30✦この時期だからこその産物

ご存知の通り、新型コロナウイルスの猛威が世界を席巻しています。

年度末のこの慌ただしい時期に、いつもより余計に神経質になってしまいがちですが、こういう時こそ深呼吸して冷静になりたいものです。

その影響で、全国の学校が休校になっていますが、学校生活全般の機能が停止しているため、僕らの活動の大きなウェイトを占める部活動もありません。

もちろん、リスクマネジメントの観点から、最悪の事態を招いたらいけないので、国の施策に対しての理解はできます。

しかし、中学や高校などは、3年間の学校生活の内、大事な約1ヶ月を失うのは、デメリットが大きすぎます。

束の間の休息…という程の尺ではないため、体力は必然的に落ちるし、いずれ再開したにしろ、再開直後から急激に練習の強度や負荷が高まり、絶対的にケガの発生する確率が高くなります。

チームスポーツに関して言えば、指導者と選手たちが何年も通して作り上げてきたチームワークや戦術的な部分まで、一旦崩壊しかねません。

そのくらい良くない影響が大きすぎます。

しかし、逆の発想を持ってみると、普段なかなか作れない「時間」が作りやすくなりますし、チームメイトやライバルとの差を埋め、追い越し、広げることも十分可能となります。


週末も3日連続で、サポートするチームの選手(高校生)がトレーニングにやってきました。

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普段は部活動の時間の、更には1/36人という中で接していますが、この3日間はメンタルトレーニングの要素も取り入れ、サッカーの基本的な技術をじっくりと落とし込み意識改革もおこないました。

正直、この選手たちは3日間で「気付き」ました。ようやく目が覚めて、目の色変えてスイッチを入れました。

今までもずっと伝えてきたことがやっと響いてきたかなと。

新年度は劇的に変わると断言します。

トレーニングノートを習慣化させる重要性や周りへのアンテナの張り方、思考や行動など、どれを取っても他のチームメイトのはるかに上をいく「気付き」を手に入れたのではないかな…と、手応えも十分掴んでおります。

一方気掛かりなのは、それ以外の選手たち。

もしこれを読んでいるチームメイトがいたとしたら、皆さんはどうですか?

もちろん、自分たちでトレーニングに励んでくれてるとは思いますが、今までの生活や性格を見ていると、ライバルとの差は広がった状態で戦わないといけないだろうなとも睨んでます。

来たるべき再開の日に備えるのが僕らの役目でもありますので、これからもずっと発信してひとつでもヒントを落としていきます。

そうやって「気付く」選手を増やしていきたいと思います。