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四輪駆動の使い途

写真は茨城県神栖市波崎の砂浜です。

昔、ここに職場関係の施設があって、そこを目指してFFのフィアットムルティプラを走らせたらスタックしてしまい、JAFを呼んで引っ張り出してもらった事があります。

その苦い経験と東日本大震災での液状化の砂だらけを見て、四輪駆動車の必要性を感じ、ジムニーを購入したのでした。

当時はすぐに未曾有の首都直下型地震が来ると考えていたのですが、しかしこの至高の四輪駆動が真価を発揮する機会は訪れず10年が過ぎ、もうすぐ11年になります。

果たしてフィアットムルティプラがスタックした砂地を走破することは可能なのか、ジムニーの実力を試してみました。

結果は難なく移動し施設のそばまで行けました。

そこで私は二輪駆動に戻して帰ってみることにしました。すると見事にスタック、やっぱりなと思って四輪駆動4Hにして動かしてみましたが脱出できません。四輪駆動4Lにしてようやく脱出できました。一度スタックしてタイヤが砂地にはまってしまうと通常の四輪駆動では脱出できないようです。超ローギヤードの真価を見ました。

ジムニーで雪道を走ったこともありますが、砂地の方がより過酷であることも分かりました。主に雪道での走行を想定して造られているであろうフルタイム4WDがどこまで砂地を走れるのか、未知数なところがありますが、そもそもこんな使い途は通常のシチュエーションでは起こらないので考えるだけ時間の無駄。今回の経験で普通はせいぜい雪道しか走らないからフルタイム4WDで十分ですし、年間通じて雪道を走らないのであれば二輪駆動で十分。

四輪駆動の使い途は、特に南関東では実際にはほとんど無くて数年に一度の積雪のためのあくまで保険ということを改めて認識ました。

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