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百日紅の終

真夏の象徴のような鮮やかな紅色の花びらが散り、まるんとした種が変わりに枝先を賑わせている。季節は秋分を巡り中。予報ではまだしばらく残暑が続く見通しで、見上げた空に夏の余韻を感じている。

そんな長閑な日々是好日を楽しめれば良いけれど、ニュースはまだ相変わらず世界を厚い雲が覆っている。コロナは少しずつ終息へ向かい始めている、ロシアウクライナ紛争は人員の消耗戦の様相、物価は高止まりせず米国金利が世界の経済の不安定化はしばらくは続きそう、欧州は経済的には資源や物価が厳しそうだ。一つひとつ、今、時軸のどの辺りかを仮定して状況を俯瞰する。
欧州は既にコロナより政権にコトが移っている。今日は英国に続きイタリアで女性首相が誕生。連鎖は続き、欧州連合は女性のリーダーシップが経済すら変えてゆく可能性を感じる。女性の方が暮らしには精通して互いの理解を促進できる。が、女性目線に偏ると違う意味での問題を引き起こさないとも限らない。米国はインフレが実際に厳しく、若い世代の大学授業料、家賃等の負担が成長を脅かしている様子。資源も食糧も輸出に事欠かない大陸圏なのに、何故物価が高止まりしないのだろう?FRBは何よりも物価安定の為に強気に利上げを継続すると宣言。これが市場経済にどう反映されるのか。
さて、ところで日本は間近に国葬を控えている。
また、昨日は世界に向けて岸田総理が“日本に投資を”と新しい資本主義をアピール。問題は、それらが国民に広く浸透し理解を得たことがどうか?支持率は下降中、世界も日本は内外が分離していることを注視している様子。

まぁ、あれこれ心配しても仕方がない。
長期目線で希望を失わないよいに日々を暮らすのみだ(そんな身分でしかない)。

今年のスッキリした秋晴れは短い予報。しばらく残暑が続いた後、10月末には木枯らしが吹くという。今から冬支度に備えましょうか。

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