シリコンバレー最重要思想家 ナヴヴァル・ラヴィカント

【よかったところ】
・資本と労働力は、許可型のレバレッジだ。資本を得るにはだれかに与えてもらう必要がある。労働力を得るには、誰かに従ってもらう必要がある。
・コードとメディアは、非許可型(パーミッションレス)のレバレッジだ。これが、進行の富裕層を支えているレバレッジだ。ソフトウエアやディアをつくって、君が寝ている間も働かせよ。
・コードが欠けないなら、本やブログを執筆し、ビデオやポッドキャストを収録せよ。
・自分をプロダクト化せよ。
・今やっている事は「自分らしいのか?自分らしさを発揮しているか?スケールしているか?プロダクト化の手段は人か、金か、コードか、メディアか?」を考えなくてはならない。
・説明責任を引き受け、君の名のもとに事業リスクを取れ。社会はその見返りとして、君に責任・エクイティ・レバレッジを与えてくれる。
・君はできる限り君の名前で信用を築かなくてはならない。
・事業を小さくてもいいから「所有」する。
・所有権を持たないと、インプっととアプトプットが密接に連動するんだ。つまり君が投入した時間や労力に比例した報酬しか得られない。(給料制度で働く人のほとんど)
・株式を購入して、少額株主としてエクイティを所有。会社を立上げて、オーナーとして所有。
・時間を切り売りしていては富は決してやってこない。
★特殊知識・説明責任・レバレッジがあれば、君の価値にふさわしい報酬が手に入る。そして君の価値に見合う報酬が手に入れば、君は自分の時間を取り戻せる。形だけの会議も仕事ができるアピールも、働いているふりも必要ない。実際の仕事のコアとだけを考えていればいい。
★学び磨くべきは「売る」能力か「つくる」能力が必要だ。どちらもないなら身につけよ。
→プロダクトを作る事。これは複雑な、多くの変数がかかわる仕事だ。ここには設計が含まれ、開発・製造・物流・調達が含まれ、サービスの設計、運用が含まれる。本当にいろんな種類がある。どんな業界にもつくり手の定義がある。テック業界ならCTOやプログラマ、ソフトウェア技術者、ハードウエア技術者など。でもクリーニング業界にも、クリーニングサービスを設計する人や、すべての衣類を正しい場所に正しい時間に届けるよう手配する人がいる。
→この反対側にあるのが、売る仕事だ。売る仕事も定義が幅広い。売るといっても個人向けのセールスだけじゃなく、マーケティングやコミュニケーション、採用活動、資金調達、啓蒙、宣伝活動もこれに含まれる。幅広くて包括的な分類だ。
・その会社の出身者と将来どんなネットワークを築けるかだ。
・何かがこうなって欲しいと望めば望むほど、真実が見えなくなる。
★誰かと一生働ける気がしないなら、1日も一緒に働くな。
★心がここにないときに私が考えていることの95%が、その瞬間に対処する必要のないことだ
★いつかやりたい事があるなら今やれ、待っていても「いつか」はこない

【感想】
仕事が出来るようになる本ではなく、どうすれば富を築けるかにフォーカスした本だった。
「なるほど」と思うものの、そうなるまでがとても大変でとても全部はまねできない。全部真似した時にうまくいくという手法でもなく、ある種うまくいく一つのパターンくらいに考えておいた方がベター。
その上で、学びとし私が実践できそうなのは「★」印が書いてある部分。
時間を切り売りして働くな的な事が書いてあって、巨万の富を築くためにはそうなんだろうけども、サラリーマンとしての安定も愛している私としては8時間でどこまでのパフォーマンスが出せるか?という考え方も間違ってはいない気がする。確かにサラリーに限界はありそうではあるものの。

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