インド変異株感染が確認された感染者が居住するアパートの住民はすべて21日間の強制隔離。
ここのところ日々の感染者も一桁代。香港では例のインドの変異株は猛威を振るっていない。水際対策で何とか地域に入り込むのを未然に防いでいた。が、先週初めて感染経路不明の変異株地域感染が確認された。感染者はとある地区で住み込みメイドとして働く外国人女性。その女性がお世話をしていた雇用主の生後10ケ月の赤ちゃんからも変異株感染が認められたらしい。香港政府は急遽そのアパートのすべての住民に21日間の強制隔離を命じた。
住民は政府が準備したバスで次々と隔離施設へ移動させられた。その人数約1,000人。隔離施設は狭い狭い部屋にパイプベッドとシャワーのみ。いきなり大人数が押し寄せたから当然Wi-Fiもおそおそ。ただ感染者と同じ建物に居住しているというだけでいきなりの仕打ち。
食事は政府が提供するものの、誰かがFBで上げてた隔離施設での配給の画像をみる限りお世辞にもおいしそうとは言えない。っていうか正直これ無理かも。隔離中の唯一の楽しみの食事もこれじゃキツ過ぎる。今のご時世と違って私の幼少期の給食もかなりお粗末なものだったけど。今回供給されてるそれは私の給食を上回るなかなかの代物。
部屋からは一歩も出られないし外部との接触も厳禁なのでもちろんUBER EATSなんかもご法度。
うちのスタッフ内では万が一自分が隔離対象になったときに備えて缶詰とかインスタント食品を備蓄しとこうかなんて会話も飛びかってた。そんな話をしている数日の間でまた別のアパート、そしてまた別のアパートも強制隔離対象となって、もうあっという間に隔離施設はパンパン状態になった。この後どうすんだろうね~なんて話してたら今度はこのニュース。
強制隔離施設内で集団食中毒発生!!
どこまで気の毒な話なんだか・・・。
結局隔離施設もパンパンになった事、衛生面が保たれない事、政府が提示する食事の予算があまりにも低すぎてどこの業社も手を上げない事などなんだかんだで21日間の隔離は途中で放免。定期的なPCR test は必要なものの結果隔離されてた住人は無事にそれぞれの自宅に戻された。
ここ数日、日々の感染者は1~2人で気味悪いほどに落ち着いている。何処かに潜んでいるであろうインド変異株がまたひょっこり現れない事を祈る。
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