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英語学習: 2020の結果と2021の動き方


はじめまして。はじめてNoteを書いてみます。ゲーム会社勤務のスミオと申します。2021年開始早々、尊敬する開発者の一人である mokoさんがゲーム開発者向け英語学習Discordを立ち上げました。

この素晴らしい行動力に感化され、自分がなんとなくダラダラとやってきた英語学習を2021年はより効果のあるしっかりとしたものにしようと思うのと同時に、お互いの学習方法や日々の進捗をシェアしていければと思い、去年の英語学習と今年の方針をまとめてみました。誰かのご参考になれば幸いです。

2020年の英語学習の成果

成果1: CASEC: 682点から841点に

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CASECという自宅からオンラインで40分弱で受けれるサービスがあり、2020年は、決してCASECのためのテスト勉強をしないという制約のもと、英語の能力判定の一部にこちらを使ってみました。

TOEICなどへの換算をしてくれるのですが、それを信じるならば695点から920点になったとのことです。といっても、このテストでは語彙/文法/リスニングの項目しかチェックできないので非常に限定的なものです。ただ自分の中で、総合的な英語力が向上すれば、おのずとこのテストの点数もあがるだろうと思っていたので、テストの点数があがったのは素直にうれしかったです。(このテストの形式に慣れていったというのもかなりありそうなのですが。。)

成果2: 字幕なしの動画視聴に対するストレスがかなり減った。英語字幕があればかなり軽度の負荷でそのまま見れる。

体感的にはこちらが最大の成果でした。後に説明しますが、2020年の学習のメインは多読多聴でした。前々から英語の記事やメールを読むのには慣れていたのですが、英語のみの動画は自動生成英語字幕見ながら頑張る。。というのが限度でした。 

2020年の英語学習方法

それでは、自分がどんな学習をしてきたかというのを簡単にまとめたいと思います。2020年といっても一年間はかなり長いので紆余曲折した感じですが。。

1. とにかく興味のある英語のNetflixやYoutubeの同じ番組を繰り返し見まくる

PCでもテレビでも、移動中なら動画をダウンロードしてでも、気に入った番組を見まくりました。料理が好きなので、2020年初期はNetflixの「シェフのテーブル」の英語のエピソードをあさり、そこで知ったダン・バーバーさんにはまり彼のプレゼンテーションのyoutubeも見まくりました。この魚の話とかめちゃくちゃ面白いので英語関係なくみんな見てほしいです。(日本語訳もあり)

その後は、のちに同僚におすすめされた「ママと恋に落ちるまで」を見まくってました。英語学習のブログなどを調べると多くの人がFRENDSをお勧めしていますが、何回も試すもいまいち笑いが理解できず。ところがこの「ママと恋に落ちるまで」はもんのすごく下らないのに、毎回ほっこりいい話で自分にはとてもヒットしました。ただ。。話の内容が恋愛と結婚と下ネタなので、覚えられるフレーズにめちゃくちゃ限りがあります。。

また、ChromeにはNetflixでの英語学習のためのアドオンがあります。これがあれば気になるフレーズや聞き取れなかった部分などをすぐに追えるのでとてもおすすめです。

他にも、自分が勤めるEpic Gamesはほぼ毎週動画や記事をリリースするのでそこらへんも見ていましたが、こちらは英語学習というよりも技術勉強にあたるので割愛します。

2. 1で繰り返し見て、既にフレーズや内容がかなり目と耳になじんだ動画を仕事中のBGMにする

個人的にこれは良かったなと思います。「聞き流しはリスニング力を高めるか?」という疑問があるかと思いますが、普通に聞き流してるだけじゃほとんど効果はないというのが自分の体感です。全く知らない動画や、単語の意味を読み上げる動画などもトライしましたが完ぺきにただのBGMに成り下がります。一方、自分が気に入っており、そして既に沢山見た動画の聞き流しだと、英語の会話やフレーズからその際の絵や人間関係が頭の中でぼんやりとでも簡単に想像できました。それは英語の音だけからその時の情景や人の感情をダイレクトにイメージしている状態で、日本語を一切介していません。英語を理解しているというより、英語の音から自分の記憶を呼び起こす反復行為なのかなと思いますが、英語をメインでやっていないときでも並行してできる低負荷な訓練かなと思います。ただ、やはり負荷はあるので、本当に集中力を必要とする際などはわざと止めていました。

3. 気になった英単語、フレーズ、文法は雑にAnkiに登録し、毎日見返す

動画視聴でわからなかった単語、気になったフレーズは雑にAnkiという無料の単語帳サービスにぶちこんでます。その際に、日本語は入れず、英英辞書やググって出てきたフレーズを入れています。ニュアンスがわからないものは日本語でも検索して意味なども確認しますが、英語->日本語の変換を頭から減らすために、Ankiには英語しか書きません。(と思ったら、なぜか”うきわ”という日本語だけ入ってた笑) 

その他2020年の学習でやったこと

2020年の英語学習の基本は上記の通りで、学習から英語を英語で楽しむ方法の模索でした。ただ、これだとインプットばかりでアウトプットがないです。務める会社の本社がアメリカにあることもあり、月に数回は英語のでミーティングがあります。そこで毎回ぼこぼこになりながらも、アウトプットでは以下のことをやってました。

・週2~3回のGABA(英会話スクール)
コロナとなりオンラインにも対応したGABAですが、有難いことに会社のサポートで行かせてもらっています。2020年はずっとLevel7で、テキストは終わったのですが昇級テストも受けず、フリートークをメインで行ってます。この理由は上記の通り、一度英語を学習するという態度から距離を置こうというものですが、コロナで未曽有の事態となり、各先生がどう思っているのか、母国の状況はなどなど話すネタが沢山あってテキストなんかやってる場合じゃねえと思ってたことがあります。GABAは僕はかなり好印象なので、どこかでそれについても書きたいです。

・ESPL (English Salad Protein Lunch)

同僚のフランス人が英語の先生となってくれて、毎週、何人かの日本人と英語で喋りながらサラダとプロテインを取ろうというアホランチをやってます。(ほとんどみんなプロテイン飲まなくなってますが)。コロナでリモートの中でも毎週やっています。アクセルさんありがとうございます!

2020年の課題

2020年は英語に触れる時間が実際に増えて、大雑把に英語を理解し、大雑把に英語を話す気概が生まれました。ただそれでも「正しいニュアンスで正確な英語の文をつくる、そしてそれを聞きやすいアクセント及びイントネーションで話す」というライティングやスピーキングの部分は全く解決しておりません。

ということで、2021年の目標は正確性の向上となります。

2021年の英語学習法(仮)

2020年が英語の幅優先探索で浅く広く探りまくっていたのですが、そこに慣れたこともあり、2021年は深さ優先探索でいこうと思います。(といっても晩酌中に英字幕でNetflixを見たりは変わらないですが)

具体的な学習法を考えてるときにとても良い本に出合いました。

こちらの本は、認知科学の見方から、どう効率的に英語を記憶に定着させるかの実践方法が書いてあります。そして多読多聴をバッサリと切り捨てております(笑)その真偽は置いておきますが、自分の様に、正確性を向上したい人には試す価値ありだなと思いました。例えば「StudyとLearnのニュアンスの違いは?」などは検索すれば日本語のブログでも沢山説明文がでますが、そういった細かなニュアンスの違いや使うシチュエーションなどをすべての単語やフレーズで理解していく方法を「スキーマ」というキーワードを軸にやっています。興味ある方は是非読んでみてください。

もう一つは2019年頑張ってた発音学習をもう一度復活。松井博さんの名著を再度、毎日の筋トレ的に取り入れようと思います。

発音はなかなか自分個人でトレーニングするのは難しく、本来はちゃんと先生につくべきかと思いますが(なので、松井博さんが運営しているBrigutureはすごく気になってます)、実際にこの本をやった後でGABAの先生に発音向上をほめられたこと、英語ミーティングでも以前よりも話が通じるようになったことから自分に向いた本なのかなと思います。


簡単にまとめるつもりが長くなってしまいました。こんな感じで2021年は英語に慣れる年から学習の年にしたいと思います。三日坊主なので殆どNoteを書くことはなさそうですが、来年に良い結果をシェアできるのを目標に頑張ります。長文お読みいただきありがとうございます。






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