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ワガママのすゝめ

わたしってなんでこんなにワガママなんだろう。
自分でもやんなっちゃう瞬間が生活してて結構ある。

でも正直言って、なにかを我慢したり待たされたりするのはキライだ。というか楽しいと思えないことをするのがキライ。なんか我慢できない。
なにかを我慢したのなら他のどこかでその我慢による辛さと同じくらいの快楽を感じられるようにしないと発狂しそうになるし、欲しいものを見つけてしまったらそれを手に入れるまで絶対諦めないし、それが欲しいと言い続け思い続け、傍目に見てそれはちょっと厳しいんじゃないか……という状況でも欲しいものを得るためなら脇目も振らずに猛進してしまう。

昔、約10ヶ月だけOLをしていたけれど、早起きをしてスーツを着て出社する生活の窮屈さに我慢できなくなり冬休みが明けた新年1発目の出社日に上司に会社を辞めますと伝えてそのまま本当に仕事を辞めてしまった。

彼氏がいたのに他に好きな人ができてしまって、どっち付かずな自分の心とその状況自体が醸し出すもやもや感に我慢できなくなり、かなり長く付き合っていた当時の彼氏とあっさりお別れしてしまった。

学生時代には、友達の彼氏がとてもかっこよかったので好きになってしまって結果的にはその彼を奪ってしまったこともある。(これは人間として最低なことだ。二度としません)  

絶対に行きたい!と思って立てた予定だったのに、直前で気分が変わってどうしても行きたくなくなりその予定を無しにしてしまったこともたくさんある。

無職時代、明らかに節約しなくちゃいけない状況だったのにめちゃくちゃ可愛くて高価なビンテージネックレスを見つけてしまい、我慢という概念を忘れて光の速さで購入してしまったこともある。

これらの例は一部に過ぎないけれど、こんな感じでわたしのワガママや気分はいろいろな人や自分自身をぶんぶん振り回してきた。
そもそも今の生活だって、もとを辿ればわたしのワガママが発端だし。

それなのにわたしはみんなにいい子だと思われたくてソトヅラは良くしてしまう小心者であるため、第一印象ではちゃんとしていそうとか優しそうとかいい子そうとか女の子らしいとか言われるけれど、ほんとうはその真逆。ちょー気分屋なガキのくせにこだわりの強い頑固親父みたいに硬派なところもあって、気分の浮き沈みも激しい。とくに気分が上がる時にはそこにはもう制限などなく青天井状態で、意識が宇宙の方まで飛躍しハイになってしまって、現実的な感覚に戻ってきた時にはその高低差に自分でも毎度くらくらしてしまう。他人からしても自分からしても、わたしはとても扱いにくい人間なんだと思う。

そんな自分勝手なわたしだけれど、自分と友好的に関わってくれるみんなのことは基本的には大好きなので、感謝や愛情は素直に表現したいし、わたしが何かをすることでみんなを喜ばせていたいなぁと思っているし、みんなの役に立つ人でありたいと本気で思っている。みんなの良いところも悪いところもすべてオールオッケーだって感じているし、わたしの好きな人たちは1人残らず幸せになってほしいと願っている。このような平和で優しい一面も、わたしにはちゃんとあります。今さらなんのアピールなんだろうかという感じだけど。

わたしのパワフルなエゴと、このようなワンフォーオル・オールフォーワン的な感覚が自分の中でいつも入り乱れていて、両者ともパワーが強いのでわたしの中では頻繁に自己矛盾や葛藤が巻き起こっている。わたしのほんとってどこにあるんだろう。なんかちょっと疲れちった。そんな風に思う時もある。

でもひとつ言えるのは、わたしは自分のワガママに突き動かされて起こしてきたアクションのすべてに1ミリも後悔したことはないということだ。周りから見たら、アイツ何やってんだ?ってことでも当の本人が満足しているならそれでいいような気もする。

人にデカすぎる迷惑をかけてしまったり誰かの心を傷付けてしまうことがダメだというのは当たり前だけど、押し通しても誰かを傷つけない程度のワガママならそのまま押し通してしまっても結局すべてなんとかなる気がする。ちゃんと行動して自分の欲望を満たして、イェーイ♪嬉しいな♪ってニコニコしてる方が、ワガママは言わないけど愚痴や文句ばかり言う人よりはいいかなぁって思う。

でもあれやね、
まず何よりも大切なのは、今までワガママを言ってもなんとかなってきたという事実(運の良さ?)と、こんなわたしのことを受け入れ優しくしてくれる人たちがいるということにしっかり感謝しなければならないということだ。しなければならない、というか感謝せずにはいられない、という感じだけど。

ネチネチと愚痴や悪口を言うくらいなら
ワガママをはっきり元気よく言おう。
そしてワガママを言う時には、
ワガママを言えることの豊かさに感謝しながら。

きっとコレがハッピーワガママライフのコツなのではないだろうか。

うーん、でもこういうのって全体的にちょっとオトナゲないのかもしれない。
でもいいや、だってわたしはそう思わずにはいられないんだもん。

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