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日帰り常滑焼物旅行

2020/12/8

本日で4月から送って来ました長きに渡るニート生活が終了します。
当分平日休みもなくなると言うことで、最後にちょっとだけお母さんと旅行して来たよ。

先日見たこのツイートがきっかけ。

この後の連投でなかなかわし好みの風景が続いていた事&常滑って結構近いじゃんと言う事で、行き先は東窯工業さんに決定。
この方はタイル旅をしていらっしゃるようです。
皆さん旅の目的が個性的で面白い。(わしは廃墟と離島とレトロ自販機とジオパークと産業遺産という雑食)
皆さんの旅を見ると視点が広がって楽しい。

東窯工業さん以外には何の予定もなかったんですが、行ってみたらなんかINAXライブミュージアムとかいう焼物ミュージアム集合体があったので行くことに。(毎度下調べがゼロ

案内マップも焼き物。

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「釜のある広場・資料館」

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大正時代に主に土管を焼いていた釜を残した資料館。
地下からの水による塩類風化のために脆くなっていた釜はウレタン系強化剤を塗布して保存。
煙突は一度解体してコンクリートで構築した後に元あった位置に煉瓦を番号通り貼り付けるという耐震工事が施されている。目地の隙間まで完全再現という、スペースシャトルの断熱材を思わせるなんとも気合の入った施工だ。

内部は主に生産していた土管の制作道具や釜の解説、展示等。

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釜内部で上映される映像もかなり良い出来で楽しい。

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ここだけで割と満足してしまう。



「トンネル窯」

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タイルを大量に焼くために高度経済成長期に導入されたトンネル状の窯を保存したもの。温度分布のついたトンネルの中をタイルを乗せた台車が移動しながら焼成されていく。

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焼成室のバーナーの先端部。

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バーナー部を外から見た感じはこんな。

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大量のタイル。これが一度に焼成できるのか。

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「建築陶器のはじまり館/テラコッタパーク」

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小さめの博物館と屋外展示。
テラコッタとは彫刻のような大きく厚みを持った焼物のこと。建築陶器と呼ばれる。日本を代表する建築に使われたテラコッタやタイルが展示されている。

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「ものづくり工房」

焼物の復元品や展示品などを手がける現役の総合施設。少し展示室がある。

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金の便器がある。

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「世界のタイル博物館」

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写真の逆光がすごいが、名前だけでわくわくする施設。

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紀元前から現代まで世界各国のタイルを丸ごと見られる。情報量が多い。

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便器がある。

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「土・どろんこ館」
泥にスポットを当てた展示が見られる。

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階段は3000個の日干し煉瓦を使った力作。

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泥団子の体験もできる。

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トイレが綺麗。

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他にもタイル工作ができる陶楽工房があったけど大体こんなものでした。
結構ボリュームある展示です。情報量が多い。

昼ごはんは敷地内にあったピザ屋さんで。
お母さんがチーズだめなのでチーズなしのシラスのピザ食べたよ。

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そしてお待ちかね。
「東窯工業」

やっと....っ!
入り口の現役の工房で現社長さんに声をかけて見学の許可をいただきました。

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昔はタイルや煉瓦を作っていたそうですが、今は砥石の生産がメイン。
丁度焼成の日で、社長さん1人で火の番をしてらっしゃいました。

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現在は月に2トン程包丁用の砥石を生産しているそうですが、先のツイートにもあった通り3月には閉業予定。
広大な敷地は2000坪。上物もあるし買い手もそういないと。

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窯は現役で動くので勿体無いです。
しかしこれだけの施設の維持はそう簡単ではないことは十分にわかります。
せめて今の姿を覚えておきたいものです。

そんなわけで見学開始。

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20世紀少年のロケ地にもなった敷地内は趣という一言では表せない雰囲気。

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現役の事務所。

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中は灯油ストーブの匂いです。
床や壁はタイル見本も兼ねたかわいい仕様。

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タイムカード。現役。

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電気がついていた奥の部屋は現役の保管庫かな。

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至る所にタイルやレンガの元(?)があります。

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使われなくなった釜や設備。

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一番目立つ煙突。
先ほど資料館で見たものそのまんま。
最盛期の常滑には煙突が立ち並び雀も煤で黒かったとか。

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煙突の根本には

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窯がありました。流石にもう使用はしていないようですが貫禄があります。

新しい電気窯もありました。

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電源は入っていないようですがまだ使用できそう。

時刻は14時50分。
就業時間表に従って休憩の工場サイレンが小さな町に鳴り響きます。

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使われなくなった部屋。

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置き去りの通路。

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寮の雰囲気を残す一角。

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ノスタルジックな路地がどこまでも続く。

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常滑焼物見学終了。
近場にこんなところがあったのですね。
ちょっとノスタルジックを浴びすぎてぼーっとしちゃったな…。ここはまた来たい…っ!

そういえば北木島もここと似たような境遇だったなぁ。

ロケ地やコスプレ撮影会とかに使えたらいいんだけど…。なんとか残してほしいなぁ。石油王ー!たのむー!この雰囲気を壊してしまうのは勿体ないぜよ。


ちなみに常滑市民族資料館には「呂号大瓶」と言う秋水の燃料保管用の瓶がある。
燃料製造に使われるため、燃料と余計な反応をおこさないよう常滑焼の土管や焼酎瓶とは違う特殊な土を使い、石灰窯で焼かれて製造されていた....らしいよ。
秋水はいいぞ。わからない人は調べよう。


最後にいい旅行ができてよかった。
ではまた。ばいばいニート生活。

旅の費用にさせていただきます!