本気の自動車選び【横須賀原動機研究所記録シリーズ№011】

結論について
車は気分で選ぶものだと思っています。私はラーメンも好きです。ラーメンも気分で選ぶもの、ラーメンと車との相関性は高い、ということで私の好きなラーメンで例えてみます。
唐突ですが、ラーメンほど身近で敷居が低い割に趣味性の強い食べ物はありません。同様に自動車というのも乗り物のなかで身近で敷居が低く趣味性の強い乗り物ということで、立ち位置が似ているのではないかと思うわけです。

独断と偏見で乱暴に当てはめると、今回の軽ハイトワゴン車は以下の通り。
・日産ルークス、三菱ekワゴン →家系ラーメン
・ダイハツタント →二郎系ラーメン
・本田N−box →天然素材・無化調ラーメン
・スズキスペーシア →ラーメンショップ

・家系ラーメン、今や日本のラーメン界の中心に位置するのではないかと思うほどポピュラーになった、と思います。豚骨醤油、個人的にも大好きです。
 家系の元祖「吉村家」はいつ行っても行列で大変ですが、本牧家とかきたくり家とかは入りやすく、家系の良さを感じます。注文はアブラ多め・麺硬め・味濃いめ、が好みです。
 ルークスやekワゴンは、車の世界の中心、新たなスタンダードを極めていると思えるのです。

・二郎系ラーメン、ガツンとくる癖の強さ、時々食べたくなる謎の魅力を持っていますが、作法に気をつけないとエライことになります。
 タントは、エンジンがパワフル感があってシャシーもがっしりとして、ガツンとくるキャラクターを感じるのですが、ちょっとコテコテ感も感じてしまい、こちら側も乗るときに気遣いしてしまうような(それは自分だけかも)、正直試乗して一番疲れてしまったのです。よくよく調べてみるとCVTとかシャシーとか機構的にかなり凝っていて、良いなあと思わせる魅力があります。

・天然素材・無化調ラーメン、化学調味料を使わず天然素材のだしで旨味を出しているこだわりのラーメンですが、メジャーなことろでこれといった店名が挙げづらく、イメージを共有してもらいづらいですが、総じて塩分が強めになるところが多いようです。王道家とか無化調ではないかと思うのですが確かに塩分強め、でも贅沢感、満足感があります。私はもともと普段は塩分少なめの食生活で必要を感じたときに塩を舐めているので、ラーメン食べるときは味濃いめでスープもほぼ全て飲みます。
 N−boxはハイブリッドモーターを使わず車としての素性の良さをとことん磨いた感じで贅沢な一台だと思います。開発費、製造コスト両方お金かけている感じがします。

・ラーメンショップ、結構どこにでもあるようなイメージなのですが、これの奥深さを最近理解しました。
 基本的に家系を薄く、いや少しマイルドにした豚骨醤油味でありつつも、店ごとにかなり自由に作っているらしい、チェーンの本部がある羽田店、ラーメン好きには有名ないずみ中央店、牛久結束店はそれぞれ違ってみんな美味しかったです。お高くとまっていないお安い感じの庶民派でありながら美味しく奥が深い。
 スペーシアはとにかく軽い感じ(実際スズキは謎の軽量化技術がありますが)で安っぽいのですが実用性はピカイチで、設計段階で実用性とコストを考え抜かれているのだと思います。ボンネットを開けると一番スカスカで合理的に最低限で設計されていることがわかります。手も入れやすくて整備もしやすくて好感が持てます。

さて、ここまで長々と書いてきましたが、今回の車選び、結論は「スズキのスペーシア」になりました。
理由は家人のラパンで慣れ親しんだスズキの運転感覚が良いとのこと。
うん、私もラーメンショップ(ラーショ)の食べ歩きを一番したい。

このブログ、書こう、書こうと思っていて、途中資格試験やらアレヤコレヤで手つかずになって、実際に車(スペーシア)が納車になったのは10月中旬と、すでに終わった話になってしまいました。
まあ、読んでくれている人もいないようなので、とりあえず記録用に残すだけ残すとして、今後も何か書き続けたいと思います。

ひとまずは、ありがとうございました。


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