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ポケモン剣をウニで攻略する日記 #11 「ビート(ファイナルトーナメント)」戦・大決着

対「ギャロップ」のために「つぼをつく」を覚えた「アルテマウニ」であるが、ここでひとつ作戦の立て直しをしておきたい。

まず「サーナイト」との戦いはPP枯渇作戦となるが、「サイコキネシス」「マジカルシャイン」のPPが切れたあとはやりたい放題の時間となる。今回はここで「つぼをつく」を21回使用して、全てのステータスを最高ランクにしてから「ギャロップ」に臨むのだが、これを実際にやったところ、「ギャロップ」どころか「サーナイト」の「わるあがき」が急所に当たって死んでしまったのである!

油断大敵とはこのこと。しっかり「わるあがき」対策もしていかなければ次に向かわせてはくれないようだ。

ここで着目すべきは「やけど」による攻撃力低下である。厳密には物理攻撃のダメージが半減するようで、つまり「ねっとう」で「やけど」にしておけば「わるあがき」のダメージも充分耐えることができるのだ。或は完全にPPが枯渇する前に倒せてしまうかもしれない。相手は特性によってこちらも「やけど」にしてくるが、これは「やけどなおし」で治しておく。

今回、甘いことに具体的な計算を行わずに臨んでしまったのだが、「やけど」が最大HPの1/16ダメージであることを考慮して、「つぼをつく」を21回使いつつ「やけど」で倒す方法もとれるだろう。

本戦では「アルテマウニ」のHPを回復させておく前に「ねっとう」でちょっかいを出してうっかり倒してしまうというgdgd具合だったが、なんとか「やけど」を絡めた作戦で「サーナイト」を倒し、「ギャロップ」と対峙することができた。

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と、その前に経験値についてだが、今まで筆者は経験値の仕様を「相手が〇経験値持っており、それを6体で分配(場に出たやつは多め)」だと思っていた。ところが、「オメガウニ」を生存させたまま「サーナイト」を倒しても、「アルテマウニ」には「オメガウニ」が瀕死の場合と同様に経験値が入ったのである!やれ、こんなことは気にしていればどこかで理解するものだろうが、筆者はすっかり上記の思い込みをしており、経験値を誰に分配するだのしないだのと要らぬ心配をしてしまっていた。

まあ、「極限低レベル」を狙う場合ならいざ知らず、その目標が組み込まれていない本プレイでは、どう考えても全員生存で経験値を貰っておくべきである。

バチンウニ「それはおれの残像だ!」

話を戻そう。ここからは「つぼをつく」で限界までステータスのランクを上げた究極の「アルテマウニ」と「ギャロップ」の激突となる。ここまでステータス上昇を積み上げた状態で、交代の選択肢は無いのだ。

ここでの勝算は「つぼをつく」によって「回避率」が上げられていることにある。話を聞けば、命中率100のわざであっても、「回避率」を高めておけば避けることができるらしい。

その威力は凄まじく、あんなに脅威だった「サイコカッター」を面白いほどに避けることができ、無事「ねっとう」を浴びせることができた。てゆーか「ねっとう」強すぎじゃね?なんでこんな火力あんの?(水だけど)

初撃以降も「アルテマウニ」の驚異の回避力は衰えることなく、結局、「ねっとう」で押し切り、しかも全快状態という完全勝利を掴むことができた。やれ、これまでの2戦は「ゴツゴツメット」だの「やけど」だの「わるあがき」だの、そういうものでダメージを入れていったわけだが、この「ギャロップ」戦は真っ向勝負、持ち前のわざでしっかり決めることができたのである。これ以上の快勝は無いだろう。

決戦・「ブリムオン」

さあ、遂に最後のポケモン「ブリムオン」の登場である。「ビート」は「キョダイマックス」を使うが、こちらは今まで通り「ダイマックス禁止」であり、小さいままの「バチンウニ」で対抗していく。

相手の初撃の「キョダイテンバツ」は「アルテマウニ」の「まもる」で耐えることができたが、HPが減少したまま(「ダイマックス」「キョダイマックス」わざは「まもる」では防ぎきれない)2回目を耐えられる気がせず、かといって「まもる」の連続使用も不安があったので「いいきずぐすり」を使用して全快で次の「ダイサイコ」を迎えた。

ところが、「ダイサイコ」の威力には「とくぼう」を最高ランクにした「アルテマウニ」でも耐えることができず、あっけなく一撃死してしまった。幸い、「オメガウニ」が健在なので、「オメガウニ」に交代したあとは「げんきのかけら」を使い、「キョダイマックス」を凌ぎ切った。

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では、今回の長い長い「ビート」戦のラスボスとも言えるポケモン「ブリムオン」の能力を見ておこう。

ブリムオンLv.53♀ 【エスパー】【フェアリー】

使用技:サイコキネシス・マジカルシャイン・めいそう・マジカルフレイム

内容としてはほぼ「サーナイト」と同じで、あちらの「ねがいごと」の代わりに「マジカルフレイム」が採用されている。

さて、「キョダイマックス」によって「アルテマウニ」が瀕死になってしまったのは想定外であった。いや、「サーナイト」の時といい、「ギャロップ」の時といい、想定できたであろうことを想定してこなかったのである。これは素直に筆者の弱点と言えるだろう。

だが、幸いにもまだ試合は続いている。今からでもできることを考えるしかないが、「必ず先制される上に相手のわざに耐えられるポケモンがいない」という状況は既に経験済みであり、その対処法も同じである。

即ち、「サーナイト」戦と同じ、PP枯渇作戦だ。

所持している「げんきのかけら」は30個以上あり、相手のこうげきわざ全てを合わせた30PPを耐えることができる。また、ごく僅かであるが「まもる」「こらえる」のPPも残っている。

瀕死・交代→「まもる」「こらえる」→「げんきのかけら」→瀕死・交代のループを崩せば負けてしまうので、コマンド選択は慎重にならざるを得ない。一度、「にげる」のコマンドを誤って選択してしまったときはそれだけで肝を冷やしてしまった。

「どうぐ消費最小限」を掲げている以上、この戦法はできればとりたくなかったが、それ以外で勝つ手段が見つからないのだからやらなければならない。60個買っておいた「げんきのかけら」が残り7個になったとき、ようやく相手のこうげきわざのPPを枯渇させることができた。

そしてついに。「ねっとう」で「やけど」を負わせ、「オメガウニ」が「スパーク」を連発して勝つことができた。

プレイ時間約1時間、使用したどうぐは「げんきのかけら」53個、「いいきずぐすり」2個、「やけどなおし」1個。

これにて「バチンウニ2体のみ」「同じわざは2体以上使用禁止」「どくびし禁止」「ダイマックス禁止」「全員レベル1」「どうぐ消費最小限」での「ビート(ファイナルトーナメント)」攻略・完である。やれ、勝てたときの戦闘時間こそ1時間ぽっちだが、ここまでの試行錯誤には多くの時間を費やし、100回近い挑戦(3日かけて攻略したが、最も多い日で1日に42回挑戦している)をしてやっとのことだ。たった1回の勝利のために、数えきれないほどの敗北を味わってしまった。

「ビート」よ、君は本当に強いポケモントレーナーだ…

「ビート」を最大のライバルとして認めたい

この「バチンウニ」縛りの攻略において、最も筆者が熱をあげているのが「ビート」との戦いであることはお察しの通りだ。だが、なぜこれほどまでに彼に惹かれるのだろうか。

そもそもレベル1の「バチンウニ」で挑もうとしたきっかけは、彼があまりに弱く、「ミサイルばり」によってサクサク攻略できてしまったため、より刺激が欲しくなってのことである。

だが、それ以上に面白いのは彼の反応なのだ。結局、どういうポケモンを使ってどう戦おうが台詞は用意されたものしか言わないのだが、激戦の果てに聞くとそれはもう味のある言葉を述べてくれるのである。

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彼が他のライバルと違うのは、初めは主人公や周囲の殆どの人物を舐め切っており、敵対的な行動をとっていた点だ。それに比べて「ホップ」や「マリィ」は最初から仲良しで、緊迫感のある試合など一つもない。

ジムリーダーに至っては少々面倒な人はいるものの基本的には人格者揃いである。

唯一、ストーリー中で何度もぶつかり合い、感情を交わし(主人公は無個性だが)、挫折と再起の両方に立ち会うというドラマを経験するのが「ビート」なのだ。いや、なんか「ホップ」にもそういうことがあったような気はするが、あっちがずっとお試し感覚のバトルで主人公のことを練習相手みたいに思ってたのに対して、「ビート」の感情はデカすぎるから全然違うと思います。

挫折の渦中、ひょんなことからジムリーダーの後継者になってしまうことも、他のライバルとは異なっている。近いのは「マリィ」で、彼女は自分の夢を先決しているが、「ビート」は夢そのものを失ってしまったからこそジムリーダーになる選択ができたとも言える。そういった波乱万丈にはどうしても惹かれてしまうのが人情ではないだろうか。

仲間でも友達でもなく、あくまでライバルとして立ちふさがり続ける因縁の相手。そんなエモさもあり、筆者はすっかり「ビート」がお気に入りのキャラクターになってしまった。

最後になってしまったが、Twitterのフォロワーさんがなんとファンアートを描いてくださったので、サムネイルに使用するとともにここでも紹介させていただく。どうもありがとうございます!

さて、ファイナルトーナメントは仕切り直しとなり、次回からは幾人かのジムリーダー、そしてチャンピオンと戦っていくことになる。最大のライバルを下したと言っても「バチンウニ」の戦いは終わらないのだ。クライマックスに向けて再びメインの「バチンウニ」たちを鍛え、最高のバトルをしていきたい。

今回はここまで。ありがとうございました。

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