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#1 YOASOBI-アイドル(第74回紅白歌合戦)

多分自分が人生で一番興奮した瞬間は、アベンジャーズエンドゲームのこのシーンで、この先これを超える興奮はなかなか現れないんじゃないのかなと思っていたんだけれども、それに肉薄するような映像を見られてビックリした。


昨年末の紅白のYOASOBIのアイドル本当エグかった!
(YouTubeでNHK公式のライブ映像がなくて、紅白の1週間後にあったNew Jeansと抱き合わせのJ-POP &K-POP特集の予告動画しかなかったし、それもnoteからは閲覧ブロックされる仕様だった😭)

正直言って、YOASOBIの曲は今までそんなに好き好んで聞いてきたわけではなかった。アイドルもめちゃくちゃ売れていたのは知っていたけど、自分に刺さる曲という感じではなかったから、あんまり聴いてこなかった。

(と言いつつ「もう少しだけ」は、めざましテレビで聞いてめちゃくちゃ好きだった)

ただ、もうあの紅白のステージを観た瞬間、自分の中のYOASOBIに対する印象がガラッと変わる感覚があった。
大前提、こんな一介の一般人がYOASOBIを好きでも興味なくても、YOASOBIには、何の影響もないぐらい売れてるし、紅白のステージがエグかった事は、あれを見た人誰しも分かりきっていることだからこんな戯言言う必要もないのだけれど、それでも言いたくなるぐらい、あの感動を書き記しておきたいぐらいエグかった。

NewJeansやら乃木坂やらLE SSERAFIMやらMISAMOやら橋本環奈やらが出てくれたことが最高だったのは当然のこととして、何よりも一番驚いたのは、YOASOBIのパフォーマンス力だった。
そもそもYOASOBIをそんなに追いかけていない身としては、司会の有吉さんに紹介されて、曲を歌い始める時のikuraちゃんが自信満々で歌い始めたことが結構ビックリだったのだ。
YOASOBIを毎年紅白のステージぐらいでしか見ていない私としては、ikuraちゃんに対しては、紅白初登場の時のめっちゃ綺麗な図書館?で「夜に駆ける」を歌っていた時のあの自信なさげだけど完璧な歌声の人っていうイメージしかなかったので、今回はまるで別人のように自信満々に歌っていてそこに凄い・・・となった。
そこから、日韓のアイドルの猛者達がどんどん出てこようとも、力負けしないikuraちゃんとAyaseさんのパフォーマンス力に自然と鳥肌が立っていた。

紅白歌合戦での一曲、一回のステージでそのアーティストの印象がガラッと変わるなんて、これまでの人生でもあんまりない経験だった。

一回のパフォーマンスでその人の印象がガラッと変わる感覚。カッコつけた言葉で言うと、「価値観の倒錯」とでも言おうか。
もう自分の中のその人達への評価が、ひっくり返ったのである。
お笑いオタクの私としては、M-1グランプリ2019でミルクボーイがコーンフレークの漫才を披露した時に近い感覚だった。

そして私は、この先こういう感覚や感動を記録として残していきたいと思った。
コンテンツに溢れ、色んな批評の形がある時代に、せめて自分の好きなものだけでも記録してアーカイブしていきたいと思った。
私は3日坊主なので、こう類のことはまあ続かないのだが、それでもそんな人間にこういう事をやってみたいと思わせる力があの日のYOASOBIにはあった。
これからどれだけ続くか分からないが、自分が面白かったもの、感動したものを週一ぐらいのペースでここに記録していけたらなと思う。


そして、こういう事をしようと思ったものの自分はYOASOBIのことをなんにも知らないなと思った。さすがにApple Musicで曲を一通り聴いてから書くかと思っていたところ、丁度YOASOBIのご両人が自分たちのヒストリーを詳細に語るラジオ番組をApple Musicで配信していた。

YOASOBIの事を何にも知らない私としては、これがかなり面白かった。
一番ビックリしたことは、お二人がめちゃくちゃ謙虚であること。
紅白でのあの圧倒的で自信満々のパフォーマンスやAyaseさんのゴリゴリのタトゥーを見ると、少しリスナーを上から見ていたり、自分たちの音楽が分からない人達には排他的な目線があるのかなと外野から思っていた(タトゥーの部分は古い日本人的な発想で申し訳ないですが)。
が、そんなことは全くなく、もうとにかく良い人で、お二人の話す雰囲気も良く、「そりゃ人気出るわ」とものすごく納得した。
何より、あの紅白での自信満々のパフォーマンスは、元々お二人が持ち合わせていたものではなく、デビューしてからとんでもないスピードで大きなステージを任されてきた中で、大きな壁を感じながらも乗り越えてきたことで獲得してきたものなのだと感じて本当に驚いたし、自分も目の前の事を一つずつ頑張ろうと心から思えた。

現在20代中盤の私は、これまで自分より年上の世代の人達が作るものに影響を受けて育ってきた。
歳を重ねて、最近だんだんと自分より年下の世代の人達が時代を作っていっている事を実感している。
スポーツ選手の活躍なんかは、自分の中で簡単に受け入れられる。
ただ、文化を作る人達の活躍は、どこか受け入れ難い部分があった。
おこがましい話でしかないが、自分が生きた時代の象徴が自分より年下の人が作ったものである事にどこか嫉妬心を抱いていたのだ。

音楽においてはそれが特に顕著だった。
誰がどう見ても、今のJ-popはYOASOBIやAdoの時代だ。
それをなぜか受け入れられなかった自分がいたのだが、あの紅白でのステージを見てしっかりと受け入れる事が出来た。
これからも新しい時代をたくさん見せてほしいと心から思う。

↑まだ見れてないから見るの楽しみ

↑新曲の「Biri-Biri」もめちゃくちゃ良かった

↑ポケモン繋がりで行くとimase君の「うたう」もめちゃくちゃ良い

そして最後に紅白繋がりで、星野源の「生命体」もめちゃくちゃ良かったから記録。
個人的に白組の優勝。全インドア系男の憧れじゃないかな?
これとSuperflyの「タマシイレボリューション」だけなぜかYouTubeに公式のフル動画もアップされてて、いろいろなしがらみがあるんだろうけど、「アイドル」も載せてほしい〜と思った


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