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おはよう
毎朝、私よりも30分くらい後に起きてくる高3の娘。
いつからだろう、私とほとんど会話しなくなったのは・・・。
多分、中学生になった頃からだろうか?
それでも、私は毎朝、娘に「おはよう!」と声を掛ける。
勿論、返事はかえってこない。
そういう日々を何日過ごしただろう。
このやりとりは、私にとっては毎日のルーティーンだ。
注意すれば良いのに?
そういう意見もあるだろう。
私には、もう一人息子がいる。
もし、息子が同じ様な態度を取れば、私は直ぐに注意するだろう。
なぜ、息子には注意して、娘には注意しないの?
何故なら、私は女子になったことがないからだ。
息子になった経験はあるが、娘になった経験がない。
だから、娘の気持ちは分からない。
娘にとって、父親とはどういう存在なのか?
私にはさっぱり分からない。
だから、私は見守ることに決めたのだ。
今朝も娘が起きてきた。
毎朝の様に「おはよう!」と声を掛けた。
勿論、返事は返ってこない。
でも、今朝は少し違っていた。
娘の口元が何やら「モゴモゴ」動いていた。
何を言っているのか聞き取れないが、私のあいさつに反応したのだろうか?
私は、いつもより幸せな気分で家を出た。
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