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「サインを止めた」から「興味が無い」に主旨を変更

24日の虎ノ門ニュースで自民党幹事長室から有本香さん宛てに届いたFAXの文面が公開されました。これにより有本さんが引っ張りたい方向とは別に「有本さんが仕立てたストーリー」の正体が垣間見えてきました。このニュースが本当はどういうニュースだったのかを書き記そうと思います。

このニュースで有本さんが本筋では口にされない言葉があります。   FAXにあった二幹二国です。有本さんは本件は「都議選には直接関係は無いと私は思う」と断言されます。
ネトウヨには親中派の一言で終わる二階幹事長ですが、幹事長の仕事は何をおいても選挙で勝つことです。有本さんはネトウヨ程度の知性では無いので、この事を充分承知されてるにもかかわらず、この件で選挙を考慮する必要が無いとなんの説明もなく断じます。
ニュースから幹事長室の仕事が選挙対策であることを省くことで有本さんは自民党の大ボスを影で操る黒幕の存在を仕立て上げようとしたのです。

17日、中国の人権侵害非難決議案の見送りを取り上げたBSフジのプライムニュースの中で森山国対委員長が「二幹二国で協議する性格のものなのか」を話されました。行政府の法案と違い、国会の決議案は各々の党の承認で提出が出来るもので連立与党とはいえ自民党と公明党は別の党であり、決議案の決定はそれぞれの党が判断することです。党の判断でやるべきことを調整役である幹事長と国対委員長が選挙のために連立与党内で意見のすり合わせをするのは筋違いではないかと言うことです。日本の政治斯くあるべしと政府を指弾する有本さんは本来、これを指摘すべきです。しかし有本さんは刺激的な結末に向かって記事を書き進めた為、最初に関心を持つべきはずの”親中派の二階”がサインに応じた事に驚きません。虎ノ門ニュースで有本さんは林幹雄はウイグル問題に興味がないと断言し、竹田恒泰さんに「二階さんも興味ないんですよね」と問われると「当然無いでしょうね」と即答されました。これでは林幹雄の行動の意味も二階の行動の意味も整合性がとれません。

有本さんは幹事長室から届いたFAXの問いかけに私は取材をしたの一点張りで応じ、書式の不備を嘲笑います。しかし、FAXの文面は有本さんが視聴者に想像させたような抗議文ではなく、有本さんが揶揄した感想文そのまんまです。ですから訂正や謝罪を求める文言が無いのも当然です。有本さんが罪の意識を感じず、素直に文面を読めば有本さんの角度の付いた報道に対し、当事者の側から送られたご意見、ご感想です。当然、返信も不要です。  有本さんは文面を公開したにも拘らず、問われた論理の説明から逃げ、取材先を明かさないのを権利であると主張し、ご自分の情報の正しさを声高に言われますが、取材先が誰かを言う必要はありません。聞きたいのは取材の質です。誰かに聞いただけのことを「間違ってたらごめんなさいね」で配信されるのなら有本さんのジャーナリストとしての程度が知れます。     老婆心ながら申し上げればこの文面にはでっかい釣り針がついてますが安易に食いついていいものやら他人事ながら心配になりますw

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