【エッセイ】泣くのが怖いから、私はアルマゲドンが観れない
予告編でボロ泣きする私はコスパの良い女なのだろうか私はすぐに感動して涙を流す、いわゆる涙腺が弱い女だ。
以前夫と「映画の予告編だけをひたすら流しているカフェバー」みたいなところに行った。札幌の狸小路付近にあったのだが、調べたらもう閉店していた。
席に着くなり私の視線は、デカデカと目の前に鎮座するスクリーンにくぎ付け。薄暗い店内を、スクリーンの中の演者たちが明るく照らしていく。
感動巨編からアニメーション、アクション映画にほのぼのアニマル映画、ミステリーまで、そのバリエー