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スイカの忘備録 牌譜検討 リーチ編0(前書き)#13


【なんでこんなNote書こうと思ったの?】

麻雀を本格的に勉強し始めて1年半くらい経ちました。
教本であったり、麻雀の解説動画では「現代麻雀において、リーチは積極的に打とう!!」というのが主流だと言われています。
かく言う私もあまり鳴きは多用せず、積極的に先制リーチを打って周りを押さえつけながら一発や裏ドラといった偶発役で点数モリモリ!みたいな麻雀を心がけてきました。
ところが玉の間に入ったあたりから、先制リーチは打つものの、周りに対応されて思うように和了できなかったり、他家から追いつかれて逃げられずに放銃…みたいな場面が増えてきました。
(まあ同卓する打ち手のレベルが上がってきてるから当然と言えば当然です)
また他家の手組が速くなっている分、先制されて追っかけリーチを打つかどうか迷う場面も増えました。

直近300戦の統計です。

玉の間の先制率/リーチ巡目の平均が80.35%/9.552巡目に対して、私は84.28%/9.268巡目と玉の間でも上位20%くらいに入るスタッツとなっています。
一方で先制率が高い分、メチャクチャ追っかけられます。

追っかけられ率が上位5%!?

先制リーチは偉い!の元で育ってきた私は「なんで先制リーチにオリないんだよ(#^ω^)」とよく思っていましたし、一発で当たり牌を掴まされた時はもう煮えスイカになってました(# ゚Д゚)。

とは言いつつ、怒りと溜めて煮えているだけでは玉の間を勝ち越していけないというのも事実です。

確かに先制リーチは偉い!は現代麻雀の基本的なセオリーだというのは重々分かってはいるつもりですが、玉の間ではリーチには基本的にちゃんと対応されて出アガリ率が下がるので、ダマを選択する方が良い場面も増えてくるとも言われています。
さらには場況や点数状況、巡目、他家の仕掛け、他家の河の速さなどリーチ/ダマの選択に影響を与えてくる要素はたくさんあります。
また一度聴牌外しをして、もっと高打点であったり、良い待ちに手を改造する場面もあります。
もしかすると、聴牌を取らずに手を崩してオリてしまった方が良い状況もあると思ってます。

そこで実際に打っている中でしばしば直面するリーチ判断について、自分の牌譜を検証してリーチ判断の精度・確度を高めていこうと考えて、このNoteを書こうと思いました。

【そもそも良いリーチって何?】

リーチ判断について考えていく前に、「良いリーチとはなんなのか?」をある程度定義しておかなければ議論になりません。
今回は有名麻雀Vtuberの千羽黒乃先生の著書「千羽黒乃の強くなる麻雀」から引用させて頂きます。


強いリーチの3条件!それは「早さ・打点・待ち」

  • 他家から攻撃が入る前なら早いリーチ

  • 「リャンメン以上・もしくは字牌待ち」なら良い待ち

  • 打点は「リーチ+2飜以上」

上記2つ以上を満たしていれば強いリーチと言えます

また同著書の中には、「ドラ1あれば基本はリーチ」とも書かれています。


それじゃあ早速見ていきましょう。

【牌譜】

【東3局2本場】

9巡目で1-4m聴牌

【対局中の判断】
トップ目の下家とは25000点差離れており、下3人が団子状態。
供託が1600点落ちているので、拾いに行って団子状態の他家との差を広げたい。
ダマにも取れるが、平和のみで打点が低く、リーチすれば1000点の手が、偶発役込みで8000点まで伸びる可能性がある。
ただし待ち牌の1-4mが既に3枚切れ。
リーチ

【Mortal君の判断】

圧倒的にリーチ優位

Mortal君も巡目が速いこと、先制リーチであること、枚数が少し減っているとはいえ端に近い待ちがまだ残っている為か、リーチ推奨のようです。

【東4局】

12巡目で5-8mか7m8sのシャボの選択

【対局中の判断】
相変わらずトップ目の下家とは20000点離れており、下3人が団子状態。
ダマにも取れるが、タンヤオドラ1(+平和)と2000~3900の手だが、リーチをかけると8000点まで打点上昇する可能性がある。
⇒平和が付き、かつ待ちも両面になるメンタンピンドラ1の5-8待ちでリーチ

【Mortal君の判断】

圧倒的にダマ有利

Mortal君も5-8mの両面には構えるものの、巡目が深い為かダマを選択。
イメージ的には捨て牌2段目中盤位からはダマ優位になってくる傾向にある。
打点も低く、待ちも少ないシャボ待ちはリーチ以上に候補に挙がっていない。

【南1局1本場】

10巡目でペン3mの追っかけリーチ?

【対局中の判断】
相変わらずトップ目の下家とは15000点離れており、下3人が団子状態。
今度はこれまでと違って南場に突入しているので、悠長にオリているとラスの可能性が高くなってくる。
自分の手牌はドラ3あるものの、待ちはペン3mで打点はあるものの待ちが悪いのがネックとなり判断を迷わせる。
⇒ここでドラ3和了できれば残りの局を優位に進められる、かつ親の6mの片スジだからほんの若干出アガリしやすくなっているかもと思い、リーチ!

【Mortal君の判断】

聴牌は取るけどダマ優位

あくまでノーガードで下家と捲り合いをするには、待ち牌の分が悪いということでヒョッコリツモだけ期待してのダマテンだと思われる。
おそらく危険牌が来たら、オリに転ずると思われる。

こんな感じで実戦での判断とAIの判断を比較して検討していくNoteを定期的に書いていこうと思いますので、興味がある方は是非ご一読の程よろしくお願いします。
もし面白い取り組みじゃん、一緒にやりたい!という方がいらしたら是非お声がけください!一緒に雀力向上できる仲間が欲しいです((´∀`*))

【普段の配信活動】

配信者始めた当初はゲーム実況動画の投稿を行っていましたが、最近は麻雀にドはまりして、動画作成は一旦中止して、時々Youtubeで段位戦配信をしたり、参加させてもらっているリーグの試合の自視点配信やチームでの応援配信を行っております。
チャンネル登録、Xのフォロー等よろしくお願いします。
またNoteに書いてあることちょっと違くない?と思ったら、南瓜スイカにご一報下さい。私自身の雀力はまだまだ未熟ですので、ぜひ自分に足りない着眼点があれば教えて頂きたいです。

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