でもやっぱり、日本のママって大変じゃない?
何が?って、「そんなに大変かよ!」って斜に構えた目線で言う人がいるところが...。
海外に暮らしてて思う。なんだか日本のそういうとこだけは、ちょっと嫌なところだなって。
「人様にご迷惑をおかけしないように」
って言葉、凄く好き。これこそが日本人の美徳だと思う。
でも私は特に"人様"って部分が好き。
どの立場でも周りの人を"人様"って思いたい。
そう思うと、この「迷惑をかけないように」って部分は、赤の他人に強要する言葉じゃ無くて、一人一人が心の中に持っていればそれで良いと思う。
その上で、周りの"人様"には、暖かい心を傾けなきゃ。
育児、大変だよ。
何かの都合で満員電車に乗らなきゃいけなくなった時の事を想像すると本当に恐ろしいよ。
いつスイッチが入るか分からないイカれたスピーカー抱えて敵地に乗り込む気分だと思うよ。
「どうか、人様にご迷惑をかけずに済みますように」って願掛けしながら乗り込むんだよ、きっと。
そういう気持ち、想像しようよ。
何らかの事情で疲れて座っていたい人にわざわざ席を譲れってことじゃない。
「大丈夫だよ、子供が少し騒いでも仕方ないよ、ここにいて良いよ」
って、そういう雰囲気だけでも出そうよ。
私が住んでる国では、小さな子供を抱えて電車に乗り込むと、必ず誰かがにっこり笑ってスッと席を立つ。
それはもう穏やかな顔で。
元来、親切は気持ちの良いもので、相手を笑顔にして、さらに自分の心を豊かにしてくれる。言うなら、それを見た周りの人まで笑顔に出来るはず。
それこそ、周りの人を"人様"と呼ぶ日本人の心なんじゃないだろうか。
反対に、電車に乗り込んだ子連れママに、舌打ちする顔はどんなだろう。された人はどんな気持ちになるだろう。それを見た人は...。
なんだかこれは違うよね。
ママも同じ。
満員電車に乗ってる人は皆疲れてる。
人様に不快な思いをさせないような精一杯の配慮は必要だよね。
みんな頑張り過ぎなんだ。
そしてそれこそが日本の社会のまだ少し未熟なところだとも思う。
サラリーマンも頑張り過ぎ。
ギリギリまで頑張っちゃうから、周りの人の大変さにまで心を砕けなくなっちゃう。
空気を読めってどこの空気を読まなきゃいけないのか?誰のご機嫌を取るのか。
偉い立場の人も周りの部下を"人様"として見てるかな。
たまたま与えられた立場でそうだけど、周りで働く人はみんな大切な"人様"だ。
みんな必死で働いてる。かける言葉、大切だよ。
我慢強い日本人。武士道精神は今なお受け継がれてると思う。例外はいるかもしれないけど、みんなそれぞれに精一杯、頑張ってるの。
そう信じようよ。
これがこの人の精一杯なんだって思えば、見方は変わってくる。
人を人様として、大切に思えば、「あ、この人、今大変なんだな」って気付くことが出来ると思うの。
日本は平和で安全な国。
それは大部分の人のモラルが高くて、我慢強いから。
だから信じよう。
『となりにいる人は、今頑張っている。人様にご迷惑をおかけしないよう精一杯なんだ。だから私も...』って思おう。
まずはそこからなんじゃないのかな。
みんながみんなそう思えば、世界は変わってくるんじゃないかな?
どうだろう。
乱文で伝わり辛くすみません。
読んで頂けてニュアンスだけでも感じて頂けたら嬉しいです。
すいこ
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