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【質問箱回答】11/11【蒔かぬ種は生えぬ】
質問箱回答~映画質問裁判~
オボロティガウォックの話
![](https://assets.st-note.com/img/1699625621971-tVx6mnZPpA.png)
質問箱に来た質問から逃げることは出来ないので、せっかくですしやってみましょう。
こんな記事があったので参考にしてみます。
注目したのは以下の文章です。
登場時に3枚ドローできるパワー6000のブロッカー
が1コストで出せてしまうのもすごいことなのですが、注目するべきは『デッキの回転率』です。
ターン開始時のドロー+《オボロカゲロウ》+《ティガウォック》
で合計9枚のカードを1ターンのうちにドローすることができます。
そのすべてを手札に加えられるわけではありませんが、
『相手のデッキに対して有効ではないカードを山札の下に送る』
だけなので、"手札の質"がかなり高くなります。
《オボロカゲロウ》の効果で"不要なカード"を山札の下に送っていくため、公開領域がどんどん広がっていきます。
これにより、6ターン目にはデッキが一周していたなんてこともよくあります。
主にこの2体のコンボを用いてデッキを高速で掘り進め、相手のデッキに対応したメタカードでゲームをコントロールしていくデッキです。
デッキを高速回転させるので、1枚や2枚程度の採用枚数のカードでも手札に加えやすく、デッキの拡張性がかなり高いです。
『すべての環境対面のメタカードを1枚ずつ採用する』
なんてこともできるぐらい、柔軟に対応できます。
デッキを高速で回転させ、リソースと中型のブロッカーを立てながら手札を整え、状況に応じたカードを投げる。どこかで聞き覚えがありませんか?
そう、こいつです。
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というわけでこう!
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つ、強そ〜〜〜。
みみみちゃんに見せたら「オボロティガウォックだ……」って言ってたのでこれは概念的オボロティガウォックです。こういうのでいいよな。
多分今の環境で勝てます。4ジャオウガ、神だし。
とまあ、僕の結論は一旦これなのですが、おそらく質問主さんはそういうことが聞きたいのではないと思います。
オボロカゲロウとティガウォックを使った受け寄りのミッドレンジデッキであるオボロティガウォックをどう組むか。という事だと思うので、今回はそちらにも向き合いました。そのリストがこれです。
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せっかくなので思考の変遷も書いていきます。
まず「今の環境で勝てそう」をアナカラージャオウガに対して勝ち目があるようにする。
という風に解釈しました。というかその一点で組みます。魔導具にも勝ちたいとか言うなよ。 最初は右も左もわからなかったのでよく採用されているオールフォーワンとかエンドジャオウガなんかも試してみましたが、何回か回していくうちに、オボロティガウォックの片鱗が見えてきました。
アナカラージャオウガに対するオボロティガウォックの主張点は、クライマックスジャオウガのハンデスが効かないことと、中盤域からクリーチャーのサイズが大きくなることでフィニッシュターン付近のVTが当たりにくいことにあります。
しかし並んでしまうアーテルゴルギーニや、そもそもの横並びなどはあまり得意ではないことが弱点でした。
ある程度強み弱みがわかったところで、とりあえず組んでみましょう。基盤のオボロティガデドダムハヤブサ墳墓魔天を入れてスタート。
まずは全体除去のVTとオフコースを投入。使用感はオフコースの方が良かったので寄せてもいいかも。でも打点出るし色はVTの方が強い。
黒マナ兼、相手のアーテルゴルギーニに対するカウンターとしてアーテルゴルギーニを投入。
さらに回していると、盾からのSSSやテックが異常に強いことがわかったので枠と色を考えて採用。
ボルカニック基盤とカツキング基盤は足が伸びる分ボルカ基板の方が多分強いんだけど、単面除去やトリガーした時の強さを考えるとあまりに枠効率が悪すぎるのでしぶしぶカツキングへ。
カツキングを入れると剣ダンテラブでフィニッシュパーツが簡略化されるのも嬉しいですね。
一旦ここまで。
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現時点では青黒以外のカラーが欠けていますね。
盾からの受けや、面に残った生き物を捌く能力は上がってきたので、残りはメタカードや蓋をするカード。1枚で勝つフィニッシャーが必要です。探していきましょう。
この基盤だと結局早期のジャオウガはどうしようもないことが多いため、ボンキゴか海底研究所を採用したい。軽さとかテルゴルとの噛み合いとかで悩んで、場持ちの良さから後者を採用。
3枚積むより散らして手札誘発にした方がいいと考えたのでガイアッシュに1枚枠を譲ります。
フィニッシュはエンドジャオウガと悩みましたが、革命チェンジとの相性や緑補完で勝熱英雄へ。
このデッキの革命チェンジ、手札が増えまくるのでカツキングを使わなくても抱えやすいのが意外な発見でした。なので下のドラゴンは問答無用で価値が高い。
ていうか、手札コンボとかハヤブサみたいな手札誘発の受けが強い。ガイアッシュもその一つ。
なので残りはそういうカードが良いなー。と考えていたところ、奴と目が合いました。
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革命チェンジと相性良し。手札誘発の受け札。どこでも腐らない。白緑の補完。マナの色要求を超えられる。VTへの切り返し。要らない対面には流せる。
そしてなにより、「中盤域に面に干渉しながら、後引きしたデドダムやオボロを自然に使える」というのがこのカードの最大の強みです。
オボロティガウォックを使ってわかりましたが、このデッキ、4tとかにオボロティガウォックをした直後のターンが本当に弱い。
手は伸びるものの足は伸びず、手も伸び切ってはいないので、軽めのメタカード+デドダムみたいな動きが強く、いなしながらリソースを確保する。というのが強い動きだと理解しました。
しかし現環境は4tオボロティガを決めても、返しに星域ジャオウガやアーテル2面蘇生。アーテルティガ直割り、ラジオ+VTのなどなど、おおよそこちらのリソースを大きく制限する詰めろが多く襲いかかります。
そんな中、このデッキで悠長にデドダムなんて投げてる場合ではありません。
そこで現れるMMMは使用しなければ手札誘発として構えられ、道中で投げてもリソースを減らさずに面への干渉ができます。
当然、後引きでも強く、絞った打点のリーサルを捌く役割もかなり強い。
もちろん、革命チェンジで手に帰ってくるのも最高。即座に2枚投入。
こいつが見つかったので、相性のいいプチョを投入。
あとなんか余ってたから山札回復枠でステゴロ入れて、とりあえず完成。下記の構築になります。
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さてこれで、脳内では現環境戦えるオボロティガウォックが出来ました。
もちろん脳内構築で質問主様が満足するとは思えません。というわけで、やってみます。
蒔かぬ種は生えぬ
使用:オボロティガウォック
使用理由:安価は絶対なので
R1後○アナカラージャオウガ
相手はエスメルキャディ、4パスでぬるい動き。
クライマックスは走らなそうだったのでデドダム→お清めで足を伸ばす。
返しにデドダムが出てきたので、研究所を張りながらテルゴルで2面除去。
相手はメイデン+テルゴルルック蘇生で3面展開。
手が細くなっていたのでオボロデドダムティガウォック!まあ死なんだろ。というリソース確保。
ここで相手はイケポチャラジオでデドダムボンキゴ+同期!オボロティガの上位互換みたいな動きすんのやめろ!!
って仰々しく叫んだけど、手が回りきってるのでオフコース下打ちでコンシードへ。あとは魔天唱えたりVTで蓋する予定だったけど相手が投了した。まず1勝。
R2後○アナカラージャオウガ
相手エスメルデドダムでジルコン落とし。強すぎだろ。
こちらは後3研究所スタート。
相手がデドダム星域でクライマックスポン置きエンド。研究所のおかげで耐えた〜。
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ガイアッシュ着地。
返しにオボロティガティガ。ここでバスター引いたけど面踏まれるの嫌すぎて一旦ステイ。
返に相手アーテルでティガウォック割ってきてクライマックスパンチ。あ、舐めすぎたか?チェンジバスターした方が良かったかも。
3てーん!
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同期でガイアッシュが返されるもの、面が止まって命が貰えたので、裏でMMMチェンジバスターでデドダム3体踏み倒し。
追記
ここ相手のメガラスバでガイアッシュ踏み倒せた。SSS踏んだ嬉しさで興奮負けするところだったので、皆さんは気をつけてください。
2枚目のMMMを触りに行きながらテルゴル以外除去。
相手ボンキゴVTで蓋をしながらテルゴルパンチ。もちろんMMMキャッチ。
オフコースとテルゴルでVT以外しばいてエンド。
対面ラジオで展開しながら同期を添えてVTパンチ。もちろんMMMキャッチ。みみみちゃんが強すぎる。
ボードにテルゴルとガイアッシュがいる状態でターンが返ってきたので、お清めでカードを戻しながらオボロティガティガで山を底まで掘る。
ガイアッシュチェンジプチョで面しばいてエンド。
相手山5枚。コンシードもあるな〜ってタイミングでテルゴルVTだったので、テルゴル当て返しで顔面スカスカになったところで勝熱英雄投下。チェンジプチョと手にMMMがあるからGS踏んでも勝つなって考えてたら押し切って勝ち。
2-0。よし!
総括
事故ハンの試合拾えたとはいえ、アナジャに後手捲り2回決めてんだからこれで提出する。
改めて質問に答えましょう。
今の環境で勝てそうなオボロティガウォックはこれです。
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魔天よりアーテルゴルギーニ
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環境内で建てたのに、アナジャが全然来なくて切れた。
一日構築なので、改良の余地はたくさんあると思います。そもそも僕のプレイぬるいところたくさんあるし。ぜひこの先を目指してがんばってください。
質問箱
任せな。いつでもなんでもお待ちしています。
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