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FIREの種類と達成の心構え

自己紹介

こんにちは。
投資家をしているすなさんと申します。
私は40代で投資や副業によって財産を築き、配当金や利子だけで100年以上食べていくだけの収入を得るようになりました。
このような状態は、俗にFIREと呼ばれています。
このFIREの状態になるまで、色々試行錯誤してきました。
特に突出した能力があるわけでもなく、手間を掛けずにコツコツやってきた結果がこうなりました。
私は、将来の生活に不安のある人にこの方法を教えて、一人でも助かればいいなと考えて記事を書いています。

FIREとは

FIREは「Financial Independence, Retire Early」の略です。日本語に訳すと、「経済的自立、早期退職」。言葉通り、お金に縛られずに自由に生きるための考え方です。
社畜生活に疲れ果てて、もっと自分の時間を大事にしたいと思っている人たちが目指す究極の姿と言われています。ちなみにこの状態になっても好きで仕事をしている人は結構たくさんいます。
私も、本業を持ったまま、このFIREの状態になりました。
なぜ本業を辞めないのか?というと、①会社員だと有利なことがたくさんあること、②本業の会社がホワイト企業であること、③完全FIRE後の収入をもっとたくさん増やしたいことが理由です。
FIREにはいくつかのバリエーションがあります。ここでは代表的なものを挙げます。

  • FatFIRE

  • LeanFIRE

  • BaristaFIRE

FatFIRE

まず、「FatFIRE」を説明します。
これはお金が有り余っている人にしかできないものです。
豪遊して、贅沢な生活を楽しんでも収入が途絶えない状態です。
個人的には、私は悪いことだと思いませんが、その分とてつもない資産が必要なので選ばれた人にしか無理でしょう。また、人間としてもだめになりそうだから自分には向かないだろうと思います。
これに該当する金持ちの友人もいますが、やっぱどこか壊れたところがあります。
正直これを達成するには、色んな要素が必要です。
とりわけが必要となるでしょう。また、当然普通の人と一線を画した実力も必要に為ります。
私も含めた、運も実力も無い凡人は、これを目指す必要はまったくないです。
FatFIREになるためには、大きな借金を抱え返済したり、死ぬほど働いたりする必要があるので、根性がない方々は早々に諦めたほうが幸せナノではないかと思います。

LeanFIRE

次は「LeanFIRE」です。こちらは、最低限の生活費だけ投資や利子で確保して、自由に生活するスタイルです。もしもあなたが最低限の生活だけでもいいので早く引退したいと思うのであればコレも選択肢です。

しかし、冷静に考えたほうが良いです。生活が厳しくなりすぎて、食べ物も風呂も我慢する生活で満足度が落ちるのでは、意味がありません。私があなたに目指してほしいのはこんな生活ではありません。普通に自由に暮らせる生活です。(と、いっても好きでやる分には反対しませんが。)
正直、LeanFIREをした後に、やはり会社員のほうがよかったと後悔する人も多いです。一旦会社員を辞めた後で会社員に復帰しようとしても、手に職がないと難しいのでよく考えましょう。

ただ、友人にこれに該当する人がいますが、意外にも何から何まで自分でできるようになって、たくましく生きていますね。自分にはとても無理です。

BaristaFIRE

それから「BaristaFIRE」があります。
これはやりたくない仕事ではなく、好きな仕事をしながら、その収入と投資からの両方の収入で生計を立てるやり方です。収入が減っても、最悪収入がなくなってもなんとかなるというFIREです。
例えば、コーヒー好きな人がカフェでバリスタをしながら、投資からも収入を得るといったことです。好きなことで生計を立てれます。
大半の人が目指すのはここがいいと思います。
そして、このレベルであれば、正直言って誰でもなれます。
しかし、なれない人が多いのは、単純に知識がなく、努力を継続しないからです。
このBaristaFIREは、人生の幸福度が一番高いです。
好きなことをしつつ働くので、能力が常に磨けますし、いつでも好きに囲まれて生活ができるのです。また、そこそこ贅沢もできます。

厳密には、CoastFIREとかSideFIREというものもあります。
ただ、ややこしいので今回は説明から抜きました。
何をするにも、シンプルに考えたほうがいいです。
厳密な区分けなど全く意味がないからです。
とにかく投資や利子の収入を増やし、好きな事で稼げるようになることを目指せばいいのです。

FIREを達成する心構え

さて、ここからが本番です。
FIREを達成するためにはどんな心構えが必要なのでしょうか。


まず一つ目、「急がば回れ」。
焦ってリタイアを急ぐよりも、確実にお金を稼ぎながら進んでいくことが大大切です。
FIRE目指すと決めたらすぐ会社辞めたがる人がいますが、ブラックな職場でない限り仕事は続けたほうがよいです。
会社は意外に面倒見がよく、年金も積み立ててくれるし、業績が悪くても給料は払ってくれます。福利厚生で生活費も浮くことも多いです。ただ、ブラック企業だったらさっさと転職したほうがいいですね。
FIREするには種銭がたっぷり必要だからです。多少の不満がある会社だとしても、あなたがFIREするための種銭をだしてもらいましょう。
FIREを目指すいろんな人の相談にのっていますが、FIREの資金が貯まる前に会社を辞める人は本当に多いです。順番が間違っています。まず、本業の会社から資金を集めること。資金を貯める間に、副業や投資で資産を増やす。そして、辞める、という順番です。

もう一つ、「楽しむこと」。
FIREは人生をより良くするためのものです。だから、いつもの仕事よりも楽しみながら、好きなことに打ち込んでいく事が大事です。無理して苦しんでまでやることじゃないです。
人生は一度きり、楽しむことを忘れてはいけません。
これもよく相談されるのですが、楽しむことをわかってない人が多いです。自堕落に過ごすことではないですよ。
好きなことにちゃんと向き合って全力でやるのです。それには健康管理に手を抜かないことも含まれます。
旅行行くときに事前に全力で計画立てますよね?
なのに皆さん、自分の人生設計に、全力で楽しむことを入れてない人が多いのです。人生で一番最初にやるべき計画ですよ。

「自分を知ること」も大事です。
自分の生活スタイル、支出の癖、これらをしっかり理解しておかないと、FIREの計画はすぐに崩れてしまいます。無駄遣いする癖がある人は、まずそれを治すところから始めてください。

保有資産の最低ライン

FIREに達するまでの間の保有資産の最低ラインについて話します。
これはあなたが何を目指すかにもよりますが、一般的には生活費の6ヶ月分を確保しておくと安心です。
急な出費や失業に備えて、お金に対する安全装置を作っておくのです。そして、それ以外は全部投資に全部まわしましょう。
これだけで時間が立つとFIREできます。
簡単で、誰でもできますよね?
目安として、投資額が3000万円以上になったらLeanFIREはできるぐらいです。5000万円以上になったらBaristaFIREができるでしょう。FatFIREはいくらお金があっても足りません。

最後に

最後になりますが、あなたがFIREを達成するまでには、時折失敗や困難もあるでしょう。それでも冷静になり、コツコツ取り組むことが重要です。
失敗から学ぶことは多いです。失敗を糧にして、次に繋げれば絶対前に進みます。

もっと詳しい方法や別観点の説明はまた別の記事で書こうと思います。期待しててください。

と、こんな長文をここまで真面目に読んでくれた人は、はっきり言って、意識レベルが高いため、FIRE可能だと思います。

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