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【JO1ライブレポ】初の単独有観客ライブのすばらしさ

こんにちは。すみと申します。30代女性都内在住です。
今日は2021年11月20日に参加したJO1のライブレポをお届けしたいと思います。

『JO1 LIVE OPEN THE DOOR 2021.11.19-2021.11.21 幕張メッセ』

興奮冷めやらないので長くなりますが、お付き合いくださいね。(途中から記憶が無いのと、体力の限界で普通に初日アーカイブを見た記録になっている事をお詫びします)


きっかけは好きなJAMさんがやっているTwitterのスペースで、ライブレポのブログがあるといいよね、と仰っていたから。そうか、自分の記録のためにも他の方のためにもそういうものがあるといいのか。Twitterだと情報がばらけるしブログいいかも、と思って今回初めて書いてみました。書くきっかけをくれたJAMさんありがとうございます。毎週土曜楽しく聞いております。

2021年9月

私はボントゥビ(2021年5月)からの新規でしたが、運よく最速先行(月会費まとめて払いコース会員)枠で当選しました。国プの方でも当たっていない方が多かったのになぜ自分が…と困惑したり内心喜んだりと複雑な気持ちでした。

さらに当時2021年9月はまだコロナも落ち着いておらず(緊急事態宣言下、都内感染者数1日3000人)応募自体をためらっていたJAMさんもたくさんいらっしゃいました。行けるかどうかも不明瞭で、誰も2ヶ月後の事なんて分からない先の見えない状況。

特に、当初は全国ツアーを予定していただけに、幕張のみの開催となった時の全国のJAMさんの悲痛な叫びには胸が痛みました。


しかし、そこから徐々にワクチン接種が進み、都内でも感染者数が1日30人以下になり、これは良かった、JO1に追い風が吹いている、と感じました。遠征されるJAMさん、ご家族や仕事で悩んでいたJAMさんが続々と参加される様子をTwitterで見て、嬉しくなりました。

 ライブが近づくにつれて色々な最終調整が始まります。運営側も初めての有観客ライブを開催するにあたり、手探り状態。本当にライブ直前まで、JAMと運営側の見えないキャッチボールが続きました(JAMの扉写真の募集や、チケット転売対策、制限緩和による追加募集、オンライン・ライブ当日グッズ販売の悲喜こもごもなどなど…)

Twitterに張り付いてるんじゃないかと思うほど、JAMの声を拾い試行錯誤しながら情報更新・現場調整してくださった運営の皆様本当におつかれさまでした。ギリギリまでファンに寄り添う姿勢は、とてつもなく大変な業務だったと思います。トライ&エラーで成長。きっと次回以降のライブ開催に生かされるに違いない(全国ツアーお願いします)

そしてJAMも1度経験してるから、今回ほどの混乱は無くなるでしょう。さらにさらに強いファンダムになります。

2021年11月

さて、ようやくライブ当日。※ですます調で書いていましたが、ここからは興奮状態なので、である調の文体に変更。


2日目の夜公演だったので、初日どうするか悩んだけどやっぱりJO1がJAMと出会う瞬間を見逃すわけにはいかない!と初日をオンライン配信で観てから幕張へ向かう。(号泣して、目と顔パンパン)


Twitterでも現地で誰かと会う約束もしていなかったし(勇気が出ず)、リアルの友達にもJAMがいないので完全にひとりでの参加。不安と期待が入り混じった気持ちでいざ、海浜幕張駅へ降り立つ。

JAM!JAM!JAM!

すごい数のJAMがそこかしこに。スマホの中の文字でしか見たことのなかったJAMが、生きてる!動いてる!しゃべっている!と、JO1より先にJAMに感動してしまう。


開演前にトイレに行っておきたいと思ったけれど、どこも行列。空いてる場所を探そうと、駅正面に現れた商業施設プレナ幕張内へ。昼公演終わりのJAMが飲食店にたくさんいた。当たり前だけど10代20代が多くて、グッズを持ってキラキラしている。青春だよね、いいね。と横目に見ながら幕張メッセへ向かう。(そんな自分もライブTシャツを着用し、手首にはおそろいのバングルをつけている)


電車に乗っているときは夕焼けだったけど、外はすっかり夕闇に。17時頃。11月だけどそんなに寒くはない。

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歩道橋の上でJAM同士写真を撮ったりしていて、会場が近づくにつれて熱気が感じられる。

そして会場目前。突然多数のJAMの出現に驚く。このあたりで待ち合わせをするのか、電話しているJAMが多かった。バスツアーの添乗員さながらペンラを掲げて歩いたり、目印にしているJAMがちらほらいてかわいい。さらに周辺地図をペンラで明るく照らして見ていたJAMもいて笑ってしまった。便利なグッズだ。
会場付近。ペンラを掲げて待ち合わせの目印にするJAM

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いよいよ建物内へ。開場してしばらく経っていたからか(17時半頃)スムーズに中へ。電子チケットも一瞬で終わり、身分証明書の出番もなし。拍子抜け。その先にペンライト確認ブースがあった。あとで客席で電池を入れて動作確認しよう。

緊張して朝から水分しか取っていなかったので、無事に着いた安堵感でお腹が空いてきた。中にあったヤマザキへ行くとおにぎりはほぼ完売、その結果ホカホカ肉まんに引き寄せられて購入。座れる場所はすでにいっぱいで、端っこで立ったままひとりで肉まんを頬張るシュールな光景。

仕切られた隣の空間へふと目をやると眼鏡をかけた中年男性が、誰かから手土産を渡されて、挨拶してる…チェ社長だ。おそらくメンバーのご家族が来られたので出迎えていたのだろう。とても温かい空気が流れていた。あんまり見ても失礼と思い、体は向けず、ちらっと盗み見。(十分失礼)


メンバーのご家族にとっても今日は特別な1日になるに違いない。何といっても2019年2月のファンミから1年9か月が経っている。長い。あまりにも長すぎる。

たびたびメンバーからはJAMと会えなくて心が折れそうだったとコメントが出るが、文字にすると実感する。若い彼らにとって、1年9か月という時間はあまりにも長すぎた。本当に気が狂いそうになるほどの時間だっただろう。

加えてコロナ禍でのマスク消毒生活、他人の行動を監視する世界、ままならぬ海外渡航・歌唱指導・ダンスの振り入れ。数え上げればきりがないほど彼らは異常な緊張状態の元、制限され、不自由な中での活動となってしまった。それでもメンバーが1人もコロナに感染せずに活動を継続できた事は、本当に奇跡だったと思う。

会場待機スペース。わりかし空いている。豆タオルを羽織るJAM。

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ようやく肉まんを食べ終わり、いざ客席へ!暗闇へ1歩踏み出し、その場にいたスタッフのお姉さんに「中は写真ダメですよね?」と念のため確認。あっさりNG、そりゃそうだ。

会場は天井が高く広く感じたけれど客席の奥行はそんなにない。これは当選しないJAMがいるのも納得。JO1の集客力はこんなもんじゃない(1公演9000人、5回公演で4万5000人動員だった)

歌手のライブは15年前に母親の付き添いで行ったB’z以来。フラットな客席に驚く。そして正面には巨大スクリーンが。

【WHERE ARE WE FROM?】

扉は開けられるのを静かに待っている。

いざゆかん。

席番はJ6ブロック58番。うっすら知っていたけど席ブロックは前から【JAMLOVE】で分かれている。(粋なことを…)

Jは前!(ドキドキ…)

6はどこだ…花道横だ…(ドキドキドキ…)

58番はどこだ…椅子の後ろに貼られている数字が見にくい。図々しく覗き込んでいたら、優しいJAMさんが「見えにくいですよね」と話しかけてくれる。優しい…かわいい…

緊張MAXな中、51、52、……58番!

あそこだ…花道から2番目!?

近すぎる!ショックで動悸が…。

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位置関係。前に何席あったかは記憶にない。

開演まで1時間くらい。お隣には先に着席されているJAMさんが。端の席なのでおひとりに違いない。時間があるのに隣に座られるの嫌かな、とドキドキしながらご挨拶。すぐに「めちゃくちゃ良い席ですよね~」と意気投合。(良かった、話しやすい方だ。涙)

そこから開演までずっとしゃべり続けた。年齢、出身、誰推しか、いつJO1にハマったか、今回のライブについて、5thについて、初めて会ったのに初めてじゃないみたいに話せた。これがJO1のなせる奇跡なのか。(ツイ廃ファンダムだからなのか、多分そう。)

ひとりで誰とも話さず開演するのか…それもまたよしと思っていたけれど、気持ちを共有できる方がいるのは本当に嬉しい、幸せ、緊張がとけていく。※国プの方なのにこんな新規にめちゃくちゃ優しかった…涙


そういえば上記手書きメモにも「空」と書いたけど、斜め前、左隣、後ろが空席だった。密を避けるために空けていたのか、来れなかったのかは定かではないが、個人的に快適だった(すみません)


お話しながらゴソゴソ準備。この近さなら双眼鏡はいらない、ペンラに電池を入れて首ストラップに装着。動作確認OK、あとは全力拍手で迎えるのみ。(ペンラに慣れていない)


協賛各社のCMが流れて、ついに開演。遅れることなくほぼ定刻通りにスタート。

Part 1 Here


コツ…コツ…誰かの足音が聞こえる。

不穏な音楽とともにメンバーの映像が流れる。

あなたにとって扉とは、どこにある、閉まっている、鍵は、どんな色、初めて開けた瞬間は、扉の向こうに誰がいる、準備はできましたか?

そして音楽が止み、無音の中、扉の中心にオレンジ色の光が差し込まれる。


重低音とともに扉が開くー


赤とオレンジの照明が点滅するステージに横一列に立つJO1。

姿が見えた瞬間、思わず漏れるJAMの悲鳴。


「ボントゥビ ワーーーーーーーー」


イントロも何もない。突如始まる彼の声に呆然と立ち尽くすしかなかった。静寂を切り裂く始まりの合図。そこに一切の躊躇や恐れは感じられない。強い意志を持つ純喜の圧倒的歌声に、思わず抑えきれない歓声が再び客席から溢れ出す。

歩きだす彼らの瞳に映るペンライトの海。

待ち望んだ光景に彼らは何を思っただろう。

Aメロが始まる。静かに、けれど徐々に熱を帯びていく。一定のリズムを刻む彼らの動きは美しく1つにまとまっていて、PVでも見ているかのような完成度。そしてサビで彼らの熱量が一気に解放される。ダンスにキレがある、歌声にハリと伸びやかさがある。生でしか感じられない最高のパフォーマンスを彼らは見せてくれている。歌詞の中にもたびたび出てくる扉や鍵。今回のオープニング曲はボントゥビ以外考えられなかっただろう。煽りやアドリブもなく、ボントゥビ自身の持つ曲の強さを感じた。純喜で始まり、純喜で終わる。ボントゥビは本当にすべてが完璧だ。扉は今、開かれた。


そこから間髪入れずにOH-EH-OHへ。「行くぞ幕張ーーーー!!!」力強い豆ちゃんの歌声とダンス、きまちゃんの煽り、ラップ、大音量の音楽と歌声が会場中に響き渡り、JAMのボルテージが一気に高まる。メインステージからセンターステージへ。後ろ姿の彼らは本当に美しい。ライトを浴びて逆光に輝くその背中が眩しくて目を細めると、彼らの前には待ちわびた大勢のJAMの姿が。本当によかった。無事に開催されて、彼らの目にJAMで埋まった客席を見せてあげることができて。


ペンライトを持つのが初めてだったので、この2曲は振らずにぎゅっと握りしめていた。神々しいまでの彼らの姿、パフォーマンスを目に焼き付けたくて。こんな距離で見られるのは今日が、この瞬間が最初で最後かもしれない。隣のJAMさんともそう話していた。1年9か月越しにようやくファンと出会えた彼らの中から生まれる衝動、エネルギーを全身で感じていたかった。そして彼らは想像以上のパフォーマンスを見せつけてくれた。


メインステージへ戻り自己紹介タイム。るきくんの番になってスクリーンに大映しになった時にJAMがざわつくのすごかったな。笑

スカイがいないけど頑張る、幕張のみの開催になったけど盛り上げていこう。

しょせのクラップ芸(これ声が出せるようになったらジェイオー!!ってみんなで叫びたい)

純喜 テンション上げてこーーーーー!!!


GOが始まり歓喜するJAM。流れるように繋がっていく振付、引き付け離さない蓮くんに目が離せない。(生で見たとき、本当に吸い込まれた)お鶴のラップの時、後ろですごい迫力でYO!って言ってた気がするけど配信だと分からないな…夢だったのかな。一糸乱れぬサビのダンス。この曲はミルキーウェイな奨くんの優しくも伸びやかな歌声が光る。景瑚の甘い声もアクセントだし、低音しょせもグッとくる。一人ひとりの持ち時間が長いからブツ切れに感じられないのがいい。最後はギャラクシーな川尻蓮の手首に悩殺されてフィニッシュ。


JAM待望のイントロに心が躍るSafety Zone。とにかく冒頭の気を付けて誰かがの川尻蓮のシルエットに酔いしれよう。彼の細身の体から放たれる色香と美しさに息をのむ。拓実のよく見てパラダイスで花道へ。フォーマルなジャケットで闊歩する彼らは圧巻だ。口元に手を持っていき、手首のバングルを見せつけながら眼だけでJAMを仕留める川尻蓮、いつでもここで君を待ってる儚い川尻蓮を堪能するのもお忘れなく。そうかこの曲は川尻蓮の曲だ。彼の品のある色気が存分に味わえる、ライブの高揚感も合わさって恍惚とした表情の川尻蓮に釘付けになってしまう。


多分この曲の、Where you wantの豆ちゃんがメンバーの中心にいて、顔を振り上げた瞬間、汗が宙に舞い散りそれが逆光に照らされて、本当に本当に美しくて、瞳に強烈に焼き付いた、忘れられない瞬間だった。隣の蓮JAMさんが言っていたけれど、最初から豆ちゃんから目が離せなかったらしい。彼の力強い歌声とダンス、観るものを引き付ける天性の主人公感はライブでその才能を遺憾なく発揮していた。彼がセンターに来た時の迫力と安心感は最年少とは思えない。常に全力疾走、JO1を引っ張っている。


2人ずつ袖へはけていく。そして不穏な音楽とともにVCRへ。

【UNKNOWN SPACE WHERE WE CAN GO】

スーツに身を包んだメンバーが一人ずつ現れ、扉が開いていく。この曲いいな、暗めのヨーロッパの映画に使われてそうな。


Part 2 Somewhere


ここで会場にスモークが焚かれる。青い照明、ピンクの光線。頭上にはそれらの効果で雲が現れたように美しく幻想的な空間が広がっていく。あるはずのない空を見上げてしまい、ひとり感傷に浸る。


大好きな曲、Designが始まる。メンカラに衣装チェンジしたメンバー達。きまちゃんのテロテロライトパープルシャツ片方インに目を奪われる。(拓実のピンクシャツも破壊力すごい)

don't run away from me ...  Never go back again...

ここのささやきボイスにやられる。これはマズい。生で聴くと耳が溶ける。きまちゃんの憑依もどんどん見えてくる。なんだろう、この曲ってすごく個性が強いわけでも誰かがすごく目立ってるわけでもない曲なんだけど、常に心地よいリズムと無理のない歌声、そっと寄り添ってくれて、その波に身を委ねているとあっという間に曲が終わってしまう居心地の良さ。(歌詞は重いけど)


そこから一転、赤い照明と煽りが空気を一変させる、Speed of Light。

激しく細かい踊り、声が力強く突き刺さる。赤い照明に照らされた彼らは全身全霊で表現する。サビの後ろで聞こえる重低音の響きが足元から背中にビリビリと駆け巡り、マイクに響かせる煽りの迫力に度肝を抜かれる。配信では感じられない衝撃が会場を支配し、聴きながらなぜか泣きそうになった。ライブの凄み、曲の持つエネルギー。それらを体現している彼らの進化。絶対に絶対に爆音で会場で聴くべき曲だ。


ペンライトMC。


Never Ending Story

2人のハモリで始まる。優しいAメロ。このまま終われないしょせ優勝。カメラ目線の拓実やばい。楽しそうに歌うきまちゃん。奨くん気持ちが入っている。高音蓮くんキレイ。日本のバラードっぽい。


(初日)伝えられるなら

説明不要の名曲。ギュッとステージ真ん中に集まり微笑みながら歌う。豆に集まるマイク(きまちゃん、音声さんの真似してる?笑)泣ける。

(2日目)Running

初めてのJAMへの曲。メンバーの伸びやかな歌声が心に沁みる。よな拓の歌声が素晴らしい。豆ちゃんのRunning to you で終わるのも良い。


(3日目)MONSTAR

JAMの大好きな曲。これを最終日限定にするとか、どんだけ強気なんだ。それほどJO1の多くの楽曲はハイクオリティであることの証か。うっとりしてる間に一瞬で終わってしまった。


VCR

鏡と向き合うメンバー達。神様仏様なお鶴と食への執念がすごいきまちゃん。しょせは本当に天使。生で見たら本当に天使(何度でも言う)。ポジティブとは真逆な純喜。強い人間ではない蓮くん。ライブで本領発揮してる常に全力な豆ちゃん。誰かを幸せにすることを幸せだと思う景瑚。誰にでも優しい奨くん。心が変われば行動も変わる拓実。1人では扉を開けれないと分かっている瑠姫くん。

そんな君たちだから私は応援しているんだ。(号泣)


Part3 Our Space


(初日)奨くんと純喜のSTAY

歌が大好きな二人、思う存分歌ってくれ!!生歌すごい。ハモリもアレンジもばっちり。「今日の記憶JAM覚えててねーーーーー」本当に幸せそうに歌うなあ。


オーラスでちょっと心配していたのが純喜。これほどの数の曲のかなりの部分をあの声量で歌い続け、さらに彼はダンスも全力、一切手を抜かない。テンション係でもあるし、さすがに疲れのピークが来てるのではと想像していた。ところがどうだろう。そんな心配は杞憂に終わった。オーラスの最後の最後まで彼は全力で歌い、JO1の歌唱パートを牽引し続けた。楽しそうに幸せそうに。これから先どんな歌手になっていくのか楽しみで仕方がない。


(2日目)Get Back

サングラスをかけた拓実しょせ。正直、生で観てたけど記憶が無い。それくらい衝撃だった。配信で見返すと、やっぱりあの会場で感じた驚きと興奮はあの時にしか感じられないかもしれない。JO1の曲にラップが少ないのはもったいない。これだけ彼らはパフォーマンスすることができるのだ。圧倒的に突き抜けたゴリゴリ曲を求む。

(3日目)蓮くん瑠姫くん景瑚豆ちゃんのダンス

PVの撮影時よりはるかに進化した彼らのダンスは圧巻の一言。5公演をこなし体は悲鳴をあげていたであろう状況で、4人のダンスのみでパフォーマンスするのは凄まじい。それも3分間も、である。この広い会場で踊りだけで人々を魅了させなければならない事に、おそらく川尻蓮はかなりのプレッシャーがあったであろう。彼は完璧にやり遂げた。


そしてFreedomへ。

緑と白の衣装にチェンジ。ラフな格好でのFreedomは新鮮だ。移動の多い曲で大変だと聞いていたが、適度に力が抜けていて難なくパフォーマンスしている。サビの足上げ大好き人間だけど、みんなスムーズに足が上がるようになっている気がする。ここは真横から見たかった。背景の細かな光の演出も素敵だ。純喜の高音フェイクも決まる。

ここで景瑚に触れておこう。彼がセンターに来た時のあの吸引力は何だろう。眉毛を切なげに動かし、己の表情一つで魅了してしまう。さらにはあのスタイル。圧倒的に映える長身から繰り出されるダンスは、その美しさだけでなく彼の適度に脱力した膝の柔らかい踊り方にもつい見惚れてしまう。もはや天性の人たらしなんだろう。そしてあの甘い声。一度聞くと忘れられない彼の声もまた神様からのギフトである。


雪が降る冬の背景に変わり、Dreeming Night。

毎回変わるきまちゃんのご挨拶。思わずみんなが笑顔になる。

白状しよう。私は踊りたくて歌いたくて仕方がなかった。そして嬉しいことに私だけでなくJAMみんなが思っていたようで、センターステージへ向かった彼らの背中を追いかけながら客席を見ると、ペンラを振って踊っているJAMがほとんどだった。

(カメラに抜かれた)しょせ天使。ほんと天使…拓実リフトは思ったより直立だった。後ろから見れたのラッキーだったな…この曲は歓声が解禁されたら、絶対に絶対にJAMみんなで合唱できる。踊れる。会場がひとつになる。そう確信した瞬間だった。最高に楽しかった。

MC

初日にやってくれた拍手ジャンプ対決やペンラウェーブ、時間が押しすぎてカットされたのか、2日目3日目やってくれなかったの残念だったな…次回はぜひやってほしい!!


Blooming Again

大好きな曲。歌う瞬間にスポットライトが当たっていく。メンバー全員の歌唱力の高さに驚かされる。高音組もすごいし、低音組のハモリも素晴らしい。

その中でも私にとってこの曲は拓実だ。彼の持つエネルギー、感情を表に出す力。力強くハスキーな歌声が曲とマッチしていて、観るもの聴くものを一瞬で曲の持つ世界へ連れて行ってくれる。拓実に任せておけば間違いない、そんな制作側の気持ちも伝わる。拓実は何だろう、歌も踊りも魅せ方が格別だ。自分の良さを分かっているし、こだわりもしっかりある。安定感もあるし…アイドル10年目ですか?ってくらい熟練度が卓越している。トークでも色々気持ちはあるだろうに、嚙みしめるように言葉を紡ぎ、優しく伝えてくれる。すべてがセンスの塊、これが川西拓実だ。


止まれない go away 忘れない all the way ここから君の世界さ


二人ずつ花道へ戻っていく。笑顔で歌うBlooming Againは最高だ。


ICARUS

物語の中に入ったみたいに感情が揺さぶられる。次々変わる背景の躍動感も曲の雰囲気に合っている。ただただ曲の美しさと歌声の美しさに身を委ねて静かに泣いてしまう、そんなパフォーマンスだった。(全員ハンドマイクなのも貴重かも)

4thは本当に粒ぞろいのシングルだ。どの曲も完成度が高く、自信満々に誰にでも勧めることができる。惜しむらくは衣装。ICARUSとFreedomは大人な衣装(ダークカラーで長袖でテロテロしてる感じ、鎖骨見せて手首足首も動くとちらっと見える感じ)で次回ぜひ披露して頂きたい。


VCR

小芝居が面白い。るきまたが一番演技が怪しかったな…笑 蓮くんのちょんまげにざわつく客席。静かな純喜も可愛すぎる。

しょせ景瑚拓実の眼鏡、よかったな…河野純喜がニュースに出ていた悪党なのか。笑

奨くん豆鶴がハピメリ無音で歌ってるの面白かった。実生活でも同じ宿舎に住んでグループラインをしているから、この設定がなんとなく微笑ましかった。

「今すぐ君に会いに行くよ」


Part4 Home


最後の衣装で下からせり上がってくる。(2日目白衣装は生で見れて大興奮!!優勝です!!)

Shine A Lightが始まる。13曲近く歌って踊っているのに疲れた顔も見せずに、笑顔で踊る彼らはキラキラしている。生で見ていると瑠姫くんの発光具合が尋常ではない。髪が金髪なのもあるけれど、本当にお顔が一人だけ光り輝いている。そして私が一番いいいなと思ったのはスタイル。顔の大きさ、首の長さ、身長、脚の長さ、細さ、すべてが最高のバランスで出来上がっている。きっとそんなところも相まって彼の唯一無二のオーラとなり、JAMを夢中にさせているに違いない。決して俺が俺がというパフォーマンスはしない(要所でキメるけど)ダンスも結構ヘビーに動いている。けれど強く主張はしない。うまく感情をコントロールし、魅せたい自分を丁寧に魅せる。そんなところも好き(感情丸出し純喜と真逆で笑う)

今回しょせについて、天使としか言っていないけれど、ライブ中真顔の瞬間も多かった。彼は何かに集中しているようにも見えたし、何かを考えているようにも見えた。そしてしっかりファンサもしていたし、カメラに抜かれる時には完璧な天使になった。ラップもただ勢いよく強くするのではなく、あえてタイミングをずらしたり、音程をずらしたり様々な工夫が感じられて鳥肌がたった。クラップ芸も恐ろしくかっこよかったし、暗髪しょせが大好きな私はビジュアルにもうっとりした。優しい彼はライブ中も色んな事を見て、感じて、気持ちが動いていたんだろう。そんな彼をずっと見ていたかった。


Run & Go

花道を歩きながらキットカットを客席に投げてほしかった。笑 この時の背景が可愛かったな~満面の笑みが最高だ。空の果てまででsee youポーズした景瑚、泣く。

あと、センターステージで遠くの背中しか見えない時、なんかこの人に目が行くなって思ったらお鶴だった。形容しがたいけど、ひとりだけ背中がすごく動いてる。きっと肩甲骨がやわらかいと思うんだけど、可動域が他の人と違うからダンスの迫力がある。正面だけでは伝わらない彼のパフォーマンスの良さを見つけられて得した気分。そしてお鶴のメンバーとの絡みが大好きだ。彼のくしゃっとした顔で向き合ってメンバー同士で笑い合う瞬間が、たまらなく愛おしくなる。彼のポリシー”素”が垣間見れるし本当に心の底から楽しんでいるんだろうなと感じられて、こちらも幸せになる。ありがとう。


そのまま突然のツカメ!!!!!

これはかなり興奮した。正直国プではないからツカメにそんなに思い入れはなかったんだけど、生で観たら感動した。横一列で彼らの原点、幕張メッセのセンターステージで踊ったツカメは国プのみなさんはもちろん、JO1達本人が一番感慨深かったのではないだろうか。圧倒的主人公の豆ちゃんセンターのダンスブレイク、そこから花道を渡り、メインステージへ。最後の一音とともに飛び込む。完璧だ。


MC


きまちゃんの椅子持ち込みから瑠姫くんの曲フリ。


僕らの季節

椅子の上で神々しいまでの美しさで踊る瑠姫くんから始まる。

クリスマスソングのようなリズム、軽やかなダンス、JO1の冬がやってきた。

そして横にピョンピョン跳ねる動きはクリスマスの踊りなんよ。最後の純蓮の高音も素晴らしい。

このまま暗闇が落ちる前にの奨くんを見た瞬間、将来ミュージカル俳優として舞台に立つ姿が目に浮かんだ。お願い絶対やって(懇願)

奨くんで今回印象に残ったのは歌いながら表情が大きく変化していたところ。もともとダンスをしていなかったので踊りと歌は別のものだったかもしれない。しかし彼の努力はすさまじく、今では全くそれを感じさせないどころか、様々なダンススキルを会得してしまっている。踊りながら歌い、そこに感情を乗せて見ているものの心に響かせる奨くんの唯一無二の歌声とパフォーマンスはメンバーの心の拠り所と共に、なくてはならない存在だ。(ミュージカルお願い)


歌い終わると一旦袖へ。すぐに暗いステージに椅子が運び込まれてくる。

客席からはアンコールの拍手が。よかった、もっともっと聴いていたい。彼らの歌を。


聞き覚えのあるピアノのイントロが流れ始める。~Be With You ピアノバージョン~

VCR メンバーが色んな扉を開けていく。そこにスカイの姿はないけれど、衣裳部屋にはスカイの衣装が。最後はみんなでラポネの練習室から。


Part5 Here,Again


ライブグッズに身を包んだメンバーが椅子へ。


Prologue


君はひとりじゃない、君となら歩き出せる、終わらない夜はない、運命よ輝け、嵐の日は教えてよ、思い出をひとつ迎えに行くから。


背景にはJAM達の扉の写真が映し出される。それを振り返りながらひとつひとつの歌詞を噛みしめて歌い上げる彼らは、何を感じているんだろう。


歌い終わり、話始める蓮くんはすでに泣き始めている(きまちゃんも隣で泣いている)本当はデビューしてすぐツアーやコンサートをする予定だったと奨くん。こうして会えるようになったことを感謝し、全員でお辞儀をする。

蓮くん 本当に嬉しい、俺らも本当に会いたかった、スクワットして涙をこらえる。今日この日のために頑張ってきたからみんなも、死ぬまで忘れない日になったでしょ(涙腺崩壊)


きまちゃん JAMの扉の写真を見てリハで泣いた。やっと恩返しできる、今日少しでもそれができたのかな。ライブが終わってほしくなくて…

これからもついてきてくれますか?袖で涙をぬぐうきまちゃん。(涙腺崩壊)


しょせ メンバーにも感謝を伝えたい、ライブができることを本当に感謝しています。これからも僕たち全員を愛してほしい。(天使天使天使)


豆ちゃん 色んな事があった。僕ができることは何か、JAMにできることが何かないかと考えていた。もどかしい2年を歩んできたけどJAMがいてくれたから。笑顔で話す豆ちゃん(オーラスは泣いてたね(涙腺崩壊))


拓実 何かを落としたJAMを心配する。JAMもJO1も楽じゃなかった2年間。来てくれたことに感謝。JO1ってかっこよくねと胸を張って言えるグループになる。(かっこいいかっこいいかっこいい)


純喜 JAMも優しいし、JO1も最高のメンバーだし、むちゃくちゃな奴ばっかりで性格もバラバラで喧嘩もするけど、こんなに素敵なライブを作ることができて、会場まんまるにひとつになっていると感じる(オーラスは伝説のおでんくん)


景瑚 今すごく幸せ。当たり前なことができる、メンバーといれること、パフォーマンスできること、感じて動けること、感動できることがすごく幸せ。(けいごぉ泣)


奨くん デビューしてから険しくも長い道のり、ここがゴールではなくてここがスタートライン。ずっと成長をみてほしい。こんなリーダーでメンバーついてきてくれてありがとう。泣かないって決めたんだけど。スクワット。(奨くんが泣くのはずるいとメンバー)


瑠姫 2年会えなくてこんなに素敵な日が、もう来ないんじゃないかなって、結構しんどかった時期があって今こうやってステージに立てているだけで幸せ。誰一人欠けてもいけなかったライブ、一人一人に感謝。最高の恩返しにしたかった。気持ちだけでも11人の気持ちが伝われば、JO1もJAMもここはプロローグ。もう二度と経験できないステージになった。楽しくゆっくり進んでいきましょう。


なんで最後俺?なお鶴(このくだりオーラスまで毎回)最初スタンバイしてるときに涙が込み上げてきた。純喜くんのボントゥビでグッと来た。なんとか耐えた。笑ってんじゃねえよ。笑 まだ1個目のドアを開けたばかり。日本の歴史を変えて、老若男女世界を超えて、でかくなって新しい星作る。(誰も否定しない)


と、急にイヤモニ壊れた蓮くん袖へはける(それをなぜか追うしょせ)ステージに座るメンバー。11月19日、特別な日。

バースデーソングと共に瑠姫のバースデーケーキが登場。ハピメリが流れ始め、つるきま裏声アプジマヨ。

瑠姫くん 大事な3年目、このメンバーでトップを目指して頑張っていきたい。

ステージの照明が消え、客席が明るく見えると喜ぶメンバー。JAMとJO1で写真撮影(うらやましいうらやましいうらやましい)


拓実 今日という日は現実なんです、これは夢じゃなくて現実。みんな大好きなあの言葉を一緒に言いましょう 

JAM(大好きな言葉ってなんだっけ…)


This is no dream so real!!!!


最後の曲はREAL。夢のような時間が終わる寂しさの中、今この瞬間、JO1とJAMが出会えたことは現実だと伝えてくれる彼らの顔はキラキラ輝いて、満面の笑みを浮かべていた。掛け声動画のJAMパートを歌うメンバー。ファンサしていてダンスブレイクにぎりぎり間に合う景瑚と蓮くん。花道を渡りセンターステージへ。笑顔でパフォーマンス。ステージの隅から隅まで行き、手をつないで「ありがとうございました!」とお辞儀。紙吹雪が舞う中、ずーっとありがとうと言い続けるメンバー。生で観ていた時は、もう終わってほしくなくて、何も考えられなかったし、メンバーの姿をちょっとでも目に焼き付けようと必死だったから記憶がない。

最後にメインステージ中央へ。


以上!!!JO1でしたーーーーーー!!!!


This is no dream so real!!!!


ライブ終了後


終演後、隣のJAMさんと感想を言い合う。規制退場だから呼ばれるまでずっと喋っていた。このご縁を逃してはならんと、Twitterのアカウントを伝えて相互フォローに。本当に嬉しい。お互い初めてのリアルJAM。普段は違う場所に住んでいるから、名古屋や関西でライブがあるときはまた必ず会いましょうと固く誓う。電車も途中まで一緒で、お互いに感謝を伝えあい別れる。名残惜しいな。新しい環境での友達は本当に嬉しい。初対面の方とも心を通わせることができる、そんな出会いをくれるのは、JO1が特別だからだろう。


終演後21時半ごろ。夢見心地で写真もブレブレ。JAMの熱気がそこかしこに。

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他のJAMさんも口々に言っているが、本当にみんな優しい。困っていたら助け合うし、不安な時は慰め合うし、私はこういう界隈が初めてなので分からないが、とてもいいファンダムだと思う。ファンは好きな人に似る、だね。

何といっても会えない時間がJO1への思いを熱くさせたし、JO1もJAMへの思いが溢れていた。コロナ禍で思うような活動ができず、離れていった方も多かったと思うが、それ以上にあきらめずに応援してきたJAM、そこに新規のJAMの熱量も加わり、強固な想いを持つファンダムに成長し続けている。そう、今現在も。これは新規の私が強く実感しているし、確信している。

彼ら11人には、今まで男性グループに全く興味のなかった人たちを次々に虜にする何かを持っている。人柄なのか、実力なのか、はたまたこの逆境に放り込まれる彼らの運命になのか。答えは誰も分からないし、未来もどうなるか分からない。

けれど夢を見てしまう。彼らならトップに行けるのではないか。誰も見たことのない景色に連れて行ってくれるのではないか。そう期待させる力を、魅力を彼らは持っている。

今回のライブもステージは巨大スクリーン以外何も装飾はなし。最小限のMC、衣装チェンジのためのVCR以外は本当に歌って踊って、ステージを2時間半駆け回っていた。そこにはアーティストとしてトップへ行こうという気概が伝わってきたし、5公演をやりきる体力・実力をつけていることに感動した。

もしかしたら私の今まででの人生で一番の体験を幕張メッセでさせてもらったかもしれない。それくらい素晴らしい瞬間だった。彼らの「今」をこの目で見ることができて本当によかった。そしてリアルに100回くらいありがとうって言ってたけど、ファンに向かってあそこまで感謝を述べ続けるアーティストっているんだろうか?

君たちは特別だよ。ありがとう。結成から2年。まだまだ成長し続けている彼らを見守って応援していきたい。

心は11人。

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以上となります。最後までありがとうございました。またね。

おまけ~きまちゃんへの愛~

以下、推しのきまちゃんへの熱すぎる想いになりますので、ご興味ある方はどうぞ。

きまちゃんを好きになったのは、やっぱりJAMさんが作ってくれた布教動画かもしれない。ボントゥビで初めてJO1を見たときは全然推しとか決まらなかった(それくらい曲とMVの出来が良かった)けど、色んな動画を見漁るうちにプデュでのHigh Light、ラミライ、帆を上げろのチッケムに辿り着いた。彼のパフォーマンスは人と違っていた。ただひたすら、美しさを追求していた。勝ち負けとかそんなことは一切感じさせずにきまちゃんなりの曲の解釈を丁寧に表現していた(ように見えた)。そしてAクラスで見せたあの死ぬほどカワイイ、うんうんとうなづくやつ!!見た瞬間ひっくり返ってうひゃあ!!と叫んだ。やられた…

彼は特別だ。彼独自のセンサーに反応した、物や音、感情を瞬時に言葉にして、彼の目に映るキラキラした世界を垣間見せてくれる。メールはそっけない、でもセルカ付きですごく頻繁に送ってくれるから、JAMへの思いが伝わる(食べ物の写真が半数以上を占めていてもね)。繊細なようでいて強い芯を持っているし、譲れない思いやパフォーマンスへのこだわりがある。体力は無尽蔵で寝なくても平気そう。でも起きてる間はずっと何かに没頭してるらしい。職人気質かな。

いい加減パフォーマンスの話に戻ろう。今回のライブ、生で観た感想。きまちゃんから目が離せなかった。彼がどこにいても目が追ってしまう。ステージの上に立って話しているときは不安そうで肌が真っ白で、黒目がちな瞳はウルウルしている。儚くて夢見心地で今にも消えてしまいそうなそんな雰囲気。(お鶴がコメントしている時は振り返ってスクリーンでお鶴を見ていた。どんだけ好きなの)

ところが曲が始まるとさっきまでの儚さはどこへやら。握りしめたマイクにギリギリまで口元を近づけ、誰よりも力強い声を響かせる。

そして特に顕著だったのは音楽を楽しんでいるように見えたところ。そんなに笑う曲じゃない時も一人だけにこにこしている時があったり、自分のパートで首を振りながら歌っていたりと、

流れてくる音楽を楽しみ、自分の歌声もその音楽の一部であることを心から全身で楽しんでいた。

表情も元々強く表すタイプではないが、ライブ中も何かが憑依しているかのように目が虚ろでゾーンに入っているように見える時もあった。本当に目が離せない。

ダンスは、生で観ると圧倒的に美しい。ひとつひとつのポジションが計算されつくしている。どの瞬間もきれいだし、一人だけ最後の一瞬、1音まで首の角度を少しつけたり、手で顔を覆ったり、曲と自分の見せ場を演出。彼の感性、こだわりが垣間見える部分だ。

そういう曲の解釈、彼の見せたい表現が確実にパフォーマンスに現れているのがすごく魅力的なのだ。ラップや煽りはすでに多くの人が絶賛しているからここでは割愛しよう。最高なのは間違いない。

そして初日のラスト、あの涙のコメントは一生忘れられない。いつもおちゃらけたり寿司ネタに持っていくところ、感極まって涙を流すきまちゃんは震えるほど美しかったし、21歳の今にしか出せない儚さがそこにはあった。他のメンバーが話している時も後ろを向いて涙を見せないようにしたりと、彼は涙もろかった。

永遠なんて信じてないけど、君とならどこへでも行けるよ。

本当にありがとう、きまちゃん。

チープな言葉かもしれないけれど、夢と感動と勇気をもらいました。

よく寝てよく食べて、健やかに育ってね。

そしてまた見果てぬ夢の続きを見させてください。

ライブ会場でまた会いましょう。

おわり。

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