素敵なお月様と二の腕

昨日の夕方のこと


おとといから眠くて眠くて、プツンと電池が切れた様に動けなくなった。


洗濯物と洗い物の山……


家事はいくらでも手抜きが出来るが、結局、山のような物達を見て、余計にうんざりする。


ぼんやりしていたら、突然脳天に何かが突き刺さった様に思い出した!


今日は斉藤和義のライブだ!!!


私はチケットを持っていないが、せっかく近場でのライブだから、音漏れを聴きに行こうと、以前からそう思っていたのに 


すっかり忘れていたのだ。


でも、夫はまだまだ帰宅しない……


学校から帰ってきた娘を置いては行けない。



でも行きたい!


和義ぃぃいいい!!!!


夫に何度かラインをして、帰宅時間を確認する。


駄目だ、間に合わない。


間に合ったとしても、今日はどうにもこうにも身体が動かず、今から支度して外出することは困難だ。


行きたい


行けない


行きたい


行けない


乙女の花占いのように

悶々と葛藤、自問自答……


やはり身体もだるく、夫の帰宅の件もあるから諦めた。


心のどこかで諦めきれない私は、歯を磨いていても、皿を洗っていても、トイレに入っていても、ずーっと斉藤和義を思う。


他者が私の心を覗いたら、恐らく気持ち悪いだろう……と思えるぐらいに、斉藤和義で心も頭もパンパンになっていた。


外は素敵なお月様


やっぱり月の光を浴びながら、行った方が良かったのではないのか……


なんて思いながら床についた。


そんな私の夢の中


私の理想の二の腕が現れた!!!


そう、私は二の腕フェチなのだ!



メンズに出会うと、まず二の腕に目が行ってしまう。


ゴリゴリのマッチョは好みではないが、なかなかの筋肉質がタイプなのだ。


夢の中では、どストライクな二の腕が、私の思うがまま。


もはや、夢をコントロールしている私。


その二の腕にしがみつき(こわー)

その二の腕を左頬でスリスリする(きもぉー)

その横顔は


和義ぃぃいいい!!!!


私は斉藤和義の二の腕にしがみつき、二の腕に頬をスリスリしながら道を歩き、ウキウキで階段を下りたり、すれ違う人たちに見せつけている。


ずっと続けばいいのに、この時間……


アラームの音で目が覚めた。


夢から覚めてしまった。


ここ数ヵ月の間で、一番ガックリした瞬間だったが、目覚めと共に、ふと思い出した……


夫と結婚前、数回目のデートの時に、夫がさりげなく脱いだシャツの中から現れたのは、理想の二の腕だったことを。

私は思わずドキッとしてしまったのだ、あの時。


今では、夫の足が臭すぎて、主婦の知恵を振り絞り、消臭に命を書けている私。


夫のイビキに起こされる丑三つ時。
その丑三つ時に夫を転がし、何とかイビキを止めようとする私。


トキメキなんて無くなるが、出来ればときめいていたい。




そういえば、しばらく夫の二の腕なんて見てないし、気にしてなかったが、今日はチラリと見てみよう。


チラリと見えるぐらいが丁度良い。


※毎日ドタバタすぎて、なかなかnoteを開けません。やっとの隙間時間にnoteを開いても、皆様の記事を全て読めません。でも時間に余裕が出来たら、ゆっくりじっくり読ませていただきます。私のこと、忘れないでね。








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