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実家の庭から春便り

昨夜、隠密行動で実家にやってまいりました。

強風で瀬戸大橋の上では大声を張り上げエレカシの『風に吹かれて』を歌って気合いで渡り抜きました。『かぜにふかれてぇ〜〜。』って。^_^

実家に到着間もなく初のリモート会議に参加。(笑)

さて、今回の帰省のイベントは農作業です。
農作業と言っても大したことではなく、プランターにお豆さんを植えるのです。

はい。
こんな具合です。
お豆さんを植えても母は取る事も世話をする事も出来ませんが、植物の成長を窓から眺め楽しむらしいです。収穫は、ヘルパーさんにお任せしています。

お豆さんの植え付けが終わり顔を上げると可愛い春のお知らせが目に飛び込んで参りました。

アセビです。
漢字で書くと『馬酔木』。
馬や牛が食べると含まれている毒素がはたらき酔ったようになることからこの名が付いたとか。
品的には、さだまさしの『まほろば』を思い出します。
山の木とは違い腿あたりまでの高さしかなく、年末の剪定のせいか花も下の方ばかりで少な目です。

アセビに絆されて、ちょこっと庭を一巡り。

いけません。
どうしても、この手の物に目が行ってしまいます。

虫嫌いな方は、申し訳ありません。(_ _)
品は、このようなものに感動を覚えてしまういきものです。
『仲間達が土の中で、今頑張って準備中だよ。』
と、囁いてしまいます。
そんな横では

南天の実が二つ残った木。
こやつらとて、やがて落ちては行きはしますが土に抱かれて芽吹くやも知れませんね。

ちょっと寂しげな庭ですが、金木犀やサザンカの木には数羽の小鳥達が羽根休めか入って来てはチュンチュと鳴いているそうです。
それを椅子に腰掛け窓越しに見るのが母の今の楽しみだそうです。

玄関脇の庭に目をやれば

実家にもふきのとうを発見しました。


春咲く小花や冬を生き抜いた小花がポチポチと。

おや。
お天気が、どおやら怪しくなって参りました。
洗った毛布を取り入れてお家の中に戻りましょう。

おっと…忘れないように。
一枝、頂きます。

はい。
お父さんのご仏前にお供えです。
午年の父でした。
馬酔木に酔ってますかねぇ?あの世で。
全く飲めなかった父でした。

あっ、写真の父が睨んでいます。
はいはい、分かりましたよぉ。
真面目に家事とお母さんのお世話して来ます。

品の実家からの春便りでした。


お読みいただき
ありがとうございます。

素乾 品

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