休学日記 1/8~1/14

1/8(月)
 たらこパスタを食べた。わたしは実はたらこパスタって昔からそんなに…なのだけれど、たまにすごく美味しそうに見えて食べる。結果そんなに…であることを再確認する。今回もそうだった。なんでたまにすごくおいしそうに見えるんだろう。家に帰ったら中島健人さんがSexyZoneを卒業する知らせが入っていた。心の底から身勝手だが、1番最初に思ったのは、それってグループを卒業しないとできないことなんですか?だった。2024年はまだ始まったばかりだけれど、わたしの愛したものが消えることがどんどん確定していく。心の拠り所がなくなっていく。勝手に拠り所にしているのはこちらなので、オタクというのはどこまでいっても害だと思い出す。恋は罪悪ですよ、と夏目漱石が言ったように、オタクも罪悪なのだ。

1/9(火)
 目が覚めて、まず中島健人さんのことを考えた。寝て起きてもまだわからない。自分の追い求めるものは芸能界にはない は受け入れられたけど、自分の追い求めるものはSexyZoneにはないは受け入れられない。同じ芸能の道にいるなら、まだ同じ事務所の看板を背負うなら、なぜ道を違えるのかまったくわからない。わからないけれど、わたしにどうにかできるものでもないし、中島健人さんは浅慮で感情的なわたしの100倍思慮深い。わからなくても、わかりたくなくても、決まったことは決まった。わたしはそれぞれが異なる道を選んでもSexyZoneと中島健人さんとマリウス葉さんへの崇拝を捨てられない。それぞれの、花道だけを歩いていこうね。結局これに尽きてしまう。
 美容院に行って、就活するので暗くしてくださいと言った。黒染めは逆に不自然なので地毛風にしますねーと言われ、おまかせしたら、いや…地毛…ではなくないか…という色になった。

1/10(水)
 起きた。何か夢を見たけどもう忘れた。洗濯をして干したり、顔にデカめのニキビができていることに気づいたりした。テニミュがもうすぐ始まるんだから意識高めていけよ身体、と思った。あとは特に何もない。

1/11(木)
 塾のバイトに行ったら1コマ目に担当の生徒が2人とも来なくて、1時間以上時給の発生する虚無時間を過ごした。何と残り時間30分を過ぎた頃に1人現れ、残り10分を切った時にもう1人が現れ、逆にそこまで来たらなぜ来たんだ…えらいのかえらくないのか…などと思った。帰り道が寒くて急に涙が出た。

1/12(金)
 友達と会った。ご飯を食べに行って、友達の料理が食べ終わりそうになってもわたしのが来なかったので、おそるおそる海外出身っぽい店員さんに聞いてみたら「このメニューはいつも20分かかる!」と言われた。別に怒ってないと思うけれど怖かった。初めて来たからそれは知らないので言ってほしかったよ、と思った。でもおいしかったのでまた行く。もう20分かかるって学んだし。神社で初詣をしておみくじを引いたら吉だった。欲に執着せず人を羨まず細かいことに気を配ればよいことが起こるらしい。そうします。がんばります。久々に会えて嬉しかったし、たのしかった。

1/13(土)
 人と会話をしている途中でこの話面白くないかも、と思ったとき「ごめんこの話面白くないかも」と言って会話を終わりにしてしまう。同様に、話してる途中で話にオチがないことに気づいたときも「ごめんこの話オチないけど大丈夫?」と謎の確認をしてしまう。別に誰もわたしにエンタメ性を求めてなどいないのに、自分のエンターテインメント魂が強すぎて引く。実は、今日はテニミュ関東立海の初日だった。わたしは明日見に行く。この公演で主人公の学校である青学のキャストは全員本公演を卒業する。まだ5.6月にライブがあるけれど。始まりがあれば終わりがあって、最近、現在のわたしを支えているひとつひとつがどんどんとわたしを置いていってしまう。抜け殻になる日も近いかもしれない、とか言いながら、ミーハーなので夏には別のものに夢中になっている気もする。それはそれで寂しいな。

1/14(日)
 テニミュだー!昨日の初日配信を買わなかったので(買っても見ている暇がなかったから)本当に完全初見で今日を迎えた。駅でフォロワーと合流してパスタを食べ、なんか緊張するね…などと言いながら悪名高き立川ステージガーデンへ。今週わたしはここに4回来るらしい。物販なども無事に買え、無事に観劇を終えた。果たして肝心の感想だが、一言で言うとめちゃくちゃ面白かった。見たいと思っていたものもあったし、こう来るんだ!と思うものもあったし、そりゃもちろん中にはこれは何だ…?と思う部分もあったけれど総じてずっと面白くて、見終わったあと興奮が止まらなかった。フォロワーとは連番ではなかったが、幕間で何の打ち合わせもなくロビーに集まり、手足を控えめにバタバタさせながら興奮を分かち合った。公演後も夜遅いからまっすぐ買えるつもりだったのに、話したすぎて急いでファミレスに駆け込んだ。でも2人ともまだ何も整理がつかなくてずっと「よかったね…」と言い合って終わった。ここが好き、あそこが好き、とひとつひとつ話したい気もするけれど、それはここじゃない場所の方がいい気もする。とにかく、一つだけ言いたいのは、やっぱりわたしは4thテニミュのこと好きだよ、と言うことだけだ。

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