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「小麦色のマーメイド」について

ほっておくとSpotify先生は普段から70年代〜80年代のシティポップ(と今では呼ばれるジャンル)の曲をランダムでよく聴かせてくれる。Cindyとか須藤薫とか松原みき等々、そのSpotify様の影響でその年代の中古レコードを買い漁るようになった。
サブスクで聴けるなら楽だしそれでいいじゃんと思いもするけど、気に入った音はモノとして手元に置きたいのよ。それも当時のメディアであったレコードで聴くことによって曲の本質がわかる気がする(と思い込んでいる)。

シティポップというものがここ数年で世界的に注目されている(と云われている)影響からか、当時の廃盤となったレコードが今になって再販されたりするのでそれだけは嬉しいことだ。しかし一般的に "ブーム" と呼ばれた時点でそのジャンルは斜陽しているので、自分の好きなものがブームと呼ばれるのはあまり良い感じはしない。


僕は聖子ちゃん世代ではないけど、80年代前半の松田聖子さんの曲はとても好きでよく聴いている。YouTubeで当時の映像を観ると、「彼女は本物のスターだ」となる。可愛さと美しさと歌唱力と自己表現力を備えた歌い手が素晴らしい楽曲を手にしているんだから、そりゃ当時の人達はみんな夢中になるよね。

その松田聖子さんの曲の中でも一番僕が好きなのは『小麦色のマーメイド』だ。1982年にリリースされた10枚目のシングルで作詞は松本隆さん、作曲はユーミン、編曲は松任谷正隆さんである。
安直な表現だが完璧だと思うのよ。歌詞も曲も編曲も彼女も。海外のシティポップ好きな人にこの曲を勧めておくわん。


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