本気の自動車選び【横須賀原動機研究所記録シリーズ№004】

三菱のekスペースについて
昔、私が自動車免許を取って初めて手に入れたのが三菱RVRだった。
色んな所へ行った、とてもお気に入りの車だった。しかし、三菱自動車の相次ぐ不祥事、ディーラーに行っても雰囲気が悪くなり、家族が乗れないマニュアル車ということもありサヨナラしてしまった。
現在、三菱自動車のブランド力はゼロだと思います。
今回の車選びの条件に適合するからと、一応見に行きました。
思いのほか良い感じでした。
日産のルークスと中身は同じなので、試乗は日産でさせてもらうことにして、展示車を見て店の人の話を聞いてカタログをもらって帰ってきました。
この車はRVRと同じく岡山県の水島工場製とのこと、設計は日産主導で進められエンジンは日産のもの、三菱製の日産車でよく見ると両者の良いところどりのような佇まいがあります。
あとで日産のルークスの項でも述べますが、とても自動車らしいです。おもちゃっぽくありません。
ここ数年忘れかけていました。三菱は戦車も艦船も造る骨太さを持っていて、その雰囲気はekスペースにも感じられました。
昔、三菱自動車岡崎工場(愛知県)内のミュージアムで見た「水島号」を思い出します。戦後の庶民の道具として作られた三輪トラックなのですが、ものすごく無骨で機械的な格好良さがあってずっと眺めていました。
個人的には三菱自動車の株は購入してから一度も利益を得られず、全て損切り処分してしまい、ブランド力は地に落ちていると感じていますが、ekスペースそのものは無印良品的な良いもの感が感じられるので、徹底的に道具として使うには良いクルマなのではないかなと思います。


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