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冷感シャンプーが好きだ。

夏になると冷感シャンプー、冷感ボディーソープのたぐいを買っちゃうよね、と前にツイートしたとき、共感してくれるかたが複数名いた。

なんとなく、あのスーッとした湯上がりの感じを味わうのが、夏の定番、むしろ夏の義務、みたいに思っているところがある。
ちょっと足の指の間とかに「流し残し」みたいなのがあると、さらによい。

小学生くらいのときに、シーブリーズを使って、夏休み毎日楽しかった、みたいな時期があった気がする。プールから帰ってきて、クーラーつけて、シャワーをあびて。シーブリーズで流す。出てくる頃には部屋が冷えていて、冷凍庫から「みぞれ」を出して食べる。大して面白くもない、でも、普段は学校に行ってて絶対に見られない番組(笑っていいともとか、お昼のニュースとか)眺めて、なんとなく眠たくなって昼寝する、そんな日々への憧憬のようなものが、冷感ボディーソープには詰まっている。

夏休みの昼はひとりの時間で、何時間も本を読んだり工作をしたり、寝たり、特別放送アニメフェアのアニメを見たりして過ごした。
お小遣いで普段買わないチョコ菓子を買ったりとかして、駄菓子屋でパチパチキャンディ(粉つけるやつ)買ったりとかしていた。気がする。
児童館に行って漫画を読み漁ったりもしていた気がする。

なんか、まぁ、冷静に考えればそんなのごく僅かな時間、だったのだろうけど、それがやたらと長く感じた。夏休みってそういうもんだ。

 だがキミ! 夏休みよ
 もう一度 もどってこないかな
 忘れものをとりにさ

(高田敏子/忘れ物)

あの皮膚感覚は、タイムマシンだ。

そんな感じです。
たからものがたくさんあることは、良きことよ。

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