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経営組織論 講義の構成について

 この記事は九州産業大学地域共創学部地域づくり学科・経営学部産業経営学科で2020年度前期に開講されている「経営組織論」の講義資料です。この記事は,これからの毎回の講義進行について書かれたものであり,この講義全般と関係しているため,「第○回」という表記にはしていません。

 今後の講義に進め方についてお伝えしておきたいことがあります。遠隔講義期間中の講義資料であるnoteの記事は,おおよそ以下の順序で進行していきます。

1.はじめに
 講義冒頭の挨拶みたいなものです。落語でいうところの「枕」です。一見関係ないような話をしつつ,講義内容への伏線が貼られたりしています。

2.前回の振り返り
 前回講義の記事へのリンクを貼った上で,前回講義の振り返りをします。詳細はリンク先を再読していただければそれでかまわないので,ポイントだけを振り返ります。

3.前回の課題および質問へのフィードバック
 まず,前回の講義でお答えいただいた課題への回答をいくつか取り上げてコメントします。これであなたの考えが晴れて全世界に向けて発信されます。やったね!(やってない)
 次いで,いただいた質問をいくつか取り上げ,それにお答えします。他の受講生からの質問とそれへの回答はとても有意義です。自分以外も学びの糧(かて)にするのがもっとも効率の良い学びです。
 なお,ここで取り上げる課題や質問へのフィードバックは,受講生全員で共有したほうがよさそうな質問です。したがって,ここですべての課題への回答や質問に答えることはできません。冒頭ですべてを取り上げてしまうと,いったい何の記事だかわからなくなってしまいます。
 でも,安心してください。「6.すべての質問への回答」で,全員からの質問にお答えします。課題への回答に対するコメントは相当なボリュームになるので,すべてにフィードバックをするか(できるか)は状況を見て判断します。いただいた質問に答えるというスタイルは通常講義でも行なっているのですが,全員の質問に答えることができないのが悩みの種でした。講義時間には限りがありますからね。でも,遠隔講義となり,時間の制約から解放された今は,すべての質問にお答えすることができます。どしどしご質問ください。
 なお,講義内容についての質問は経営組織論の専門家としてお答えしますが,それ以外の質問についてはそこらへんにいるただの37才中年男性としてお答えします。真面目に答えますが,その内容をどこまで信用するかはご自身でご判断ください。ただ,両親でもバイト先の上司でもない大人の考えを聞いてみるのはあまりない機会だと思います。この機会をご活用ください。

4.講義内容
 ここからようやく講義内容に入ります。毎回の講義ではあまり広範なテーマに触れません。1つのテーマに限定してお話しします。記事の途中ではワークが指示されることがあります。その際は,読み飛ばさずに取り組んでください。ワークは,インターネットから情報を探したり,自分の考えをまとめるなどが中心となります。なお,きっとこの記事をスマートフォンで読んでいる人も多いかと思います。その場合,ブラウザを開いてこの記事を読みながらワークに取り組むことは困難なので,講義に臨む際には白紙とボールペンを用意しましょう。白紙にワークの指示を書き写したり,自分なりにポイントをまとめた上でワークに臨みましょう。これはメモをとるトレーニングにもなります。

5.終わりに
 「はじめに」があれば「終わりに」があります。講義のまとめと,次回講義内容を少しだけ紹介します。

6.課題
 毎回の課題は2問から構成されます。1問目は「その回の内容を要約する」というものです。2問目は「その回の内容を踏まえて物事を考えられるか」というものです。それぞれ400字程度です。400字の具体的なイメージが湧かないかもしれませんが,wordソフトだと10行程度になります。いずれも理解度確認なのですが,1問目が基礎,2問目が応用だとお考えください。

7.すべての質問への回答
 上述したとおり,いただいたすべての質問にお答えします。はっきり言うとかなり手間です。それでもこれを実施するのは,自分は誰かに関心を抱かれていると,みなさんに思ってほしいからです。特に今は遠隔講義期間ですから,直接教員に質問することも,他の受講生と話すことも困難な状況です。こういう状況が平気な人もいます。でも,耐えきれない人もいます。耐えきれなくなるとその場から離脱してしまい,継続的な学びが困難になります。継続的な学びが困難になると,この講義の達成目標に到達できなくなります。僕にはこの講義で伝えたいこと,到達してほしい水準があります。みなさんが孤独に負けずそこに到達できるためのささやかな支えとして,「6.すべての質問への回答」はあります。


 以上です。第2回の講義内容を記した記事はこちらです。今日もゆるゆると学んでいきましょう。


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