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最近のこと

 休日のたびに、というか空き時間があればひたすら本を読み、占星術の勉強をし文章を書き音楽を聴き、たまに買い物に出掛けている。誰かと遊びに行ったりご飯を食べに行ったりすることも最近はほとんどない。誰かと交流するとしたらそれはほとんど、インスタのDMやLINEでの近況報告、そしてたまーに電話で数時間話すくらいだ。そういうことについて、淋しいと思ったり孤独だと感じたりすることもない。昔は人に会わない日々が続くと孤独を感じたり自分は友達が少ないなぁと妙に落ち込んだりしていたが、今はそのくらいあっさりとした人との交流の仕方がちょうど良く感じるし、気疲れしなくていい。本当に会うべき人や会いたい人とは自然な流れでその機会がやってくるだろうから、自分から予定を聞いたり合わせたりして人を誘うようなこともしていない。


 ひとり黙々と本を読んだり新しいことを勉強したり文を書いたりしていると、自分の心や頭が整っていくのがよくわかる。この世界には情報が溢れすぎているし、絶えず人と関わるためには大きなエネルギーが必要だ。そのことを意識しないで無作為に情報をキャッチしたり、気分が乗らなくてもなんとなく人と会ったりしていると、知らない間に頭が混乱してしまったり、他人の重い感情までも引き受けてしまって自分の本心がわからなくなったりしてしまう。なるべく自分が興味を持って選んだ情報だけを吸収するようにして、自然な流れで生まれた目の前のコミュニケーションを大切にして、それらから得た所感や感覚を自分の言葉でさらに言語化してアウトプットしていくことは、純度の高い情報をさらに濾過して体外に排出し、本当に綺麗なものだけを頭の中や身体に残しているような感じがして気持ちいい。内部が透明な水で満たされたような感覚になる。濁りたくないなあと思う。


 外出中でも疲れたらすぐ帰るし、ダイエット中でも食べたかったら結局食べるし、疲れていたら家事もせず眠る。違和感を感じる人とは惰性で関わらないし、気分が上がらないものがあったらそれがまだまだ使えるものであってもすぐに捨てたり買い替えたりしている。日常に潜む違和感や無理をなるべく避けて、自然な心の流れに則った行動をするようにしていると、変なストレスがかからず身体の力が抜けて、いろいろなことがクリアに見える。自分で無理をして決めたルールや、この場合は普通こうするべきだよな、という一般論に縛られず、自分のその日その日の感覚に身を任せて自然にしていれば、力を入れて汗水垂らして頑張るよりもずっと風通しや見晴らしの良い場所へ、気づかないうちに辿り着ける気がしてならない。無理や我慢はどうせ続かない。さらりふわり、ペロッと舌出していこう。最近はそういう感じのわたしだ。

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