頭のいい人が話す前に考えている事|安達裕也

【よかったトコロ】
・とにかく「反応」するな。感情的になった人は映画でも必ず死のフラグ
・簡単にアドバイスするな
→知識は披露するのではなく、だれかのために使って初めて知性となる
→簡単にアドバイスするな、意見を言うな、とにかく相手に話してもらえ
・その知識話は「本当に相手のためになるのか?」と立ち止まる事で、知識を披露したいだけ、ただ言いたいだけの自分に気づく事ができる
・他社は褒めつつ、自分は「なんでもない人間です」という顔をするのが、コミュニケーション強者の態度であり、知的で慕われる人の態度です
・承認欲求を満たす側に回れ
・話が浅くなる3つの理由
 ‐根拠が薄い
 ‐言葉の「意味・定義」をよく考えずに使う
 ‐成り立ちを知らない
・話を深くするコツ
 ‐自分の意見と真逆の意見も調べる
 ‐統計データを調べる
・頭がいい人のデータ検索術
 ‐検索用語に続けてスペースを入れ、その次に【site: .go.jp】で政府系のドメインサイトのみに絞る
 ‐末尾に【総研】【site: .ac.jp】を入れることでシンクタンクや大学が発表する情報をたどる事で信用度の高い統計データに早くたどり着ける
・言葉に敏感になることで、思考の解像度が上がり、見えている世界も伝わり方も変わる
・「相手が最も聞きたいであろう話」からする
・自分のしたい話ではなく、相手の聞きたい話から話して、相手の聞くスイッチを入れる
・「事実」と「意見」をわける
・【×】自分の言いたい事を考えながら聞く
 【〇】相手の言いたい事を考えながら聞く
・肯定も否定もしない
・相手を評価しない
・意見を安易に言わない
 →「ご想像のとおりだと思います」「おっしゃる通りだと思う」など相手の期待どおりの返事をしながら、まずは相手の話をすべて聞き出す
・話が途切れたら、むしろ沈黙する
・傾聴とはアドバイスをする事ではなく、「整理」する事
★質問5種類
 ①直面した状況にどのように対応したか
 「気難しい人に対処した状況について説明してください。誰が関与して、具体的にどのような行動をとり、結果はどうなりましたか?
 ②家庭の状況判断に基づく質問
 「仮に~このような状況に置かれたとしたらどのようにしますか?」
 ③状況に関する質問
 「その時、どのような状況でしたか?」
 ④行動(アクション)に関する質問
 「そのとき、何をしましたか?」
 ⑤成果に関する質問
 「行動の結果、どのような変化がありましたか?」「何か現場で反発はありましたか?」
★教わる技術
 ①1度にひとつの事しか聞かない
 ②目的を知らせる
 ③出来るだけ明快に単純に聞く
 ④今までに自らやった事などを伝える
★言語化のプロセス
 ①物事を客観的に様々な視点からとらえる(反応しない・アドバイスしない)→②本質を理解する(整理する)→③相手の話を正確に整理しながら聴く(評価しない・意見を言わない)→④掘り下げる(質問する)→⑤最後に言葉にする(再定義する)
・「ヤバい」「エモい」「すごい」を明日から使わない

【感想】
すらすらと読み進められるが、あとから見返してみると、結構難易度の高い事を言っている。
新卒向けかなと思って手に取ったけど、コレを出来る新卒というのもなかなかいないと思う。コーチングのスキル的なものがはいっている。
とにかくわかっていても、人は助言したくなるし、途中で口を挟みたくなる。自分の成功体験は共有したくなるものらしくて、黙って反応せずに最後まで聞くっていうのが意外と難しい。
注意深くまわりもみてみたけど、誰でも共通して難しい様子。

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