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バルーンミュージアムの思い出(その1)

バルーンと聞いて思い浮ぶものはなんだろうか。

私は、ディズニーランドのミッキー型のバルーンが一番に浮かんだ。

プードルのかたちをしたバルーンアートや、アドバルーンなどきっとみなさんが連想するものはいくつかあるだろう。(アドバルーンって最近見かけないのでもう作られていないのかもしれない)

だが今回見に行ったのは、こちらのバルーンである。

オフィスビル風の外観のため写真うまく撮れず


今回訪れたのは、佐賀県のバルーンミュージアム。
日本で唯一、バルーン(熱気球)について学ぶことができるミュージアムである。

なぜ急にバルーンかというと、友人が佐賀に住んでおり、未だにバルーンミュージアムに行ったことがないいう話になり、一度行ってみようという話になったのだ。

パンフレットより

佐賀県では、毎年秋にバルーンフェスタというものが行われている。
以前は国内外からバルーンが集まり、100機を越えていたそう。(ここ1、2年は国内のみ、無観客で行っていた)

さて、ここまで書いてみて、私がこの記事を見たとしたら、正直なところ、へー。としか思わないと思う。

ところが、バルーンミュージアムを見学し終わったあと「今年のバルーンフェスタ絶対に行きたい!」と思い、帰りのJRで佐賀市内の安いビジネスホテルを探していた

それほど、バルーンは魅力的なものだったのである。

ということでバルーンミュージアムのオススメポイントを挙げていきたい。

①バルーンの奥深さを知ることができる
②大人も子供も展示が楽しめる
③インスタ映えスポット多数


①バルーンの奥深さを知ることができる

一番最初の展示で、日本のバルーンの著名人を紹介するコーナーがあったのだが。

日本初の有人飛行を成功した「イカロス5号」

「いやいや、イカロスはダメやん」

私も友人も同じタイミングでツッコミをいれた。
イカロスは、小学校の音楽の時間に習った。はしれメロスの歌と並ぶ、小学生が歌うには暗い歌である。ギリシャ神話に出てくる、蝋でできた羽根で飛んだはいいものの、太陽に近づきすぎて落ちてしまう人の名前ではないか。勇気ひとつを共にして…うーん、なんとも縁起が…

そして、最初の著名人のパネルの説明を読む。

神田道夫という熱気球の冒険家のことが書かれていた。

【2008年1月31日、栃木から太平洋横断を目指したが2月1日消息がわからなくなった】

「まじか…サン=テグジュペリとおなじ…」

私も友人も最初の展示からこれはなかなか攻めているなぁ、と思った。

このあと知るのだが、バルーンによる冒険家は多数いて。
バルーンで富士山を越えたり、佐賀を出発してメキシコまで飛んだりとまさにイカロス並みに無謀なことに挑戦しているのである。

その名前は挑戦者というイメージでつけたのかもしれない。

と思いつつ友人と、日本初の有人飛行を成功させた「北海道大学探検部」はともかく、やっぱり「イカロス昇天グループ」はネーミング攻めてるよなぁという話で盛り上がった。

(バルーンミュージアムへん、次回に続く)



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