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【シナリオのネタ】クリエイターはマイノリティ問題に対してどうあるべきか

 つい最近、足立区議会民主党の白石正輝議員が「法律で同性愛を認めると足立区が滅んでしまう(意訳)」と発言した件について、巷では炎上し、終いには足立区百合滅亡アンソロなる言葉まで生まれる始末だ。
 今回の記事は、シナリオライターとしての立場から性的マイノリティ問題やその他宗教的マイノリティなど、社会的少数派をどう扱うべきなのかなるべく客観的な視点で語っていきたいと思う。
 一部私情を挟むとは思うが、その際には「あくまで個人的な感想」と断りを入れさせてもらう。
 (今回は文字ばっかり&クソ真面目に記事を書いているので、かなり労力を使うことを了承いただきたい)

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◇日本での性的マイノリティの扱いについて

 現在日本では、性的マイノリティは明治~大正時代よりは比較的受け入れられるようにはなってきているが、それでも未だ寛容とは言えない。世界的に見ても、同性愛などに対しては比較的後進国と言わざるを得ない。
 テレビではマツコ・デラックスなどのオネエタレントが引っ張りだこであり、創作ではBLだ、百合だと一見寛容に見えるが、事実はどうか?

 2015年、クラスメートのラインで同性愛を暴露された男性が自殺するという事件が起こっている。
 それ以外にも、小中学校ではLGBTQ+などであることが分かったときにいじめが発生するという事案が起こっている。

 日本社会において、性的マイノリティが暴露されたときに行われている反応は「許容」ではない。

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