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夢の中の満月

私が小学生の頃に見た夢の話です。

目の前には草原と大きな満月
今まで見たことの無い、大っきな満月

紺碧の空は
昼なのか夜なのか わからない色

澄んでいてキレイだ

その空に
赤褐色の扉が現れた
どこか外国のお城の扉のような金属製の扉

「あれは何?」と聞くと

「地球への扉」
と白髪の老人が教えてくれた、そして
「お前はあの扉を通って行くんだよ」
そう言った

「行きたくない」と答えた

老人は
「お前より先に、〇〇〇〇が行っている。地球では〇〇〇〇〇〇〇〇という名になっている」
と言う

〇〇〇〇はすごい人だ
叡智の人だ
彼に比べたら、私はあまりに未熟で物知らずで
彼が地球へ修行に行ってるのに、私がここで安穏としているなんて有り得ない

そう思った

仕方なく、その扉をくぐる事にした

扉へ向かって飛んでゆくと
扉は重そうに片方だけ開いた

飛んでいってわかったが
その扉はとんでもなく大きかった

そして その扉をくぐる瞬間に


私の夢は終わった…
私は現実の布団の中にいた

不思議な夢を見たなぁ〜と思った

それからどのくらい経っただろう

社会の授業中、教科書を見ていたら
〇〇〇〇〇〇〇〇
という名があった

びっくりした、とにかくびっくりした
あまりに驚いて挙動不審になったようで、先生に注意された

そして、教科書を読んで感動した
「あぁ、本当にすごい人だ。地球でもこんなすごいことをしている…」

さらに痛感した
「私には出来ないことだ」

小学校の社会の授業中に
こんな風に心を打ち砕かれている生徒がいるとは
先生も同級生も、誰も想像してなかっただろう

あの扉をくぐる前よりも
自分の未熟さと弱さを痛感した

あの場所が何なのか、あの扉が何なのか
ちっともわからない

でも、あの美しい紺碧の空と大きな満月を忘れることはないだろう



新しい目標は、他店で購入されたブレスレットのメンテナンスもできる店になること。商売的には難しいことですが、それがちょっとでも「山を守る」ことになれば…