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2022/5/7(Sat.) 2022年度トライアル2@紅櫻公園

先週に引き続き2022年度トライアル回を実施致しました。
今回は私たちのホームグラウンド紅櫻公園での自然観望でした‼️
サクラの開花も感じながら“春を感じる”ことを目的としたプログラムを実施🌸

昨日の夏日の影響は野外の生きものたちにどう影響していたのか⁉︎
本日の活動レポートをお届けいたします📲

はじまる前の雑談

ある隊員の方が昨秋からフィールドで採集したカタツムリを家で飼育されており、冬の間にものすごい数になったと報告を受けていた。自然界ではさまざまな条件のもとで、生存できない個体がたくさんいるわけだが、飼育だとその“圧”を圧倒的に軽減することができる。その中で「フィールドの植生が回復した段階で飼育個体を野外に戻したい」という相談を受けながら、活動前に野外に戻す計画について色々とお話しさせていただいていた。

とても印象的だったのは、「飼育してみないと分からないことが沢山あった」というお話しだった。カタツムリの飼育を通じて、人が自然に対して手をかけてはいけないこと、かけなくてはならないこと、誰もが感覚的に話せてしまう“自然を守る”ということについて、十分すぎるほどに個人で向き合われたようだった(もともとそうゆう気質であることも共有いただいていました)。

“環境保全”については、それぞれの想いのもとで活動される方がたくさんいらっしゃる。
地域ぐるみの清掃活動もそう、町内会で管理する花壇の整備だってそう、私たちのような自然観望を通じた活動だってそう。
景観を良くすることに重きをおく人もいるし、そこに生息する特定の生きものをとりあえず守ろうとする人もいるし、人間活動を行う中で今できることをベースに考える人もいるし、本当にさまざまだ。

すみいきはこれらのことを考える一つのきっかけであればと強く願っているのです✨
一人じゃ森に足を運ぶことなんてないけど、仲間がいればちょっとだけ勇気が出て一歩踏み出せる🚶‍♀️僕自身が「遅咲きの昆虫少年」となるきっかけも仲間たちの存在でした。

すみいきの魅力の1つに「世代間交流」が挙げられます。こども同士だけでなく、親同士だけでなく、大雑把に3世代が一緒に活動する場なのです。

今日は7名での活動でした💡
活気づく紅櫻公園

昨年度の同時期よりも公園駐車場に車が沢山停まっていました。
その1つも理由としてコロナ禍で勢いを増したアウトドアブーム、そして紅櫻アウトドアガーデンの魅力が色々な方に伝わった結果なのだと思います。

フィールドのキャンプサイト付近では、炭の焼ける良い匂いが漂います。
キャンプサイトの隣の川にはマガモのつがいが泳いでいます。
釣り堀(今年度は実施ないとの看板あり)にはニジマスの姿が見えます。

マガモのつがい発見(ちょっと遠い)
しっかり朱色の縦帯も見ることができました👀

いわゆるガッツリした自然塾やナチュラリストのコミュニティだと、この状況をあまり良く思わないのではないかと想像しています。
しかし、すみいきはあくまで「都市環境における」を考え続けることを重要視していますので、こういった状況がある中での活動は有意義と捉えています。僕たちは生活する限り確実に資源を使っていますからね。これも課題意識を持つきっかけとなると期待しています。
キャンプサイトにいる人たちも、虫網持った集団がいることで何か考えることはあるのかも⁉️とも思っています。

ちなみに、公園の方に「池のヤマメがサギに全滅させられた」という話も聞いていました👂
どの程度自然の状態を保ち、どの程度人がそれを管理していくのか、まさに里山がどのように成立するのかを関係するみんなで考えていけると最高です🥸

丘の上から見えるソーラーパネルも思考の重要なきっかけ
5/7ミッション「むらさき色を探せ‼️

本日の活動ミッションは「フィールド内からむらさき色を発見せよ!」というものでした。

久々に登場したKP法の資料

駐車場脇に咲いていたツツジがちょうど紫だったので、簡単じゃーん!と思った人は多かったのでは?
出発してシバザクラに出会ってから、しばらーくフィールド内で「むらさき」は見つかりません...。

駐車場で発見したツツジ!この後しばらく見つからない紫。
だれがその状況を想像していたでしょうか。
1時間ぐらい歩いてようやく見つけたむらさき


「紅櫻公園旗が紫‼️」
「カフェでいただいたジュースのストローが紫‼️」
「今日着ているジャンバーが紫‼️」

自然物に発見できない紫をどうにか身の回りで見つけようとします👀

そんなこんなで約90分間の自然散策が終了し、発見したものの共有と今日のミッションのタネアカシです。

なんで紫探しをするのか?
むらさきを見つけることで、何で春を感じられるのか?について

春といえばどうしても桜🌸と言いがちです。
でもそれ以外に春を感じる術が沢山あります。
そんなことに反応できる感度を高めてほしいなぁと思って、今日のプログラムを実施してみました。

残念ながらカタクリは発見できず!ヒメギフチョウももちろんいませんでしたー!子ども隊員はちょっと退屈だったかもです💦
ちなみに元ネタは「香川照之の昆虫すごいぜ!(2022/5/4放送)」でした💡

(久々にヒメギフ捕まえたいなぁ...旭川時代には捕まえた記憶あるんですが)

2022/5/7(土) 北海道新聞26面
2022/5/7(土) 北海道新聞26面

新聞ベースでも前田一歩園財団の助成対象となったことがオープンになりました。
身が引き締まる思いであると同時に、これをきっかけに団体の名前が少しでも多くの人たちに届き、少しでも私たちの活動に興味を持ってくださる人が増え、一緒に活動してくださる方が増えるきっかけとなればと願っています。

いち参加者としてはもちろん、隊員となってくださる方も随時募集しております!(隊員の方を優先的に活動に参画いただいております)

◆以下すみいき関係リンク
すみいきHP
すみいき隊員応募フォーム(Googleフォーム)

次回活動は5/28(土)の13:00-15:00 or 5/29(日)10:00-12:00での実施となります。
詳細確定次第、FBページもしくは隊員メールにてお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします‼️

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