見出し画像

石読み日記番外編~Czスピリチュアル~

今日は番外編でテラヘルツ鉱石の話。かなりマニアック路線ですが、楽しく書いちゃおう(^-^)


先月、お試し用にテラヘルツ鉱石を仕入れました。テラヘルツ鉱石は人工的に作られた石です。その存在を知ったのは何年前だったろう…
もう思い出せん、くらい前です。見せてくれた石屋さんが
「人工石だよ」
と教えてくれました。以来、特に興味も湧かず、ずっとスルー状態。

そういえば、石=天然と思っている人も多いようですが、そんなことはありません。テラヘルツ鉱石に限らず、世の中に人工的に作られた石はいっぱいあります。例えば磁石。砥石もお手頃価格のものは合成石ですし、建材なら合成大理石もポピュラーです。もちろん、宝石類の合成品もありますね。

若い頃、職場には超硬工具部門があったので、工具用の合成ダイアモンドを見る機会がありました。

「ほら、これが合成ダイアモンドだよ」

と、無造作にバラバラと出されたダイアモンドは、けっこう黄色くて、ジュエリーのダイアモンドとは明らかに違う。
キラキラした石が出てくるのかな~、と期待していたので少々ガッカリしていると

「工業用はこんなもんだよ、これでも高いんだぞ!」

と言われました。確かに、ただキラキラ輝いて綺麗な石なら、合成石のキュービックジルコニアの方が安いし綺麗。
でも、現場で必要とされてるのは岩盤を掘削できる硬度。キラキラ度はどうでもいい、硬度至上主義( ̄ー ̄)b

品質まばらな天然ものより、価格を含め品質の安定した合成ダイアモンドがいい。いや、そもそも合成ダイアモンドが作れるようになったから、どでかい岩盤掘削機も作れるようになったのかもしれない。
工業分野において、合成石は無くてはならぬ素材なんですよね。天然石に頼っていたら不可能なこともあるんです。

おっと、話がどんどん逸れている(  ̄- ̄)

主題のテラヘルツ鉱石に戻ります。
ある時、何かのキッカケでテラヘルツ鉱石がシリコンだと知りました。

!Σ( ̄□ ̄;)え?シリコン?
鉄じゃないんだ…
あ!あれか?( ゚Д゚)!

私の頭の中では、テラヘルツ鉱石の見た目がヘマタイトに似てるので、てっきり鉄が主成分だと思い込んでいた。ギベオン(鉄隕石)の模造品もあるし、「人工石」だと聞いた瞬間に、そういう良からぬものと結びつけていたのかもしれません。

そして思い出したのが、またまた若かりし頃のこと。
会社の廊下に展示してあったシリコン単結晶とシリコンウエハーを。
興味は無いけど毎日のように見てましたからね、イヤでも思い出せます、高純度シリコンのインゴッド。

(  ̄- ̄)あぁ、そっくりだったわ。
高純度シリコンとテラヘルツ鉱石。

人工石という言葉への偏見とテラヘルツ鉱石というカッコ良すぎるネーミングの魔力か?
あんなによく見ていたシリコンと全く繋がらなかったとは~(;^∀^)

そうだ、当時はシリコンと聞いて
「豊胸手術に使うアレですか?」
と勘違いされることもあったなぁ。

(^_^;)いえいえ、それはシリコーン(樹脂)。シリコンはシリカ、ケイ素です…

あまりに縁遠い世界のものと混同されてしまうので、他の名前があればいいのにね~なんて思ったっけ………

初めて仕入れたテラヘルツ鉱石を見ながら、そんなン十年前のことを思い出す。

( ・ω・)そういえば
高純度シリコンときたら、石英るつぼもお友達じゃない?
さすがに名前を忘れていたのでググってみると簡単に見つかった

Cz法って名前だったか~( ´∀`)

Cz法は高純度シリコンの製造方法で、石英るつぼ内で原料のケイ素を溶解し、結晶化させながら引き上げていく方法です。確かあの頃はシックスナイン位だったような…(かなりうろ覚え)

今はFZ法という方法で、石英るつぼは使わず、純度はイレブンナインまで到達しているらしい。

( ´-ω-)そうなのか~、今は石英るつぼ使わないんだ。なんかちょっと寂しい。
廃棄前の石英るつぼを鳴らして遊ぶような、そんな時代は終わったのね…

( ゚A゚ )!!はっ!
そういえば、石英るつぼってクリスタルボウルじゃん。初めて白いクリスタルボウルを見た時に

( ; ゚Д゚)え?な、なんでこんなスピ的なお店に石英るつぼがあるの???

と??が飛びまくって、お店の人に

( ゚Å゚;)これって、石英るつぼですよね?!

と聞いてみたら、今度はお店の人の方が??を飛ばし、この人何を言ってるの?って感じだった。

そうそう、Cz法で使う石英るつぼの大きさはちょうどクリスタルボウル(C~F位)と同じくらいのサイズだったんです。それで私にはクリスタルボウル=石英るつぼ、にしか見えなかった。鳴らして良い音がするのも石英るつぼと一緒だし。

…スピ系の店員さんに確認しようとしたのが間違いだったんだな。


そして(  ̄ー ̄)
高純度シリコンを調べていたら、実際に結晶の切れ端をテラヘルツ鉱石として販売しているメーカーを見つけました。

いやぁ、驚くわ~!
高純度シリコン単結晶と石英るつぼが、今じゃテラヘルツ鉱石とクリスタルボウルですよ。

令和の時代に合わせたら、テラヘルツ鉱石とクリスタルボウルの組み合わせは
「シン・Cz」
って呼んでもいいんじゃな~い?
カッコいいんじゃなーい?(*゚ー^)



※ご注意(^.^)
テラヘルツ鉱石の効果云々についてはわかりません。当たり前ですが、半導体部品ですから、テラヘルツ波を含め電磁波を発振する性質があるとは思えません。
逆に、高純度シリコンのテラヘルツ波透過性は研究開発機関が公開している資料で確認しました。
なので、現時点にはテラヘルツ波を通すけど発しない合成石だと判断しています。

ここから先は

0字

新しい目標は、他店で購入されたブレスレットのメンテナンスもできる店になること。商売的には難しいことですが、それがちょっとでも「山を守る」ことになれば…