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かくかくしかじか日記。~明日香村・2~

2017年1月30日
高松塚古墳からバスに乗って、次は石舞台古墳へ。
実は朝から大雨だったり、バスに乗りおくれたり、時間間違えたりと散々だったのが、ここら辺から持ち返してきた感じがしました。

次の石舞台も歴史の教科書でおなじみですね。
この古墳はキトラより、高松塚より知名度がぐんと高いのでは??
石舞台は、石がむき出しでぽーんとおいてあるから、「そういうものなんだろうなぁ」と思っていたけど、どうやらほかの古墳同様に最初は土で覆われていたけど、埋葬されていたとされる蘇我馬子さんの態度に怒っていた人たちが、掘り返してしまった…という説があるようですね。

お陰で今は内部までじっくりと見ることが出来るのですが。
(そういった意味でも、とても貴重な古墳の様です)

でも、これ、
小学生の歴史を習いたてのころに見学に来れていたらなぁ!と思います。
教科書と、自分の見たものがリンクして、1000年以上の時の流れをありありと感じられただろうし、歴史にとても興味が湧いただろうな。
そういう意味でも、奈良近辺の子供たちはいい経験がたくさんできて羨ましいって思います。

そして、そのまま移動のため、バスに乗っていたら、地元の小学生たちがたくさん乗ってきました。
こちらは市営バスがスクールバス代わりになっているようです。
みんなとても礼儀正しくて、一般のお客さんを優先して座らせる等の気遣いをしっかりとしてくれました。
お陰でわたしも、バスでは座って一休みすることが出来ました。
(途中、カワイイ女の子のグループがわたしに「話しかけようよ、やめようよ」ってこそこそキャーキャーしていてかわいかったです♡)

(バス停にあった干支のしめ縄飾り。こういうのがとても好き!)

最後に寄ったのが、「飛鳥寺」です。
日本最古のお寺とされている場所です。
正直ここは、行こうかどうか迷っているところでもありました。
そして、途中バスに乗りおくれていたりしたため、ここを見ていると、次は最終バスになってしまうので、あまり時間に余裕のない行動は苦手なわたしとしては、悩みどころ…。
でも、バスが飛鳥寺に直前、「やっぱり行かなきゃ!」と降りることを決意。そして、この決意がわたしの仏像人生(なんだそれ)に大きな衝撃を与えることになったのです。

(飛鳥寺。裏手にはかの有名な蘇我入鹿の首塚があります)

その衝撃とはこのお寺にある「飛鳥大仏」。
お堂に一歩足を踏み入れた瞬間、雷に打たれたような衝撃!!

「なんか今まで見たことがないお顔!!Σ(@_@)」

そう、わたしにとっての初めての「飛鳥仏」なんです。
(飛鳥仏…飛鳥時代の仏像の総称。面長なお顔と、アーモンド形の目や、微笑が特徴)
それまで「飛鳥仏」なんて存在もしらなくて、
「アルカイックスマイルですよ」という説明を聞いて、

「アルカイックスマイルってブラフマンの曲でしょ?」

ってくらいの知識しかなかったわたしの馬鹿さ加減が、露呈した瞬間でもありました。

そして、この飛鳥大仏は本当に飛鳥時代からこの場所に鎮座していて、作られたのは聖徳太子が生まれる前…なんて説もあるとか。
この大仏はもう目が回るような月日をすごし、数えきれないくらいの人が手を合わせてきたんだろうなぁ。
もう、何とも言えない不思議な気持ちがどんどん湧いてきました。

(飛鳥大仏、是非ネットで検索して、お顔をご覧になって下さいね)

明日香村の観光はこれにて終わりですが、
明日香村は足を踏み入れた瞬間から、とても今まで感じたことの無いような、不思議な気持ちになった場所でした。
日本であって、日本でないような。
でも、日本の原点がそこにある場所。

奈良からほんの1時間の距離だけど、とてもとても遠くに来たような気持ち。
明日香村、また伺ってじっくりと観光したいし、
出来ることなら住んでみたい場所だと思いました。

5日目行った場所。
橿原神宮
神武天皇陵
キトラ古墳
高松塚古墳
石舞台古墳
飛鳥寺


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