102_マツダスタジアムのビジターパフォーマンス席はいいぞ!
ヤクルトファン(ごくまれにドラゴンズファン)のすじこたろうです。
マツダスタジアムが好きだ。
九州に住んでいると、交流戦以外でヤクルトを見れるいちばん近い球場がマツダスタジアム。
広島でもわりと山口県寄りの場所にあるので、九州からとてもアクセスしやすい。
車だと高速道路で休憩挟みつつ4時間くらい、新幹線だと博多から1時間ちょい。
とてもいい。
個人的には球場としても好きな構造ではあるんだけど、野球ファンにはマツダスタジアム(とくにビジター席)が嫌いな人が多い。
定期的にマツダスタジアムのビジターパフォーマンス席がどうの……という意見が現れる。
そんなわけで1ビジターファンから見たマツダスタジアムの良いところを書いていく。
最初に断っておくと、今回比較のために他球場の話をしますがどの球場にも好きなところがあってダメな球場は個人的にないです。
今まで行った球場のいいところぜんぶ言える。
ただ今回はマツダスタジアムを褒めちぎる回なので、マツダスタジアムが良いという話をする。
野球を知らない方のために説明すると、野球場はどこも内野席と外野席にわかれていて、ざっくりと上段(フィールドから遠いが眺めが良い)と下段(フィールドレベルで選手を間近に見れるが安全のための柵がある)の席がある。
ビジターの応援席の場所はおおまかに以下の3パターンにわけられる。
外野or内野の一角(上段下段)
- 関東の球場はすべてこれ。名古屋もこれ。外野or内野の一角(上段のみ)
- 名古屋以外の地方球場はこれが多い。ビジターファンの入り次第で1になるところがほとんど。内野の上に専用エリア
- 広島マツダスタジアム。
1ができるのはいろんな球団のファンが混在する関東ならではだと思う。
阪神・巨人のような人気球団なら地方球場でも1になる。
名古屋はおそらく気軽に関東から遠征ができる立地だからじゃないか。
上段も下段も埋められない客入りのときに2になるのは、先述したように下段は安全のための柵があり、そのために見えづらいからだと思われる。
それもビジターファンが少ないのも理解した上で、2には欠点があると思うのだ。
野球の試合って長時間になることが多くて、その間に観客はずっとじっとしているわけではない。
「試合中は絶対席を立たないんだ!」とこだわりがある人もいるが、健康のためにトイレは早めに行ったほうがいい。
そこでみんなどのタイミングで席を立つかというと、「応援しているチームが攻撃していないとき」だ。
これが2の欠点。
ビジターファンが少ないから下段までビジター席として売られていないので、下段にいるのはホームチームファンが多い。
そう、席を立つタイミングが真逆なんだ。
その球場を嫌いになるほどの大それた欠点じゃないし、仕方ないことなんだけど、この欠点をカバーしているのが3.広島マツダスタジアムの構造だ。
これはビジターパフォーマンス席から撮った写真なのでホーム応援席しか見えないが、こんな感じの宙に浮いた席が、写真を撮った側にもある。
これを隔離された席だと呼ぶ人もいるが、これがいいんだわたしは。
これもビジターファンの数の問題でエリア全部がビジター席になるわけじゃない。
(ちなみにヤクルトファンには緑の大燕会というエリア全部ビジター席のイベントが毎年1回ある)
でも上段下段がビジター席となるので、2の欠点である上段下段で席を立つタイミングが異なる問題はない。
わたしの場合、横に広島ファンがいるのはそんなに気にならない。あまり横は見ないので。
横の広島ファンと出入りする通路は違うし、そもそも広島ファンと喧嘩になることもない。ビジターパフォーマンス席の横に座る広島ファンで喧嘩するような熱狂的な人いないと思う。
ここって広島ファン的にはギリギリになってふらっと行こうとして最終手段で来る席なんじゃないか。
そもそも広島ファンでそんなに怖い人見たことがない。いや見たことないだけでいるのかもしれないが、基本的に優しいただの広島県民だよ。
どこの球団も、やばいファンはそいつがやばいだけだよ。
ちなみにトイレも喫煙所も、飲み物と軽いおつまみが手に入るだけの売店も、階段をいちばん下まで降りなくてもある。
美味しいグルメが選び放題の売店はないが、チケットを持っている人しか入れないエリアにそんな良い売店あってはいけないんですよ。
なお、階段を降りてすぐのところにある唐屋の「なんこつ唐揚げ」、匠の球飯の「一夜干しホルモン天ぷら」がすじこたろう一推しグルメです。
毎回食べます。
ホルモン天ぷらは広島県内のSAでもよく見るのでご当地グルメなんだと思っている。
あとビジター席からは遠いけど「むさしのおむすび」もいい。これはお持ち帰りもありだ。
マツダスタジアムのごはんおいしいんだよな。
最近はどこも美味しいけど、やっぱ外で食べるごはんは格別だ。
ビジターファンが少ない問題、1ファンにはどうしようもないことなので考えないようにしている。
でも地方球場にふらっとくるのはビジターファンより圧倒的に地元のホームチームファンなので、ビジターファンが少ないならビジター席を減らしてどっちも座れる席にするのは合理的だ。
それに対してはなんとも思わない。球場の経営努力なので、むしろどんどんやるべきだ。
近鉄バファローズの悲劇を繰り返してはいけない。
贔屓球団のファンが増えたらいいなとは思うけど、それをやるのはファンの仕事ではないのでね。
行きたいときに行きたい球場に行き、好きなごはんを食べて勝敗に喜怒哀楽して帰ってくる。
それがすじこたろうクオリティ。
まあどんな球場の作りが好きかなんて個人差あるだろうし、わたしが良いと思った球場が他の人にとって悪いこともあるんだろう。
ただもしよく聞くマツダスタジアムのビジターパフォーマンス席はひどいという説で来場を躊躇している人は、1回だけでも行ってみてほしい。
行く前はわたしも不安だったけど、行ってみるとぜんぜん良いところだったので!
広島は野球場以外も楽しいのでぜひ!
原爆ドーム、宮島、呉くらいなら公共交通機関でナイターの前にさくっと行ける。ただ原爆ドーム近くの平和記念資料館はえげつないくらい並ぶので時間に余裕を持って行ったほうがいい。
まあ資料館見たほうがいいことはたしかだけど、並ぶ時間がなかったら公園を散歩するだけでも有意義に過ごせる。公園内に資料館とは別に当時の遺構を見れる場所もある。
呉は戦艦が好きな人には刺さる。ささき寿司とモリスのラーメンを食べてほしい。バルバスバウ。
今度行くときは尾道ラーメンを食べたい、そう思っている。
今年は何度か広島に行くので、広島ぜんぶ巡りたいし他の地域のおすすめもあったら教えてほしい。
あと由宇練習場(山口県)も行きたい。
行きたい場所が多すぎる。
おわり。
《おまけ》
チケットの話
いつもカープチケットで買っている。
1枚2100円で注文ごとに送料700円がかかるので、まとめて買ったほうが少しお得かもしれない。
カープチケットは毎年3月頃に1年分のチケットを売り出すので予定がわからなくて買えない、という人もいる。
そして対ヤクルトのチケットはもう8月の分しか残っていない。8月も土曜日はすでに売り切れている。
今年はズムスタでの対ヤクルトかつ金土日の試合が2日程しかないんだよな。
さらにそのひとつは緑の大燕会というヤクルトの燕征イベントなので、毎年売り切れるのが早い。
緑の大燕会でビジパフォ全開放・ユニホーム配布日(今年は12日金曜日)はスワローズクルーから申し込んだほうがいいし、それでも当たらないことがある。
燕征イベントはビジパフォ全開放の日以外もピンバッジがもらえたり、広島行くならついでに3連戦見てしまおうみたいな人も多いのですぐ売り切れる。
でも他はそうでもない、気がする。
今年はもう買ってしまったが、去年は7月くらいに8月と9月後半のチケットを買えた。
日程次第だけど、毎年毎年3月に買わなくていいと思う。
それにマツダスタジアムは絶対どこかで雨天中止になるので、追加の日程が出る。それ狙いでもいいんじゃないか。
もし日程わからないけどとりあえず買っとこう、なら燕征イベント以外は土曜日だけ買っとくのもありだと思う。土曜日がいちばん最初に売り切れるので。
この状況が続けば燕征イベントの週と土曜日だけはビジパフォ全開放とかあるかな。
でも今年の売り切れ方は日程の妙な気もする。
日程次第ではビジパフォはゆっくり買えるのでズムスタへ行こう。
3月の発売日に買わなくても買えるよ。
まったく買えない状況だったらおそらくビジパフォもっと広い。広島カープ球団だってビジターを追い出したいわけじゃなくて、チケットをぜんぶ売りたいだけなんだよ。どこの球団だってそうだ。
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