真っ白な手帳
2022年の手帳。
来年はどんな手帳にしようか…雑貨店や本屋などで色んな手帳を見るのは師走の楽しみ。
レフィル式で革製のものを使い続けていた時期もあった。目標やToDoリストを書く、頑張るぞ~的な手帳を使っていた時期もあった。
最近はとことん薄くて軽いものがいい。
中年ど真ん中のおばさんには、手帳一冊の重さすら、しんどい~と感じさせる。
そうすると、見て楽しい手帳よりも、いかに無駄なスペースのない手帳か?が大切。
「来年はどんな年になるだろう?」
「これだけスペースあれば大丈夫かな?」
「色はどうしようかなー?柄は?」
選ぶ意識はすでに2022年に飛んでいる。
ある手帳を手にとってパラパラと見た。
今年の手帳も同じメーカーだ。ちょっと気分を変えようかと思ってたんたけど…
その一冊を手にしたら、もう他の手帳への興味が消えた。
「これにしよう」
それは真っ白な手帳。
そして月曜日始まり。
手帳は日曜始まりの方が圧倒的に多い。今使っているのもそう。けれど、来年は月曜始まりが良いらしい、私の場合。
カフェに行って、すでに決まっている来年の予定を書き写すことにした。
だが、ちっとも書く気にならない。
真っ白な手帳を見ながら、シフォンケーキとコーヒーばかりが進む…
シフォンケーキがあと一口になってしまったところで、
「いやいや、ケーキ食べに来たんじゃないんだから~」
と書き始めた。
2022年1月1日の欄に書く。
「休み」
そう、仕事は休み…私は自分の店の休みをいちいち手帳に書く。そうしないと休まないから。店休日でも、しょっちゅう出勤して石仕事や経理や雑用をしている。
その時に気がついた。
「あ、私も結構疲れてるんだ…」
月曜日は定休日。月曜始まりの手帳は、一週間が休みから始まることになる。
今までの忙しい日曜始まりの手帳とは、見た瞬間の感覚が変わるに違いない。
キャラメルナッツ・シフォンケーキが予想以上に美味しかっただけじゃない。真っ白な手帳を見ていた理由は。
2022年はもう少し余裕のある経営が出来るようになろう。いつまでも体力を当てにしていてはダメだしね。
このサイズの手帳で済んでいるのも、あと数年かもしれない。いや、忙しくなるからじゃなくて、老眼のせいでね…。
新しい目標は、他店で購入されたブレスレットのメンテナンスもできる店になること。商売的には難しいことですが、それがちょっとでも「山を守る」ことになれば…