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「東京のロックンロールバンド」について

ロックンロールとはなんぞや??
こういう普遍的な言葉やジャンルは下手に語ろうとすると音楽大好きな方(揶揄)がマウントを取りたがるので参るのだ。どんな分野の知識だって広く浅くで構わないだろ、というスタンスでなければこの世は生きていけない。ヤルかヤラれるかの世界だ。

聴く音楽はジャンルにこだわり過ぎると良くないと思う。
要は「最近の流行っている曲は興味がないよ」とか「アイドルなんか聴いてるの?」とか「クラシックってなんか眠くなりそう」とか偏見に近い壁があると美しい世界を聴き逃がす可能性が高いということだ。良いものは良いし、その感情を素直に受け入れることが出来る人が、一番カッコイイ音楽好きだと思うのだ。否定するのは簡単なんだしさ。

ここで取り上げる僕が好きなアーティストは「東京のROCK'N'ROLLバンド」だ。
『MAGIC, DRUMS & LOVE(マジックドラムスアンドラヴ)』という2015年に結成された4人(5人)組のバンドである。もちろんそれ以前からも音楽活動はしており、現在は目黒の老舗レーベルvividsoundから音源をリリースしている。
名前はNegiccoさんの『マジックみたいなミュージック』の編曲を行っていたので知っていたが、追うようになったのはvividsoundからリリースされるようになってからだ。星野みちるさんや脇田もなりさんが所属する(音楽通を唸らせる)レーベルからリリースされることを知りどういった感じなのかと期待していたが、その期待を遥かに超えた琴線に触れるグルーヴに震えたのだった。まさに「魔法と鼓動と愛情」。
インディーズのアーティストはやはり情報が少ない。ネットで探っても非公式のライブ動画が観れるくらいで、知れることはやはり限られてしまう。ライブを観たい衝動が疼く。

初めて生でマジドラのライブを観たのは下北沢のベースメントバーで行われたあヴぁんだんどとの2マンで、狭い会場の中大盛況でアガり続ける観客の中で僕は一人涙ぐんでいた。聴きたかった音が目の前で奏でられるって最高だ。ライブって最高だ。その後もマジドラのライブに行っているが毎回涙ぐむので、こっそりそれを拭っている。

ドラムを叩きながらも全くブレない歌声を聞かせてくれるユリナさんがカッコよすぎて惚れる。そう昔からドラム女子が好きなんです。鈴木祥子さんが真っ赤なワンピースでドラムを叩きながら歌うのを観て惚れたのを思い出させた。
物販等でメンバーとお話する機会があるのだが、ユリナさんも℃-want you!さんも好きすぎて毎回オロオロしてしまうので変なヤツだと思われているだろうな。女子中学生が好きな先輩に話しかける時ってきっとこんな感じなんだろう。

アルバムは「Love De Lux」と「 HURRICANE UPSETTER 」の2枚リリースされています。ロックンロールバンドと言っていますが、ジャンルレスで最高な名盤です。
聴く音楽はジャンルにこだわり過ぎると良くないと思う。美しい世界を聴き逃がすよ。



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