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3月11日(月曜)高円寺パンディット。『水道橋博士とYOUNG MAN』のランジャタイ&マッハスピード豪速球とのライブ。全員、オフィス北野。からの沖縄料理「抱瓶」からの鷺ノ宮ガールズBAR。

6時起床。

すぐに体温を計る。
平熱でホッとする。

ランジャタイのYouTubeを見続ける。

『太田上田』も『ニューヨーク』番組
のゲスト出演も面白いし、
『鬼越トマホーク』のYouTubeランジャタイ、
ひとりひとり別々の対談も最高!!
感動した!!

国崎くんの回は
学生時代からの
笑いだけが得意科目だった、
明石家さんま的な天才性が伺える。

東野幸治さんからの教えも素晴らしい。

そして伊藤くんの回には
個人的には打ちのめされた。

お笑いの持つ他に比類なきジャンルの特性、
お笑いこそが「負けることがない」
職業であること。
そして、人生のルサンチマンと
青春の救済のすべて語られている!!

二人だけでネタを作り、
二人だけで鑑賞会のライブの話は、
オードリーの若き日より、
さらに拗らせたお笑いの青春を彷彿させるし、
その話に共感出来る鬼越トマホーク
にもシンパシーが感じざるを得ない。

ランジャタイへの感情は、

国崎くんは自分にはなれないひとで眩しい。
伊藤くんは自分を見ているようで愛おしい。

この一週間のプロファイリングの結論。

しかし、これだけ最近のYouTubeだと
今日の観客(大半がランジャタイファンだから、
このYouTubeをチェック済み)
に対し、これと同じ話をするわけにはいかない。

今日の初カラミではオーソドックスな
聞き手役やすべて捨ててやる。

作戦を考える。

ふたりはスキンヘッドをよくやっている。
ボクもスキンヘッドとカツラネタは、
かつては常習犯だ。

そして彼らは、事前に、
無意味に人物像、写真などを『仕込む』
ネタをするのが大好きだ。
(有名なのは巨人師匠とのくだり)

ダウンタウンの
ガキ使の七変化で
丸坊主になったばかりの
国ちゃんに対抗することにする。

散髪屋さんへ。
「この間、切られたばかりなのに、
坊主にするんですか?」と言われながら、
久々に丸坊主に。

11時、阿佐ヶ谷の古着屋さんを廻って、
国ちゃんと同じ、黄色のジャージを探すが、
結局、見つからず。

代替案として、
たけし軍団缶バッチを貼り付けるコートを購入。


何時もの帽子に
岡本太郎風の実は麻生太郎缶バッチもつける。



これはネタバラシをしなかった

丸坊主を隠すバンダナはたけしさん。

つまりは、オフィス北野を扮装で再現。

倉庫部屋でお手伝いの山中さんと、
松本人志さんの資料を探す(これは別件の原稿仕事用)

ナンシー関さん、みうらじゅんさんを中心に。

変装免許証事件のパネルも準備。
ボクのファンには御馴染みだが、
ランジャタイのファンの若い娘は
この事件を知らないからだ。

まず目の前の客に受けたい。これは芸人の基本だ。

14時、ボクのライブで裏方として、
写真、映像を仕切る、原田専門家が来宅。

今回は写真の枚数が少ないが、
予備に女装時代の写真をいろいろと入れておく。

伊藤くんは、時々、本当に女の子として、
カツラを付けているという話に対抗して(笑)


結局、つかわず。

原田くんが、ランジャタイが富山と鳥取のコンビであることから、
水木しげると藤子・F・不二雄の産地という指摘も。
(結局、この話も使わなかったな)

携帯のなかにPASMOが入る。
これは念願だったことが、やっと出来た。

倉庫部屋の山中さんを、
ピックアップして、
免許証ネタのパネルや本の山を鞄につめて、
大荷物でタクシーに乗り、
18時過ぎに会場入り。

マッハスピード豪速球の
さかまきくんが一人だけ会場に。

さかまきくんを誘って小杉湯へ。

小杉湯の手前のお店のガチャガチャに、
『夢グループ』ののガチャがあったのだが、
本日は閉店していた。

これはギャラを手渡しする際のポチ袋として。
全員分が欲しかったから。

ガチャガチャの専門店『カプセル薬局』で、
ガッチャマンのガチャガチを探したが、
無かった。

たけし軍団缶バッチを購入。

一応補填しておく。
もうこの缶バッチは、この店にしか置いてないはず。

愛知県からこの日のために上京してきた
ファンの方に話しかけられ、そのまま買い物へ。

ガッチャマンではなく、
マジンガーZがあったので、これも購入。

正直、それほど好きでもないが。

高円寺のこの店、品揃えが最高!!

戻ってきたら、
パンディッドの前が大行列。
若い女の子が詰めかけている。

みんなランジャタイのファンだ。

こんなことは初めてのこと。

マッハスピード豪速球とランジャタイの4人は、
控室として使っている別のマンションへ。


ボクはひとり居残り、
この若い子だらけの前で前説をやるが、
うんともすんとも言わない。

映っても良いひとだけの条件で
客席の写真も撮る。超満員だ。

とにかくボクはいろいろなものを
仕込みすぎなので、
服が幾重にも着ていて、
パンパンになっていて、
熱いのなんのって……。

ランジャタイとは一度も顔合わせをしないまま、
舞台の上がファーストコンタクトに。

ランジャタイが会場に入ってきた瞬間、
黄色い悲鳴があがる。

最初のうちは汗が流れ落ちて、
目が虚ろになりながら。

イリュージョンの◯◯◯◯は
双子と喋っているのは、
声が聞こえていなかったからだ。

「クリーピーナッツ」が
「びっくりピーナッツ」と聞こえていたり、
相当にやらかしている。
「トング」が「トンガ」になっていたり。

まさに『老いるショック』回。
つまり真正のボケが、
お笑いのボケとなって、
笑われている。

芸人として理想的な老い方だ。

途中から次々と脱いでいく。

そして、最後に紹介した尿瓶の話。

ラ・コボレーヌと発音しているが、
本当は、コ・ボレーヌだ。

誰もが思い浮かべることが出来なかった、
高田延彦さんから貰った「アフリカの呪術師の棒」




途中からつぎつぎと仕込みネタを出し続け、
最後は誰も気がついていなかった丸坊主姿を披露する。

3時間、若い娘に受け続けて大満足。

最後は写真撮影タイム。



居残り延長で20分ほど未配信のトーク。

そしてマッハスピード豪速球と3人で、
物販、サイン会もこなす。

終了後の楽屋の風景。

沖縄料理の「抱瓶」で打ち上げ。

ここでは誰もボケない。

ボクも、今日の仕込みネタを
打ち上げで全部披露して、
「なんで本番でやらないんですか?」
というボケを計画中だったことを
打ち明ける。

国ちゃん「それが一番お笑いですね!」と。

本番では触れなかった、
深見千三郎師匠の墓参りの話とか盛り上がる。
そして二人は殿とはまだ
正式にお会いしていないとのこと。

すべてオフィス北野の流れにあることだ。

「なんでそのイイ話を本番でやらないんですか?」
と原田専門家。

「だって、イイ話は恥ずかしいじゃないですか」
とボク言うと皆が共感。

しかし、ボクの場合は涙脆いから出来ないだけだ。

沖縄料理は数々あれど、
「抱瓶」はトップクラスだと思う。

食レポは嫌いだが、
食は大好きだという国ちゃん。

明日が朝4時起きの国ちゃんと
山中さんは終電で帰る。

ここまで国ちゃんが付き合ってくれて
ありがとう。

居残った伊藤くんとボクは熱い話。
文学の話。
将来の夢の話は実現できたら素晴らしい。
お笑いの最強説。

「なんで、こんなイイ話を、
本番でやらないんですか?」と原田くん。

その後、鷺ノ宮へタクシーで戻って、
原田専門家とふたりでガールズバーへ。
前回の呼び込みのボーイズがお休みで、
仕方なく(笑)ガールズともお話。

いつの間にか延長一回していて、
4時50分に帰宅。

倉庫から、松本人志さんの関連本を持ち帰ったので、
うーむ、寝る場所がない。

6時頃に就寝。
明日は充電日だ。

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