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ひとり娘を子育てしながら調剤薬局勤務 薬の知識などをお届けしたいと思っております。少しでもお役に立てたら嬉しいです😊 登録販売者を目指して勉強中です

最近の記事

全身的に現れる副作用って何?

《全身的に現れる副作用》 ☆副作用☆ 医薬品を適正に使用した場合でも発現する有害かつ意図しない反応のこと 厚生労働省では「重篤副作用総合対策事業」の一環として、関係学会の専門家等の協力を得て、「重篤副作用疾患別対応マニュアル」を作成し、公表しています。本マニュアルが対象とする重篤副作用疾患の中には、一般用医薬品によって発生する副作用も含まれており、販売者は、購入者等への積極的な情報提供や相談対応に、本マニュアルを積極的に活用することが望まれます。

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    • 薬の剤形ごとの適切な使用方法とは

      《剤形ごとの違い・適切な使用方法》 今回の内容は・剤形ごとの違いと適切な使用方法についてお伝えします。 ☆剤形☆ 医薬品の作用には、全身作用と局所作用がありますが、有効成分の性状は様々であり、それぞれに特徴があります。医薬品がどのような形状で使用されるかは、その医薬品の使用目的と有効成分の性状とに合わせて決められます。そうした医薬品の形状のことをいいます。 有効成分を消化管から吸収させ、全身に分布させることにより薬効をもたらすための剤形としては、錠剤(内服)、口腔用錠剤

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      • 《薬の体内での働き》代謝と排泄とは?

        《薬が働く仕組み》 今回の内容は・・・代謝と排泄 そして体内での働きについてお話します。 ☆代謝と排泄☆ 代謝→物質が体内で化学的に変化すること 有効成分も循環血液中へ移行して体内を循環するうちに徐々に代謝を受けて、分解されたり、体内の他の物質が結合するなどして構造が変化します その結果、作用を失ったり(不活性化)、作用が現れたり(代謝的活性化)、あるいは体外へ排泄されやすい水溶性の物質に変化したりします。 排泄→代謝によって生じた物質(代謝物)が尿等で体外へ排出される

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        • 薬の働く仕組みとは?

          《薬が働く仕組み》 今回は、範囲が広いので2回に分けてお話したいと思います。まずは、薬の吸収についてです。 ☆全身作用と局所作用☆ 全身作用 有効成分が消化管などから吸収されて循環血液中に移行し、全身に薬効をもたらす 局所作用 特定の狭い身体部位において薬効をもたらす 副作用も、全身作用によるものと局所作用によるものとがあります。 局所作用の医薬品でも全身性の副作用が生じたり、逆に全身作用の医薬品でも局所的な副作用を生じることもあります。 内服薬は全身作用を示すもの

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        全身的に現れる副作用って何?

          運動器官〖脳と神経系〗

          《運動器官》脳と神経系 ☆中枢神経系☆ 脳と脊髄は延髄で繋がっています。 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等があり多くの生体の機能を制御しています。 《脳の働き》 脳は、記憶・情動・意思決定等の働きを行っています。また脳の下部には、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位(視床下部など)があります。 脳における細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、脳において血液の循環量は心拍数の約15%、酸素の消費量は全身の約20%ブドウ糖の消費

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          運動器官〖脳と神経系〗

          骨格系と筋組織とは?

          《運動器官》骨格系と筋組織 ☆骨格系☆ 骨の基本構造とは? ①主部となる骨質 ②骨質表面を覆う骨膜 ③骨質内部の骨髄 ④骨の接合部にある関節軟骨の4組織からなる 《骨の機能》 ①身体各部の支持機能 頭部や内蔵などの身体各部を支持する ②臓器の保護機能 骨格内に臓器を収め、保護する ③運動機能 骨格筋の収縮を効果的に体躯の運動に転換する ④造血機能 骨髄で産生される造血幹細胞から赤血球 白血球 血小板が分化することにより体内に供給する ⑤貯蔵機能 カルシウムやリン

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          骨格系と筋組織とは?

          外皮系とは?どのような仕組みに?

          《運動器官》外皮系 前回まで感覚器官をお伝えしたので今回からは、運動器官をお伝えします。 ☆外皮系☆ 外皮系とは・・・ ①身体を覆う皮膚 ②汗腺・皮脂腺・乳腺等の皮膚腺 ③爪や毛等の角質を総称して外皮系 《皮膚の構造》 皮膚は、①表皮②真皮③皮下組織の3層構造からなります。 ①表皮→角質層と表皮細胞の層があります。 角質層は皮膚のバリア機能を持ち、肥厚するとたこやうおのめができます。 ②真皮→表皮の内側にあり、皮膚に弾力と強さを与えます。 ③皮下組織→真皮の下

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          外皮系とは?どのような仕組みに?

          感覚器官「鼻と耳」構造と働きとは?

          《感覚器官》鼻と耳 今回は・・・鼻と耳について ☆鼻☆ 鼻は、嗅覚情報の受容器官で、空気中を漂う物質を鼻腔内に吸い込みその化学的刺激を感じとります。 食品からの嗅覚情報は、舌が受容した味覚情報と脳において統合され、風味として認識されます。 《鼻腔》 鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られています。 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布しており、さらに粘膜が薄いため傷つきやすく、鼻出血(鼻血)を起こしやすい 《鼻炎》 鼻炎→鼻腔の粘膜に炎症を

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          感覚器官「鼻と耳」構造と働きとは?

          感覚器官「目」 目の仕組みは?

          今回から数回に渡り、感覚器官についてお話したいと思います。 今回は・・・目について 目は、顔面の左右に一対ある視覚情報の受容器官で、物体の遠近感を認識することができます。 ①明暗、②色およびそれらの位置③時間的な変化(動き)を感じとる眼球、眼瞼、結膜、涙器、眼筋等からなります。 〖眼球〗 眼球は、頭蓋骨のくぼみ(眼窩)に収まっている球形の器官で外側は、正面前方付近(黒目の部分)のみ透明な角膜が覆い、その他の部分は強膜という乳白色の比較的丈夫な結合組織が覆っています。

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          泌尿器系について 腎臓と膀胱とは?

          《泌尿器系》 〇腎臓の構造とは・・・ 腎臓は、横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっています。 腎臓に入る動脈は、細かく枝分かれして毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成します。 その外側に袋状のボウマン嚢が包み込んでおりこれを腎小体といいます。 ボウマン嚢から体の尿細管が伸び、腎小体と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成しています。 腎小体では、肝臓でアミノ酸から作られた尿素かど血液中の老廃物がろ

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          循環器系について 血管系と仕組み

          今回は、循環器について少し触れますね😊 《循環器系》 ◕心臓の構造と働き 心臓は、心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、胸骨の後方に位置し血液を循環させるポンプの役割をしています。 また、心房で血液を集めて心室に送り、心室から血液を拍出しており、このような心臓の働きを拍動といいます。 ◕血液の流れとガス交換 心臓の右側部分(右心房・右心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出します。 肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房・左心室)に入り、そこから

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          呼吸器系って?それぞれの働きは?

          《呼吸器系》について 今回は、呼吸器系についてそれぞれの働きをご紹介させていただきます。 ・呼吸器系は、鼻腔・咽頭・喉頭・気管・気管支・肺からなります。 「構造」 鼻腔から気管支まで→気道 咽頭から喉頭まで→上気道 気管から気管支まで→下気道 呼吸(吸入と呼気)を通して、呼吸器系は、空気と血液との間のガス交換、および血液と身体の細胞との間のガスの交換を促進します。 呼吸器系はまた、匂いを嗅いだり、音を出したりするのを補助します。

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          「膵臓・肝臓・大腸」の働きとは?

          今回は・・・「膵臓・肝臓・大腸」についてお話しますね☺ 《膵臓の働き》 ・膵臓は、胃の後下部にある細長い臓器で、膵液を十二指腸へ分泌します。 膵液は、弱アルカリ性で、胃で酸性となった内容物を中和するのに重要です!! 膵液は、消化酵素の前駆体タンパクであり消化管内で活性体であるトリプシンに変換されるトリプシノーゲンのほか、デンプンを分解するアミラーゼ(膵液アミラーゼ)脂質を分解するリパーゼなど、多くの消化酵素を含んでいます。 膵臓は、消化腺であり血糖値を調節するホル

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          「膵臓・肝臓・大腸」の働きとは?

          知って得する「薬」の情報 あなたにとってその薬は本当に効果的ですか? 第2章 〖人体の動きと医薬品〗

          いつも拝見頂きありがとうございます☺ 今回から第2章に入りますね😊 まずは・・・〖内臓器官〗について その中でも何回かに分けてお話させていただきます(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾ 最初は・・・《口腔・胃・小腸》です。 〇歯の構造 ・歯は、歯周組織(歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質)によって上下の顎の骨に固定されています。 歯根→歯槽骨の中に埋没している歯の部分 歯冠→口腔内に露出する部分 歯冠の表面はエナメル質で覆われ、体で最も硬い部分 エナメル質の下には、象牙質と呼ばれる硬

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          知って得する「薬」の情報 あなたにとってその薬は本当に…

          薬害とは?薬害と訴訟について

          《薬害と訴訟》 今回は、薬害と訴訟について少しお話したいと思います😊 薬害は大きく分けて4つあります。 ・サリドマイド訴訟 ・スモン訴訟 ・HIV訴訟 ・CJD訴訟 私も知らなかった訴訟についてこの登録販売者の勉強をするようになってから学ぶことが出来ました😊 最初は、サリドマイド訴訟について簡単にお話したいと思います。 〖サリドマイド訴訟〗 ・催眠鎮静剤等として販売されたサリドマイド製剤を使用した妊婦の出生児に、四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)

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          一般用医薬品の役割とは?コミュニケーションのポイントとは?

          《一般用医薬品の役割やコミュニケーション》 〇使用目的 一般用医薬品は、医療機関で治療を受けるほどではない体調の不調や疾病の初期段階、または日常において、生活者が自らの疾病の治療予防、または生活の質(QOL)の改善・向上を図ることを目的としています。 〇役割 ①軽度な疾病に伴う症状の改善 ②生活習慣病等の疾病に伴う症状・発現の予防 ③生活の質(QOL)の改善・向上 ④健康状態の事故検査 ⑤健康の維持・増進 ⑥その他健康衛生(衛生害虫の防除・殺菌消毒等) 〇対処範囲

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          一般用医薬品の役割とは?コミュニケーションのポイントと…