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黒木渚 檸檬の棘2月21日

黒木渚ワンマンツアー「檸檬の棘」

2月21日の東京ファイナル公演

場所は六本木EXシアター

2年ぶりのツアー発表にもかかわらずチケットは即完売。前日になって機材解放で当日券を出す大盛況ぶり。みんな本当にこの日を待ち望んでいたんだ。

チケットを握り締め前から2列目、キーボードの神佐さんの目の前ポジションへ。

え、近。私のチケ運にしてはかなりの良席。

もうこんな事、2度とないんじゃないか…

会場が暗くなり、誰もいないステージの上から渚さんの声で口上が始まる

「世界が壊れた記念に檸檬の苗を植えた

17歳。私は檸檬の木に棘があることを知った

その棘は私の怒りに共鳴した」

口上が続く中、バンドメンバーがステージへ

ブーーンという不穏な電子音が徐々に大きくなり、ステージ上の複数のライトが客席へ白い光を投げかけながら不規則に動き回る。

次の瞬間ステージがパッと明るくなり、軽快なピアノの音と共に黒木渚がステージへ登場

「こんばんは!黒木渚です!今夜も楽しんでいきましょう!ふざけんな世界ふざけろよ!」

頭には棘や葉のついた銀の王冠

黒のキャミソールタイプの衣装で、胸下で切替しふわりと腰あたりまでフレアなデザイン

(檸檬の棘のMVで着ているのに似てる)

フレアの下からは膝下まで伸びる黒いレース

ダメージの入った黒のショートパンツにローリングストーンズ柄のタイツ。

笑顔全開で楽しそうにマイク片手に跳ね回りながら頭上で手を叩く渚さん。

きたー!うわー!かわ、え、かわ!

笑顔!あの楽しそうな笑顔!

ステージ狭しと動き回るその楽しそうな姿。

「ちくしょーちくしょーふざけんな!」

拳を突き上げながら、涙を堪えて叫ぶ

そして解放区への旅、金魚姫へ

金魚姫では手足を優雅に動かして、金魚のゆったりと泳ぐ尾ひれの感じ、くるくると回って恋を楽しんでいる女の子のキラキラ✨してる感が出ていて、指先1つの動き方まで1曲を表現している

「みんなどうもこんばんは!黒木渚です!」

このMCの喋りだしの時点で少し涙声

スペシャルゲストのコシ・タンタン🐯登場

実は2代目だとの秘密が発覚

ぽんこつ丸が1代目がトラ🐯に見えないと言うことでネットでポチったらしい

そのままタイガーへ

本人が以前からやりたがっていた映像演出

曲調は鍵盤ハーモニカや木琴、思わず足踏みしちゃうようなピアノのリズム。あの歌詞。お腹が空いたよタイガー♪

そして本人がずっとやりたがっていた映像演出!モノクロ調の映像で、トラの絵が出てくる。だが、途中から受精シーンや妊婦のお腹からトラが飛び出してるシーン、トラが飛びかかってくるシーン。教育番組で使われててもおかしくないイラスト調なのにあの内容。まさに

狂ったEテレ(本人談)

本人はタンタンと戯れながら笑顔で歌唱。

曲が終わるとステージが暗くなり、頭上からスポットライトがスタンドマイクを照らす

タンタンを手放した渚さんがマイクの前へ

「いやー、楽しい!終わりたくないよ。まだ始まったばかりなのにこんな事言ってるけど」

アーモンドへ

サビに近づくにつれて激しくなる楽器隊。めちゃくちゃカッコいい。叫びながら何度も立ち上がってドラムを叩き、ギターは激しく体を揺らしながら飛び跳ね、キーボードも熱のこもった激しい演奏。ベースを大きく上下に揺らしながらかっこよく引きまくる。

「明日世界が壊れても、私の喉が破れても、私は叫び続ける。

あなたのくれる一瞬が、あなたのくれるステージが私の人生そのものです。この時間だけでもいい、私をあなたの本命にしてください。」

口上の後、マイク無しで激しく歌い続ける

圧巻

ギターを抱え火の鳥へ

曲のかっこよさもさることながら、曲の起伏に合わせた照明の使い方がかっこいいんだわ

イントロからピアノと歌だけの部分、ステージは暗く、スポットライトで渚さんとキーボードの2人だけが照らされる

ドラムが入ってくるところで全体少し明るくなるがまたスポットライトに戻る

サビの「今夜火の鳥になって〜」の部分でステージ全体明るくなり、音もぐっと密度が増える

2番に入りまた2人のスポットライトに戻る。視線がステージ中央へ集中する

悲しみと喜びが、諦めと悔しさが釣り合って真っ直ぐに空を飛ぶ

「悲しみ」と「喜び」、「諦め」と「悔しさ」でそれぞれライトの照らし方が違い、渚さんが両手を広げ「釣り合ってまっすぐに空を飛ぶ」で左右から青緑系と白黄色系のライトで照らし対照的なものでバランスをとり、ギリギリな様子が表現されているんだなと。

美しい滅び方へ

私が死んだら心臓は

歌が始まるとガラスの反射のような、四角い枠のような照明がステージ全体をゆっくり動きながら照らす(なんという照明なのか…情報求)イントロからのあの澄んだ世界感にとても良く合う

サビではステージ全体が後方から白く明るく照らされ、渚さんは激しくギターをかき鳴らす

照明で曲の「静」と「動」を1番感じた

ステージが暗くなりsickへ

バンドメンバーはいなくなり、腰から膝まで伸びる黒いレースをはずし、現れた台に腰掛けうなだれる。髪で表情は見えない。

赤ん坊の笑い声が会場に響きわたる。笑い声の後ろではオルゴールの音がする。

激しいカラスの鳴き声がする。オルゴールの音は消え、赤ん坊の叫ぶような泣き声に変わる。

ぎゃーー!と断末魔のように叫んだ後赤ん坊の声が消え、カラスのカァーカァーと言う声が大きくなる。カラスだけでなく、たくさんの鳥の鳴き声が加わる。突然パオーーンと高い声でゾウの鳴き声が。その後ろでは水のボコボコという音が流れ続ける。声、音が混じり合い会場に響き渡る

ハァ ッハァ ハッ ハッ

苦しそうな呼吸音に徐々に変わっていき渚さんが頭を抱えて体を大きく前後に揺らす

ハッ ハッ ッッハッ!!

体をのけぞり、台の背もたれにダラリともたれる。全ての音が消えていた。

カチ コチ カチ コチ 時計の音

ゆっくりと体を起こし、膝の上のマイクをゆっく持ち上げ歌い始める

そう。今までの出来事は眠れないことでの悪夢だった。赤ん坊の声、鳥の声ゾウの声、水の音。全てが混じりあっているところは輪廻転生の輪の中の出来事だったんではないかと感じた。夢の中で真理に近づいてしまった的な

体を左右にゆったりと揺らし、リズムをとりながら歌う渚さん。「捨てる」の最後音が上がるところでは首をかしげていたり。

台に立ち上がる。バンドメンバーがステージに帰ってきていた。

薄暗い中、電子ドラムがリズムを刻み始める。蛍光灯のような細長いライトがステージの左右前後、バラバラに点滅し始める。実に不穏。

しーちゃんへ

「明るい曲は嫌い」渚さんが体を左右にわずかに揺らしながら語り始める。

「空白に1番意味がある」

頭上に伸ばした手をギュッと閉じる。音が消え、照明が渚さんだけを照らし出す。

「最後だからしーちゃんに本当のことを言わなやね」うっすら笑みを浮かべながら体を揺らす

「大っ嫌いやったよ」ピタリと動きを止め、真顔になる

「バイバイ。あすかより。」怒りのこもったような表情が最後に残るように赤いライトがゆっくりと消えていく。

まさかこの曲してくれると思わないから最初の衝撃たるや!

あすか憑依

あたしの心臓あげるのイントロが始まりステージ後方に木の根の幕が降りてくる

ギターを抱えた渚さんが赤い光に照らされている。曲、演奏のかっこよさったら!

木の根も赤い光に照らされており、照明も照らしっぱなしじゃなくて明暗を部分的に変化をつけていて、心臓の血管に血が流れているようだった

ロックミュージシャンのためのエチュード第0楽章、彼岸花へ

この変速リズムカッコいいよね!何度も聴きたいよね!まこっちゃんのギター弾きながらの膝を高く上げて足ダンダンしてるとこと、大サビの早いテンポのクラップの煽り好きだから盤に入れようね(圧)

ロックなかっこいい曲が続いてブチ上がる!しーちゃんへから彼岸花までずっと怒ってるセトリだよこれ!!笑

バンド時代から大切にしてきた曲、カルデラへ

福岡から上京する時にもらった手紙のエピソード。「ずっと目印でいてくれてありがとうと書いてあった。私は皆の目印になろう!と思って頑張ってきたけど喉を壊して、本当にどうしようもなく落ちぶれてた。そんなときにカルデラを聴いたら今までと違う意味に聞こえた。今までは私が目印になろうと思っていたけど、皆んなが私の目印だったんだ。最高な時も、最低なときも。皆が私の目印だったんだ。」

泣く。  私が。

元から好きな曲だったんだけど、さらに好きになったね!!リズム隊のが重低音響かせてかっこいいんだわこれが。それに熱い気持ちが乗っかってきてて!照明も良かった。「毒」「針」「闇」でそれぞれ照明変えてきていて。毒はステージ右後方から、針は左から闇はステージ前半の上からいっせいに真下を照らし、ステージは照らされているのに、ステージが見えない。さながら「闇」でした。

フラフープでは飛び跳ねながらタオルを回し

「好き!好き!好き!好き!」

の大合唱!神佐さんもタオルぶんぶん振り回してた!!!

虎視眈々と淡々ではこぶしを突き上げながら叫ぶ!皆で歌う!楽しいいいい!!

檸檬の棘ではイントロのコーラスが始まるとともにステージ後方の木の根と根の間から黄色い照明が光っていて、始めは木の根だったものが檸檬🍋の木になっていた。みんなで歌うためにコーラスを作ったんだと言って、手を左右に振りなが「ららららーらー」とコーラス

コーラス部分で会場全体が明るく照らし出され、黄色い風船が客席にたくさん落ちてくる。笑顔でコーラスしながら、飛んできた風船を頭上にポンと跳ね返す客席。なんと幸せな空間か!希望に満ちた空間か!

泣きながらコーラス

そしてステージから皆がはけていく。

客席からの熱い渚コールに応えて、アンコールで渚さんステージに登場!

バンドメンバー呼び込む時に◯◯おじさんというあだ名を付けて呼び込む事に。

宮川さん→アル中おじさん

柏倉さん→禁欲おじさん 

神佐さん→変態おじさん

まこっちゃん→ほぼおじさん

アル中おじさんはそのまんまの意味。禁欲おじさんはお酒を止め、ご飯を1日1食、さらにはマラソンを始めて、ストイックになっているため。「もっと快楽に生きようよ笑」と渚さん。変態おじさんは変態仮面の主演、鈴木亮平に顔がそっくりだから!

ほぼおじさんはぱっと見青年なのに、よく見るとおじさんという意味で、ほぼカニというカニカマから着想を得たそう🤣

アンコール最初の曲は白夜!日本一難しい掛け声として、逆再生のとこで聞こえてくるのを文字にしたという強者フレーズ

放浪ミヤネ フル装備

マーケット アイランド

ふぅ 理恵びしゃいらす

葬る だぁだぁだぁ

フリップと頭上の映像を使って逆再生部分を聞きながら皆で練習してから本番へ!映像では歌うとこになったら文字の背景が宇宙みたいになるの面白かった!渚ファン。できちゃうとこがすごいよね!笑🤣

レモンのマラカスを振りながら歌い、2番に入る前に客席へぽーんと放り投げる。取れた人おめでとうございます🎉

「さぁ!次は簡単な掛け声です!」と革命へ。

「えーええーえあー!!」

こぶしを突き上げ大合唱

「終わりたくない。悪い意味ではなくて、次ができる自信がないとかではなくて。福岡から始まって本当に楽しくって。楽しいを更新し続けていて、終わってしまうのが寂しい。」と涙。

そして最後の曲、骨へ。

曲の途中でいつもたばちゃんを指さすところで神佐さんの顔が見えない。あれ??と思ってたら神佐さんが

パンツ被って登場

会場爆笑

ちゃんと変態仮面の被り方してて🤣「それはまるで骨のように〜」のところでパンツを床に投げつけてて🤣

ステージ、客席一体となって曲を楽しめたんではないか。骨っていい曲だよね。幸せな曲だよね。

終演後、ステージ前にバンドメンバー皆で手を繋いで挨拶。渚チームが本当仲良く楽しくできてるんだと思うと嬉しい!

柏倉さんがドラムスティックを、神佐さんは被ったパンツを客席へ放り投げてくれたんだけど、パンツの時は軽く悲鳴があがるという🤣🤣

ひぇ!ってなってる隣のお姉さんの手にスポッと吸い込まれていって爆笑だった🤣

楽しく終われたライブでした!



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