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瀬戸内自転車旅04-眞鍋島-

2020/10/14

おはようございます。

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天野屋旅館朝御飯です。

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いい天気。今日は隣の眞鍋島に向かいます。朝少し散歩してから速やかに乗船。

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笠岡諸島の航路は3年前に大きく変わりました。
それまでは眞鍋島と六島がローカル船で繋がっており、六島と飛島を繋ぐ航路はなかったそうです。

なので六島の人は一度真鍋に出てから笠岡に行っていたのですね。昔の六島の住所は眞鍋島字六島、という書き方だったそう。

眞鍋と六島は大阪や神戸出身の人が多く、他の笠岡諸島とはまた違った雰囲気。
眞鍋と六島の2島は、航路がなくなった今でも、小学校の運動会では互いに協力する等交流があるみたいです。
今回泊まるゲストハウスも、六島で井関さんに聞いたところです。

というわけで着きました。眞鍋島本浦港です。

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モトエカフェというカフェの2階がゲストハウス、「INN THE CAMP」です。

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オーナーは13年前に眞鍋島に移住してきた近藤夫妻。
というわけで今晩の部屋はこちら。

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タープで仕切られた変わったゲストハウスです。本日は貸し切りなので共有スペースもひとりで使います。

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さて、早速散策を…と言いたいのですがわなんかもう疲れてあんまり行動したくない。
各島で真面目に話を聞いて動いていたら脳みそが疲れてきました。


だらだら歩いていたら、脚立を運ぶのに苦労していた人がいたのでお手伝い。
笠岡市の職員さんで、駐在所に室外機をつけるために来たみたい。なんですが、駐在さんが昼まで来ないから暇になったとか。緩すぎる。

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駐在所の前で座って1時間くらいおしゃべり。もう散策する気がなくなっております。

流石に少し歩くか。

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こちらは急な坂を越えた島の真裏。三虎というリゾートホテル。

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専用の桟橋があり、チャーター船でこちらに直接来るお客様も多いそうです。

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ネットによると食事もかなり豪華だそう。うーん…お一人様で行くところではなさそうです。ご家族とかグループでゆっくりリゾートという雰囲気。

反対側の漁師町とは隔絶している印象を受けました。ホテルの経営自体は結構昔からやっているそうで、老舗と言えば老舗のホテル。

今回の自分の旅スタイルには合わないので撤退…。いい所だと思うので、リゾートを楽しみたい方は是非行ってみてください。

木造校舎の中学校。コロナ以前は中を見学出来たそうですが、今は外観だけでご勘弁。

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生徒は6人。島の2世帯の子供だけで成り立っているそうです。近藤さんのお子さんもこちらに通っています。

町中うろうろ。

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金木犀が薫っています。

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眞鍋島の井戸は大きい。

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六島は小さめの井戸しかなく、昔は水には困っていたらしい。真鍋の方が水が豊富だったのかな。井戸は生活がわかるので面白いですね。

眞鍋島はその名の通り全国の眞鍋さんの発祥の地とされています。眞鍋さん発祥宅。

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眞鍋氏は源平時代に結構勢いのある一族だったらしいです。ここから広がっていったのですね

猫島として有名らしいですがわしはそういう島の売り方は好きではないのでスルーします。ごめんね~。

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いい時間になったのでモトエカフェへ昼ごはんに。カレー。これが美味しいです。

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このあとはのんびりと近藤さん夫妻とおしゃべりしていました。

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近藤さん夫妻は本当になんのツテもなく眞鍋島に移住してきたという珍しいケース。島での仕事がなく、最初は本土に通ってサラリーマンとして生計を立てていたそうです。

今は午前中にお弁当を作って冬眠に配達、それから郵便配達、そのあとにモトエカフェ+ゲストハウス という掛け持ちでめちゃめちゃに働いているそうです。

移住者はUターンや、町おこし協力隊からが殆どの印象なので、近藤さん夫妻は本当に努力家なんだと思います。

ちなみに眞鍋島には「漁火」という超有名店があります。

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予約制のコースのみの店です。二人以上推奨なのなのでお一人様だと断られるかも。わからんけど。大物芸能人がお忍びで来る位の店。ランチにこの店のために来る人も多い。

近藤さんに聞いたところ、眞鍋の人はいい意味で他人に干渉しないドライな島民が多いそうです。移住者にも観光客にもそんなに厳しく言わない島民性だそう。
芸能人も来やすい環境なんだと思います。

モトエカフェでお話していたら、釣り人が3人来店。岡山からきていて、宿泊は近藤夫妻が経営する一棟貸しの「ZENTA SUITE」。

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眞鍋島に釣りに来るのは2度目だそう。一棟貸しの部屋に泊まってみんなで釣り、いい休日ですね。

暇だった(歩きたくない)ので、釣りを見学。

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アジやアコウ狙いだそうです。

釣りは特に教えてくれる人もいないので何となくやっていましたが、ちゃんと狙いをきめてやると楽しいのかも。仕掛けや餌も色々ありますねぇ。
これは房がけのイソメ。

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釣り場はモトエカフェがある本浦地区から少し離れた岩坪地区。

岩坪地区の展望台に行こうとしたが草で無理になった。

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岩坪地区の町並み。島の風景も見慣れてきました。

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眞鍋島のお祭りは御輿を担いで全力疾走する「眞鍋島走り御輿」。岩坪から本浦まで全力疾走する迫力のある祭りだそうです。みたいな~。

昔は一面畑だった斜面。今は少しだけ。

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眞鍋島は除虫菊の栽培を多くやっていたそうです。稼ぎのいい仕事だったみたいですよ。

釣りはカサゴとキスが釣れていました。明日の朝が本番。笠岡は今日も夕日がきれいでした!

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夕飯は近藤夫妻も一緒にZENTA SUITEにて。

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釣り人は昼間に漁火で食べたらしく、余り物のカニをもらいました。わーい。

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ほかはサンドイッチとかおにぎりとかパンとか。雑飲み会です。

結局日付が変わるまで飲んでいました。
近藤さんの原付に乗せてもらって夜の島を走りINN THE CAMPへ帰還。

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はー。なんか殆ど話していただだったな!でももうそれでいいことにしました。島の観光言うても限界があるよ!おしゃべりでええじゃない!

では寝ます!おやすみー。


旅の費用にさせていただきます!