ニュー・おめかし論

自分が着る服って、本当に大事だと思う。どんな服を選んで着るのかということはその日一日の心の持ちようにとても強い影響を与えるし、洋服は 人生という長いゲームの主役としてストーリーを進めていくために必要不可欠なアイテムとしても、すごく大事なんだ。

だからわたしは これは可愛い!!と思える服しか着ないし、自分がダサいと感じる服は絶対に着たくない。これを着ててももうあんまり嬉しくないな……と少しでも感じてしまった服は、またいつか着るかも!とか頭で考えず、なるべく早く捨てるようにしている。
ありがとうさようなら。

こういう風に言うと、わたしはファッションにすごいこだわりがあって、ブランドや素材にとても凝っていて、お気に入りのブランドのアイテムをゲットするためにめちゃくちゃがんばってる人のように思われるかもしれないが、そういうわけでは全くない。わたしはみんなが知っているような洗練された洋服のブランドはほとんど知らないし、このビンテージアイテムは何年代のこういうものでとてもレアなのですよ とか店員さんに言われてもほとんどちんぷんかんぷんだし、生地の素材とかについてはもっとなにもわからない。それを着ていて肌がチクチクさえしなければ、あとはなんだっていい。

そう、わたしが洋服を選ぶ基準はただひとつ、
"その服を着ることで自分を可愛いと思えて自分のテンションが上がるか否か" ということだけである。

ジャンルとしては、他の誰かと被る確率が極めて低く、デザインやテイストが純粋に可愛い!という理由で古着やビンテージの洋服がずっと好き。わたしのクローゼットにある洋服の8割くらいは古着だと思う。
ただその時のわたしの ♡コレカワイイ‼︎センサー♡ に引っ掛かった服がなんの統一感もなく無作為に詰め込まれているので、当然きれいなコーディネートは組みにくいし、見る人が見たらなんとなくチグハグな取り合わせをしていることもあるのだろうと思う。
大好きな京都の古着屋さんでゾーンに入って一気買いした洋服たちもあれば、近くのセカンドストリートで運命的な出会いを果たして迎え入れた激安カワイイ服もある。
値段やネームバリューは関係なくて、まあまあ高価なものでもわたしの胸のトキメキにグサリと突き刺さるお洋服があれば、貯金口座から急いでお金をおろして来てでも基本的には手に入れるし、値段はとても安くても買うかどうか迷って店の中をうろうろうろうろ歩いて悩みまくる時もある。
とにかく、ブランドや値段、年相応か、長く着まわせるかどうか などということで条件を狭めず、門戸はいつでも開放して、感覚に素直に新鮮に、服との出会いをキャッチしたい。

自分が本当にお気に入りの服を着ている時っていろいろなことがなにかとうまくいく気がする。なんだかモヤモヤしたりめんどうなことが起こるのは、だいたい少し妥協した服を着ている時期だった。
カワイイ服を着る理由は、絶対に自分のため。
自分が可愛いと思える自分でいられると、なにも起こっていなくてもその日が楽しく感じられるから。異性ウケコーデ、高見えコーデ、なんて呪いみたいな概念を考えた人間の脳、きれいに蹴り飛ばしたいなぁ。
わたしは、自分ウケ100%の服を着ているわたしを可愛いって思ってくれる男性としかお付き合いしたくない。

最近のわたしはミニスカートが大好きで、休みの日は大体ミニスカートを履いている。わたしは低身長だしスタイルが良いわけでもないけれど、ミニスカートを履くとなんかテンション上がるし映画の中の女の子みたいだし、元気な感じがしていいな!可愛いな!と思うから、いっぱい履いてる。
今年の夏はビンテージギャルみたいな格好をして過ごしたい。でも今はまだそのための洋服が足りていないから、さっさと古着屋巡りの旅に出たい。
東京と大阪と京都に行きたい。

だれか一緒に行きませんか。
それか連れて行ってください。

あー可愛すぎる服が欲しい!
ずっと可愛い服着て生きていく。
そして、その可愛い服に見合うわたしでいるための努力もちゃんとします。

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