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休学日記 2/26~3/2

2/26(月)
 今日は全然まったくぜんぶがだめな日だった。起きた瞬間からそういう日だと分かった。トイレに行くときと、一回ご飯を食べるときだけベッドから動いた。家に食べ物もほぼゼロだったので、夏に買ってずっと置いてあったそうめんを茹でて食べた。したことはそれだけです。

2/27(火)
 なんと、今日はテニミュじゃない演劇を見に行きます。昨日すべてが終わっていたので今日もだめだったらどうしようと思ったが、わたしは現金なので手元にチケットがあったら動けるらしい。わたしは自分は本当は精神疾患なんかじゃなくてただの怠惰で、それを言い訳にしてなにもかもをやりたくないだけの悲劇のヒロイン面ファッションメンヘラなんじゃないかといつも思っているのだけれど、そう思うのはこういうところがあるからである。
 今日観劇したのは香取慎吾が主演の「テラヤマ・キャバレー」。いつも若い男がたくさん出る舞台ばかり見ているので客席の年齢層が新鮮だった。チケット代もテニミュの倍くらいするしね…と思いながら着席。日生劇場は初めて行った。内装が可愛くて良かったけれど、段差がちょっとゆるくて、斜め前の背の高い人の頭が上手にかぶって上手の端がずっと見えなかった。見たいと思ったものが割と上手で行われていたので少しストレスだった。もうひとつ気付いたのは、双眼鏡を使う人が少ない。テニミュでは前から10列以内の席でも要所要所で双眼鏡を使う人は少なくない(というか使う人の方が多い)のだが、今回はあまりにも誰も使わないので使っちゃダメなのかと思った。わたしは観劇をしている時とにかく表情が見たいな〜と思うことが多いので双眼鏡は必需品だ。でも舞台全体よりも見たいもの一点集中してしまいがちなので、もっと全体も見るべきだなとかも思った。テラヤマ・キャバレー、良かった。お目当ての俳優さんの歌が好きで聴きたくて観に行ったのでたくさん歌ってくれてやったー!と思った。以前この俳優さんが出るミュージカルを見に行ったら、本当に全然歌ってくれなくてめちゃくちゃショックだった経験があるため、喜びもひとしおだった。主演の香取慎吾はわたしにとっては歌が上手いイメージがあまりなくて、確かにもっと歌が上手い出演者もいたけれど、なんというかオーラや存在感がすごくてこの人主演以外できないんじゃないかな、なんてぼんやり思った。帰りに本屋で寺山修司の詩集を買った。こういうのは思い出と共にするといい。

2/28(水)
 テニミュ!マチソワ!マチネの客降りでレスが貰えてうれしかった。レスを貰いに観に行ってるわけではないのに(これ前も行った気がする)貰えると毎度脳焼き切れる。ソワレはテニミュ観劇人生で初めて隣が男の人だった。テニミュの客席は男性もいるが圧倒的に女性の方が多い。でも関東立海は男性の割合が今までの公演より若干大きい気がする。気のせいだろうか。夜公演は天覧試合(原作者の許斐剛先生が観劇なさる回を天覧試合というらしい)で、天覧試合に立ち会うのは初めてだったのでうれしかった。先生が客席を退場なさる時に拍手が起こっていた。

2/29(木)
 4年に1度の閏年、2/29はテニスのオタクはみんな大好き不二周助くんのお誕生日である。そんな良き日にフォロワーとテニミュ4連番できて楽しかったなー!会話をしていて、フォロワーの発言にツッコミを入れようと少し大きな声を出したら、思った3倍大きな声が出て自分が1番びっくりした。フォロワーはめちゃくちゃ笑って、みーちゃんが大きい声出すと面白いんだよな、と言っていた。わたしは声が小さくてぼそぼそ喋るので怒られることが多い(これは本当)のですが、そんな感じでわたし大人しいですよ〜の面をしてたまに大きな声を出すから面白いらしい。わたしは本気で自身が大人しいと思い込んでいるが、その実攻撃性が高いのも自覚しているので自分は厄介だと思う。フォロワーが面白がってくれるならいいや。

3/1(金)
 当たり前のように今日もテニミュに行っている。嘘でしょ、と自分でも思う。ちなみに明日も行きます。今日はマチネだけ観劇して、その後連番するフォロワー2人と3人で鳥貴族に行く予定だった。でもマチネ観劇したらソワレも観たくなってきて、でもトリキも行きたくて、フォロワーが夜のチケット探し始めたらどうしよう…と思っていたら普通にトリキに向かい始めたので安心した。そうしたら歩きながらフォロワーが「なんかこれ夜も見たいかもな…と思ったけどトリキも行きたくて、2人が夜のチケット探し始めたらどうしようかと思った」と言ったので思考が同じすぎて爆笑した。毎日こうでいいのに、と思った。

3/2(土)
 千秋楽の朝だ。出演者でもなんでもないのに起きた瞬間からずっと緊張していて、会場で会ったフォロワーと手を握り合った。大千秋楽のチケットは取れなくて、前楽だけ観た。感情の整理が全然つかなくて、これで生で観る関東立海最後なんだ〜とか、現青学のみんなを本公演で観るのも最後なんだ〜とか、頭ではわかっているけれど、観ている間は実感が何もなかった。マチネを見終わって、ソワレの大千秋楽はチケットが取れなかったのでそのままフォロワーとまねきねこのミラポンルームで観た。カラオケに向かうまでの道でだんだん実感が湧いてきて完全にBADに入ってしまい、フォロワーが興奮して話しているのをどこか遠くの世界の音みたいに聞いていたら心配させてしまった。いつも情緒不安定でごめん と言ったら それはもうわかってることだよ と言われて、わかってることなんだ… と思った。カラオケで配信観てる時もわたしは一幕から結構泣いていて、でもみんな画面しか見てないからたぶんバレてなかった。劇場で観ているときは双眼鏡を覗いても観られる表情の細かさとかに限度があるから、配信はドアップで客席からでは絶対に見られない角度から顔を映してくれてうれしいな、と思った。でも生で観たくて悔しくてまたちょっと泣いた。千秋楽挨拶でとあるキャストが「テニミュに出られてよかったー!」と言ってくれて、ぼろぼろ泣いた。テニミュに出てくれてよかったー!とわたしも思っています。帰りに渋谷の駅広告も見た。1人で苦戦しながら写真を撮っている方がいて、撮りましょうかと声をかけようか迷っている間にいなくなってしまった。声をかければよかった。
 青学のみなさん本公演ご卒業おめでとうございます。わたしの人生のハイライトにミュージカルテニスの王子様4th season青学vs立海に通った1ヶ月半が絶対残ると思う。

3/3(日)
 昨日まで全部夢だったのに今日からいきなり全部現実で耐えられない。午後からオンラインで面接が一件あっだけれどぼろぼろだった。面接が終わった後までしばらく腕もあしもほっぺたも震えていた。面接って本当に嫌いで、苦手とかではなく嫌いで、苦でしかない。こんな苦を乗り越えても大体落ちるし。なんでこんなことをしないといけないんだ、と思うけれど、社会人になりたいので頑張らなくてはいけない。

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