本気の自動車選び【横須賀原動機研究所記録シリーズ№003】

スズキの強さを株価から見る
当初の計画では次に三菱のekスペースについて書くところなのですが、スズキについて書き足りないところがあったので、脱線の更に脱線としてスズキの強さを株価から見てみたいと思います。
昨日(2021年9月3日金曜日)時点での各自動車会社の株価
スズキ 4,810円
トヨタ 9,756円
日産自動車 569.6円
ホンダ 3,381円
マツダ 959円
SUBARU 2,048円
三菱自動車 284円

主な海外メーカー(1ドル=109.71円、1ユーロ=130.34円、1ウォン=0.095円で換算、円未満四捨五入)
ゼネラルモーターズ 48.82ドル →5,356円
フォード 12.89ドル →1,414円
ダイムラー 70.17ユーロ →9,146円
BMW 79.4ユーロ →10,349円
フォルクスワーゲン 201.9ユーロ →26,316円
ルノー 30.11ユーロ →3,925円
ステランティス 20.28ユーロ →2,643円
現代自動車 214,500ウォン →20,377円

補足すると乗用車メーカーのダイハツは、昔は株式上場していましたが、現在はトヨタの完全子会社化で株式非公開となっています。産業用エンジン、舶用エンジンで有名なダイハツディーゼルは上場していますが、今回は触れずにおきたいと思います。
同様にスウェーデンのボルボも検索したのですが、出てきたのはトラック、舶用ディーゼルエンジンのボルボグループのようで、乗用車部門の方は中国企業傘下となっていて分かりませんでした。
ステランティスはフランスのプジョー・シトロエングループとイタリアのフィアット・クライスラー・オートモービルズが大合併してできた会社です。プジョーとフィアットを所有していた身からするとなんだか寂しいです。

私はかれこれ15年以上株をやっておりましたが、その間かなりの上下、経済環境の変化がありました。そういった変化を肌で感じることができるのが株式投資の魅力だと個人的には思います。利益は良くて年率5%程度、去年、一昨年は損切りで大損害を出してしまった素人なので、運用についてあれこれ言える立場ではありませんが、スズキの株は日本でトヨタに次いで高いというのはすごいことなのではないかなと思います。

会社の価値は様々のものを考慮する必要があり、株価だけでなく発行株数をかけ合わせた時価総額も考慮に入れる必要があるのは承知していますが、今回は株価だけを取り上げて考えてみました。

海外メーカーはやはりいい値段していますね。私は国内に限って購入することにしているので、今までノーチェックだったのですが、これでなんとなく各企業の強弱が見えてきます。
フォルクスワーゲンと現代自動車がめちゃくちゃ高くて、買いづらく感じます。これは私だけの感覚かも知れませんが敷居が高く感じるとそのメーカーが作っている車もなんとなく買いづらいと感じたり、逆に判官びいきで応援したくなるメーカーの車を買いたくなったりします。そうすると三菱、これについては次回語りたいと思いますが、なんか最近縁がないのです。

各メーカーについては、語りたいことは山ほどあるのですが脱線しまくってしまいますので、追々書いていきたいと思います。

今日はスズキの株は強いということだけを語りたいと思います。
トヨタは世界ナンバーワンと言ってもいいくらいの別格の会社です。最近の業務提携でスズキはトヨタに飲み込まれないか心配もありましたが、前回のスズキの株主総会に出てスズキのしたたかさを確認できましたので安心しています。
かつてはホンダのほうが株価が高かったのですが、ここ近年は逆転され差が広がってしまいました。企業規模は明らかにホンダのほうが大きいし技術力も高いものをたくさん持っているはずなのでホンダの株価が安く見られ過ぎなのではないかなと、逆にホンダを心配してしまいます。
スズキをバイクのくくりで見てみると国内4メーカー(ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキ)のうち最弱のイメージがあって、実際販売台数的にかなり苦戦もしていたのですが、実は株価はぶっちぎりトップです。昔はカワサキの川崎重工業がぶっちぎりで高かったのですが、何故か今は半額以下に…、私も大損した苦い思い出があります。カワサキはバイク部門を分社化したりと、逆にカワサキを心配してしまいます。
スズキのバイク部門も赤字続きでバイク部門撤退のウワサが出ていたりとかなり心配していたのですが、ここ最近は商品力の高いニューモデルを投入したり現社長から株主総会で力強いお返事をいただけたりしたのでかなり安心しています。
今回は「スズキの凄さ」について語ってきましたが、私は鈴菌感染者でもいわゆる信者でもありません。買えるものをできるだけまんべんなく買っている不偏不党の者です。
そんな私からして今最も注目すべきメーカーはスズキであると言いたくて、またダラダラ書いてしまいました。


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