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自分の技術で食う飯は美味い

 どうもこんにちは。墨色そうめんです。

 最近たまにツイートしていますしnoteの呟きでも以前触れた(現在は削除済)ことなのですが、旧友に呼び出されて字を書くお仕事(のようなもの)をもらうようになりました。字というのも文章書きではなく、文字通りの「字」です。なんでも彼と同じ学び舎にいた頃のわたしの字が綺麗だったことを思い出して声をかけたとかなんとか。そんなに綺麗だった覚えはないし、ぶっちゃけ習字の時間は毎度発狂していた記憶しかないのですが……。
 とはいえ友人間での話なので正式に「お仕事」というほどガチガチではなく、呼び出されてご飯の奢りとお礼金をほんの少しもらうだけです。言わばただの頼まれごとのようなものです。頼まれごとではあるのですが、最近はこれが結構な楽しみになってきているところです。

 まぁそりゃ、多少なり金銭が発生することが嬉しくないわけないというのもそうです。明確に得するからね。ご飯も美味しいですし。ごっつぁんです!
 なんていう、わかりやすいお金や食べ物に釣られているという理由ももちろんあるのですが、最大の理由は「自分の技術が認められていることへの嬉しさ」です。先のつぶやきでも書いた通り、これまでにされたことがないくらい褒められますし。人の名前1人分書いただけで拍手されたのは人生で初めてです。そんな感じで相手がやや大袈裟なところはさておきとして、「自分の技術が求められるレベルであることが認められて選ばれた」ということはなんらかの技術を持っている人間からすると至上の喜びではないかと思うんですよね。

 正直なところわたしのその字書きの技術が高いかと言われれば、若王子楽さんに憧れて多少は身につけたとはいえ書道を習っていた人には敵いません。その上、わたし自身が持っていると認識している技術の中で「綺麗な字」というのは目立ったものではありませんでした。せいぜいサブスキルかそれより下くらいのものです。だとしても他の誰かではなくわたしに、と声をかけられたことは、あくまでオタクが高じて身についたほんの少しの技術しかないとはいっても誇らしいものです。やったよ楽さん!!!しかもそれで一食とはいえご飯が食べられるって最高ですよね。文字通り「技術で飯を食う」ってことじゃないですか。嬉しすぎて脳汁がドバドバ出ますしサイゼリヤのパスタが高級店のくらい美味いです。サイゼリヤの食べ物はそもそも何もしなくても美味しいんですけどね。

 こういった自分の技術に対価が発生することは(アルバイト等を除いても)実は初めてではなく、中学生の頃に友達に推しの絵を描く代わりにグッズを貰っていたということもありました(もちろんカツアゲとかじゃないですよ!!!絵と引き換えに突然手渡されて面食らったくらいです)。当時は「やったー!絵描いたらグッズくれた!」程度に考えていた気がしますが、やはり根底には「技術が対価を払う価値のあるものと認められた嬉しさ」があったのだと思います。

 今後わたしは芸術などの特定技術が求められる職業には恐らく就かないと思いますが、たまにでもそういう「技術が求められて対価を払われる」という経験をまたしたいなと感じました。そのためには今よりもっと磨く必要がありますけどね。

 ここまで読んで「え?それっていいように使われてるだけでは?」と思ったあなた。多分大正解です。でもいいの!!!自分の技術を活かすフィールドがあるって素晴らしいことだから!!!そのためなら喜んでいいように使われましょうよ!!!ワンワン!!!

 では、今日はこの辺りで。

 墨色そうめんでした!

わたしへのサポートはクラゲの本を買ったりプロテインを買ったりするのに使われます。