【短歌】焼き栗|文語の定型短歌を詠む 21
街角に焼き栗売りの夫婦立つ今日が今年の冬の始まり
登校時未だ夜明けぬ冬の街 カペレの窓に黄色の灯り
初雪なり 路面電車の赤色に白きひとひら確かに映る
待ちわびるカーレンベルクの雪便り 家族五人でスキーに橇に
仲良しのクラスメイトと待ち合はせスケートリンクへ土曜の朝は
2012年12月詠 『橄欖』2013年2月号初出
街角に焼き栗売りの夫婦立つ今日が今年の冬の始まり
登校時未だ夜明けぬ冬の街 カペレの窓に黄色の灯り
初雪なり 路面電車の赤色に白きひとひら確かに映る
待ちわびるカーレンベルクの雪便り 家族五人でスキーに橇に
仲良しのクラスメイトと待ち合はせスケートリンクへ土曜の朝は
2012年12月詠 『橄欖』2013年2月号初出