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痔になった話
先日、トイレで用を足したら、紙に少量の血がついていた。
どうやら痔が再発したらしい。
実は10年以上前にも便器が真っ赤に染まるほど出血したことがあり、病院に行って治療したことがある。
でも今回は少量だったし、一旦様子を見ることにした。そのうち自然に治るかもしれないし…
その後しばらく出血はなかったが、次に排便をしたときにはゴリゴリに出血していて全然治ってなかったので病院に行くことにした。
ひとまず近所の肛門科を検索し、一番家から近いところに行ってみた。
小さな診療所だったのだが、入り口から入ってみると院内には人っ子一人いない。しばらくすると受付からおばちゃんが出てきて、いきなり
「どうしたん!!?」
と、でっかい声で聞かれた。
え、と驚いて言葉に詰まっていると
「どうしたん!!?どこか悪いの!!??」
と再びでっかい声で聞かれたので、えっと、お尻から血が出ました…と言うとそのままそこで問診が始まった。
他の患者さんとかいなかったからいいけど、受付でこんなでっかい声で痔の症状聞かれることある??
一通り問診が終わると、奥にいる先生に伝えてくるからちょっと待ってねと言われたのでしばらく待っていると、診察室に案内された。
診察室に入ると、ものすごく高齢っぽいおじいちゃん先生がいた。
「で、どうしたんや?」
再び問診されるようだ。さっき伝えてくれたんじゃないんかい。
「あ、あの、、お尻から血が」
「え??何?聞こえないよ??」
「お、お尻から血が」
「何??もっかい言って??」
「お尻から!!!血が出ました!!!!!!」
でっっかい声で言わされました。たぶん診察室の外にも聞こえてたと思う。誰もいなかったけど…
一通り問診が終わると、野菜を食えだの、朝ごはんは抜くなだの説教のようなものがはじまり、はいはいと答えていると今日なんで来たの?みたいなこと聞かれたので(なんでやねん)、変な病気の可能性もあるし心配なのでと伝えると、最後にちらっとだけお尻を見てもらった。すると
「…たるんどるな。肛門がたるんどるわ。」
あ、はい…。
そしてまたしばらく説教のようなものを聞いて診察が終わり、飲み薬を処方されました。
正直不安しかないけど、とりあえず出されたお薬飲んで治らなかったら別の病院に行こう…。
そして薬がなくなると、やはり全く治らなかったので別の病院に行くことに。
今度は家から若干遠いけど評判のよさそうな病院にした。
病院に着くと、すごくきれいなところで、患者さんも他に数人待合室にいた。なんだかよさそう…
受付に行くと、今日はこちらですかね?と紙に書かれた「肛門科」を指さして聞かれた。すごい、配慮がなされている…でっかい声で言わなくていいんだ…
渡された紙の問診票を書き、診察室から呼ばれると今度は清潔感のある40代ぐらいの先生がいた。
お尻に筒を入れてカメラの映像で見せてもらった。すごい、いろいろちゃんとしてる…(これが普通なのかもしれないけど、前の病院とのギャップで好感度が爆上がりしていた)
勝手にいぼ痔の方かなと思っていたら切れ痔の方だったらしく、ちゃんと治療すれば治るので安心してくださいとのこと。変な病気じゃなくてよかった…
そしてお尻に注入するタイプの薬をもらい、数日もすればすっかり出血が収まり、無事治りましたとさ。よかったよかった…(ほんとは2週間後にまた来てねと言われてたけどめんどくさいので行ってません。まあ治ったので…)
何が言いたいかというと、お医者さん選びって大事だねということ…
近所の病院がいい病院とは限らないんだなぁ…
おわり
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