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紀伊半島カブ&トレイル旅07-小辺路2日目-

2020/11/17

おはようございます。
頑張って歩きます。

本日は伯母子岳を超えるところからスタートです。

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少し自転車ヒルクライムを練習した成果か、体力というか持久力はややついたみたい(当社比)

伯母子峠の小屋。

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ここもなかなかですが、葦小屋からそんなに離れていない所にふたつも小屋あってどーすんねん。
というのも、この後の行程には小屋はないのである。
バランス考えて配置して…っ!

一応日本200名山らしい伯母子岳にのぼることにした。
荷物は小屋に置いて。

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身軽最高。やはり荷物は軽ければ軽いほど良い。

わりとしんどい。
早く古道を先に進みたいんじゃこらと悪態をつきながら登る。

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登頂。

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わー。すごーい。たかーい。やまがたくさんあるー。きれいだねー。(棒)

はい、撤退。
のぼったのぼった。おーけー。おわり。

全体的に景色に対する感動が薄いの、登山どころか旅にすら向いてないのではという本末転倒さから目を背ける。

みんな本当に感動してるのかしら。
SNSに上げるために自分から感動しにいってない?本当に景色に癒されてる?本当に?
(ご意見ご感想お待ちしています。下書きをしたあとに一呼吸して勢い良くゴミ箱に放り込んでください。)

さぁここがてっぺんということは、あとは下るだけなんですよ。

人生もそう!産まれたときがピークであとはもう下がるだけ!
はっはっは!人生転落真っ最中!

………はぁ~~~~

登りは心拍数をキープしながらの新鮮な空気供給で心身ともにそこそこ充実感があるが、下りは寒いし膝は痛いし集中しないとコケるしスピード出ないし大して運動にもならないしほんと……嫌すぎる。

何より膝が!いたい!

膝サポーターなんで買ってこなかったのかわしは。なぜ……。

たまになんか歴史的に趣あるよスポットがありますが、ツアーのじいちゃんばぁちゃんにもスルスル抜かされて行くこんな状態じゃ惨めすぎて文字が読めないよ…バーニィ…

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でもまぁいいこともあります。

道はかなり熊野古道ぽい雰囲気でてきました。

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ここに来るまでに30km位歩いてるけどね!?

もう全てすっとばして熊野古道のハイライトだけ味わいたい。というか奥の院の参拝道で良くない!?
じゃあこれはなに?!苦行?修行?その通り!!これは!修行です!

まじアウトドア人間の考えることはわかんねぇな!

家でアニメ見ながらプラモ組む以上の娯楽なんてこの世にねぇから!
旅とか基本疲れるだけだからな!
何が絶景だ何が死ぬまでに行きたい100の場所だ!絶景ってのは少年の膝裏と短パンからチラ見する太もものことなんだよ!ばーーーか!(巨ブーメラン

…クソが。
悪態つかないとこんなん歩けんわ。

ほんとにみんなどんな気持ちでこんな長時間歩いてるの?
登山たのしい~!って感じ?
それとも"無"?
まさか推しCP妄想なしで淡々と歩いてるの?そんなまさか…仙人?

半泣きで伯母子峠を超えて標高もかなり低いところまで降りてきました。

ねぇ、なんで登ったのに下ろすかな??
ドS?そういうプレイ??
1000年以上続く壮大なSMだったりする??
登ったままにしてくれ!位置エネルギーを無駄にするな!登って降りるとか結果的に何も成してない!無意味!この世の全ては無意味!!あ"ーーーーー!!

そんなわけで本日の寝床です。
三浦口ってところです。

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トイレの近くの河原。野宿だよ。

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足裏、膝、ふくらはぎ、肩、背中、全部バッキバキです。
特に膝のダメージがやばい。
悪態で誤魔化してたけどわりとシャレにならないくらい痛いんだよね。

本日の記録。

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もう特にコメントもない。
時速1.4kmって歩いてるというより這ってるだからね。文字通り這ってたよ確かに。

ひきこもりのオタクは体力がない。すみませんほんとすみません産まれてきてすみません生きててすみません。

そんなわけでもう膝と体力とメンタルの具合から明日が限界そうです。
最後に果無峠とかいう大物がいて、それ超えられる気がしないんですよね。名前からして超させる気がないのが更にやる気を削ぎますね。

明日三浦峠を超えて十津川温泉までいって終わりにすることにしました。

1200年も続いてる古道なんて死ぬまで無くならないだろうしまた何時でもチャレンジできます。

焚き火。
ぼーっと火を見る以外のこともうできない。
火は…偉大…感謝…。

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ヤケクソおやすみなさい!
あーマットしんどい。コットがほしい。



旅の費用にさせていただきます!