黒壁集落』

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あと古墳巡りもどうですか、とか

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地図にない小さな作品をヒントを手がかりに探す『昼間の星』とか(この作品巡りが一番個人的に肌に合いそうだった。全部見られていないが。)

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他にもキャンプはできないのにやたら立派なバーベキュー場があったりもする。

このように、見所というかやることががたくさんあるんですが、はっきり言って多い、多すぎる。

アートに歴史に地理に、何でもかんでも盛り込んだ結果、味はイマイチだけども種類と量はやたらある学生食堂。みたいになっている。

多すぎる見所故に管理が追い付いていない箇所が目につくのも否めない。

倒れる看板(1㎞先も100m先も同じ表記なので地図をちゃんと見ないと頻繁に迷う)

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シルバーの方がやってくれているが、追い付いていない草刈り。(蚊の猛攻を受ける)

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あとヌートリアが普通にいた。農作物大丈夫かな。

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廃墟があるのは仕方がないが、散策コースど真ん中にあるものに限っては少し位は手入れがほしいとは思う。

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一応観光マップに入っており、願い石と呼ばれる石を奉納する場所なのに、やたら寂れている神社『弁財天』の境内。

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猫はそら可愛いが、明らかに避妊去勢していない野良猫が増えるのは問題だ。みんな随分と痩せていて健康状態は良くなさそう。猫島ですよって言うのであれば、きちんと管理してあげてほしい。(これはどこの島でもそう。家で野良猫の保護をしているので気になるだけの気もする。)

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観光要素をもう少し絞って、その予算で管理とか清掃に力をいれて欲しいと思わざるを得なかった。

いやね、良いところもあるんやで。

海岸をサイクリングしていると見える波や潮風で削れた岩場。カッコいい。無理してアートやらなくても、こういう地形とかで売り出したほうがいい気がする。

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島らしい風景もちゃんとある。

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こういうなんだかよくわからないけどいいな、ってもの好き。

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海辺の岩場には採掘した跡が。これ解説ほしいです。やはりこの島、アートよりも地形で売った方がいいと思う。島の形も面白いし、海も内海と外海で表情が違ってグッドです。

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集落にある瓦の塀。なんだかんだ黒壁集落は見所ではあると思います。

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掃除道具が可愛い。(ここは少し壊れているが。)

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海に立つ電柱はやはり好き。海の水は綺麗。

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昼御飯を食べた『オレガレ』というカフェはなかなか良かったです。

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自転車乗ると何故かカレーが食べたくなるんですよね。付け合わせの野菜がとても美味しかった。飲み物はバタフライピーティーがついてきました。飲食店は全体的に良いところが多かったと思います。

綺麗な道もあった(この先で蚊の猛攻だったが)

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…さて、ここまで読んで、どんな感想を持っただろうか。とっ散らかっているなぁと、そう思ったのならば、それが自分がこの島から受けた印象そのものなので、大成功かもしれない。

色んなところで全体的に大雑把というか、魂は細部に宿るって知ってる?アートで売るなら先ずは管理と清掃!そこから頑張ってくれ!

島のコンセプトがブレブレで、どんな感想を持ったらいいのかわからなくってしまった。せめて散らばっているアート作品に統一感がほしい。

…直島の直後なのもあり少し厳しい判定になってしまったが、中途半端だなぁという印象の島でした。わしがインスタ映えに興味がないのもありますが。

でもこの盛りすぎモーニングみたいな感じ、愛知らしいといえば愛知らしいのかもしれないです。愛知だからと言われると悲しいかななんかしっくりきますね...。


行きはフェリーだったが帰りは何故か高速艇。

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自転車があったのと中が混んでいたので外にいたが、見事にびしょ濡れた。はは、飛沫すげぇ。でも高速艇の勢いは好き。楽しい。

夕陽の中お別れした佐久島。

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月曜日だったこともあって、有名な大あさり丼の店『鈴屋』や『弁天サロン』という休憩所も閉まっていたので、もし誘われたらまた行っても良いかなぁとは思います。

次に行くなら観光は程々にのんびりかな。観光メインでなく、単に散策ということなら、ほどほどに飲食店もあり歩きやすい島だと思います。


佐久島の標高は最大38mで、全体的に平坦な島。なので切り立った斜面にぎっしり並ぶ住宅、といった風景は期待できません。そんな町並みと、急かされない観光ならば神島へGOだ。

あと近くには篠島とか日間賀島があります。少し足を伸ばすと答志島とか菅島。地形や産業から島の雰囲気が掴める様になってきたので、シマダスでも眺めながら考えてみます。

ではまた〜。

旅の費用にさせていただきます!